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2017-06-15

【新入荷】2017年6月 その3

非常に、そりゃもう非常に重い案件に強引に方を付けまして、心も軽くなったけど財布はもっと軽くなったオータです。その内容を公にするのは1年後くらいでしょうか…世界が唖然とするかも?というくらいのネタでして…。そしてこの案件以外にも、いくつか大きな話がまとまりつつあります…こちらも十分に驚いていただけると思いますので、楽しみにしていてくださいね!!

と、ここからはイタリアへ向かう機上で書き始めます。ミラノに着くまでに書き終わると良いのですが…道中書くのは基本不可能ですので頑張りたいと思います!
それでは6月の新入荷案内の第3弾いきます!

シチリアラ カラブレッタからは新しいワインを2種類ご紹介です!

まずは彼らのフラッグシップ的ワインで元々はエトナ ロッソを名乗っていたヴィーニェ ヴェッキエ2006

カラブレッタが元々所有していた、カルデラーラ地区に点在する高樹齢の区画のネレッロを長期間大樽で寝かせたワインです。ちゃんと熟成させてからリリースされるワインとしては、トリンケーロのロッソ デル ノーチェと並んで、もはや意味がわからないレベルのコストパフォーマンスがあるのではないでしょうか。

最近とある理由で気が大きくなり、きっちり熟成したワインを開ける機会が多いのですが、やはり若い時分とは全然レベルの違う表現力、広がり、余韻を備えているんですよね。そんなところもヒトとよく似てるなぁと思います。ラディコンのワインなども含め、造り手がしっかりと寝かせてくれたワインに対して、もっと僕たちはありがたみを感じてもいいような気がします。今やスペースと時間こそが莫大なコストとなる時代な訳ですし…。たくさん入荷しておりますので、心置き無くガンガン飲んじゃってください!

今回初入荷のワイン、リトルAは2004年にフェウド ディ メッツォ地区の標高の低い地域に購入した小さな区画のブドウを単一で醸造したものになります。

樹齢は40-60年で、ネレッロ マスカレーゼが大半を占め、ほんの少しだけネレッロ カップッチョが植わっているそうです。土地がより痩せているからなのか、非常にエレガントなワインを産する畑との事。2014ヴィンテージマグナムのみの入荷。リトルA(フェウド ディ メッツォ)、ヴィーニェ ヴェッキエ(カルデラーラ)、ノンナ コンチェッタ(ポルカリア)、コントラーダ チェンテナーリ(ソリッキアータ)を水平テイスティングしてもらうと、人によって意見が様々なのがマッシミリアーノ的には非常に興味深いそう。フランクのクリュものもそうですが、エトナという土地が区画ごとにテロワールに大きな差異があるということの表れなのかと。

絶賛販売中の他のワインもよろしくお願いします!ピノ ネーロ2013、先日改めて試飲したのですが凄く味が乗ってきた気がします。

ピエモンテカシーナ ロッカリーニからは樹齢の若い樹のブドウで醸される、ネッビオーロ2015が届いています。親友のMr.モスカート、エツィオ チェッルーティが夏に最も飲む赤といえばこのワインなのだそう。可愛らしくもあり、しっかりすべきところはしっかりしていて、若いのにバランスも取れていて…危険な飲み心地のワインです!!ただいま絶好調なバルバレスコ2012も是非!

実はネッビオーロ2015と一緒にバルバレスコ2013バルバレスコ リゼルヴァ2011(やばいです!)も届いているのですが、バルバレスコ2012が終わり次第リリースすることにします。

ラ カステッラーダリボッラ ジャッラ2008が終売となりましたので2009をリリースします!ビアンコ09をお飲みいただけた方ならお分かり頂ける通り、力強さと圧倒的な飲み心地が共存した素晴らしいヴィンテージです。

食の安全と快楽を共存させる事にただならぬ覚悟で臨んでいるマウロ ムッソカーザ デイ タヤリンからようやくパスタが届きました!

完全受注生産なのとマウロ自身の体調が思わしくなく入荷が遅れていました。取り急ぎ4種類のみの入荷ですが、前回よりはまとまった個数が入荷しておりますので、たくさんの方にお試しいただければと思います。通常の乾燥パスタと比べると含有するグルテンの量が圧倒的に少ないのでマウロ推奨の調理方法を必ず実践してくださいね。

左から順に

「Maccheroni di Grani Turgidi」 大粒硬質小麦のマッケローニ
原材料:カムット種の全粒粉、パオラ種の全粒セモリナ粉、水
※カムットはメソポタミアに起源を持つと言われている古代品種の硬質小麦、パオラはシチリアの古代品種
お勧めの食べ方:牛などの赤肉ベースのものを除くあらゆるソース

「Casarecce di Grani Turgidi」大粒硬質小麦のカザレッチェ
原材料:カムット種の全粒粉、パオラ種の全粒セモリナ粉、水
お勧めの食べ方:牛などの赤肉ベースのものを除くあらゆるソース

「Casarecce Trio Integralista」 3種の全粒小麦のカザレッチェ
原材料:カムット種、エンマー小麦(ファッロ ディコッコ)、ライ麦(マエストラ種)の全粒セモリナ粉、水
お勧めの食べ方:バジリコを初めとするアロマティックなハーブのペースト、クルミなどのナッツ類のペースト、キノコをベースにしたソース、フレッシュではない中程度の熟成を施した辛くないチーズ全般を使ったソース(アオカビ系のチーズの場合は、繊細な味わいのもので、量的にも控えめに)

「Casarecce Energetiche」 “エネルジェテック”カザレッチェ
原材料:カムット種、パオラ種、エンマー小麦(ファッロ ディコッコ)の5分づき粉、大麦全粒粉、モロコシ(高キビ)、黒米(ヴェーネレ種)、白キビ、茶キビ、キヌア、アマランサス、ナタ豆、水
お勧めの食べ方:エクストラ ヴァージン オリーブオイルをからめただけ、野菜ベースのソース、ポルチーニやアンズタケをベースにしたソース、家禽類ないし野鳥のラグー、牛や鹿など赤肉系のラグー
マウロ推奨の調理方法
●500gのパスタをペーストなど熱していないソースと和える場合:
7リットルの水を火にかけ、沸騰したら塩を適宜入れ、パスタをそっと入れ、数回ほど優しくかき混ぜる。再び沸騰し始めたら、ごく弱火にして湧き立たない状態にする。6分後に火を消し、ふたをして熱が逃げない状態を保ちながら、好みの茹で加減になるまでこまめに味見をしつつ置いておく。火にかけることなくソースと合わせる。
●500gのパスタを熱したソースと和える場合:
7リットルの水を火にかけ、沸騰したら塩を適宜入れ、パスタをそっと入れ、数回ほど優しくかき混ぜる。再び沸騰し始めたら、ごく弱火にして湧き立たない状態にする。6分後に火を消し、湯から上げる際に湯を切りすぎないようにして熱せられたソースに入れ、必要な場合にはパスタ湯を足しながら中-強火で好みの茹で加減になるまで煽る。

※※カーザ デイ タヤリンについて、詳しくはこちらのリンクを是非ご覧ください!!!

Casa dei Tajarin / カーザ デイ タヤリン

よろしくお願いします!!

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