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2019-12-04

ヴィナイオータ かわら版 ~小沼編 その壱 ~

小沼の“飲んでもらいたい”ワイン紹介!!

カ ロンバルダ2016 (Il Cavallino)

7月、入社初日からラディコンの怒涛の出荷で腰を痛めるという洗礼を受けた、令和元年一番乗りの新入社員、小沼です。

都内百貨店等で販売員などの経験の後、15年の事務職を経て、気合いを入れて弊社に参りました。こちらの業界は初めてで、まだまだ物足りない部分…しかないかと思いますが、どうかお手柔らかにお願いします。

私も、このクセの強いブログを楽しみに愛読愛飲する側の1人でしたが、当社の取り扱うワインに、更にググイと一気に興味をそそられたのは、某酒販店の店員さんによる言葉…。

「ヴィナイオータさんのワインはうちには置いてないです…あそこは結構マニアックなのでねぇ…。」という倦厭を促すような言葉。その酒販店さん側から見ると、マイナス要素の含みのある言葉がきっかけなのですが、ワインの知識がほぼ皆無な私に、すごく痒いところを提示させられたような、そのお店を去った後、不思議なムズムズ感があとからジワジワと…。その言葉の後ろに隠れているキラキラしたものが何だか見えちゃったんです(怖・汗)。

第六感があるわけではありませんが、何だか素敵な直感でググイと胸を鷲掴みされた感じに。恐らく、ディスっているのだろうけれど、そこが逆に引っ掛かって魅力的に想ってしまった、何ともひねくれた感覚のワタクシですが、そう思わせてしまうところがまた、普通じゃないヴィナイオータの魅力だと思いますし、(※入社してみても社長のオータを筆頭に普通じゃなかったですけどね、笑)他には無い重要な個性だと感じています。(あとで怒られるかも…汗)

至らない点もあるかと思いますが、イベント等でお会いした際には、皆様のヴィナイオータのワインとの出会いを是非聴かせていただけますと幸いに存じます。何卒、末永く宜しくお願いいたします。

さて、そんな小沼の飲んでもらいたいワインは、みんな大好きグランセルヴァでお馴染み、イル カヴァッリーノの「カ ロンバルダ」です!

9月にも石橋が紹介しておりました イル カヴァッリーノですが、この紹介文を読んで益々、彼のつくる他のワインも飲んでみたいと思いました。(前回の紹介文 https://vinaiota.com/blog/4981 も是非今一度ご覧くださいね☆)

“もうすでに知ってるよ”という方も多数かと存じますが、当主のサウロは、ラ ビアンカーラのアンジョリーノのお弟子さんです。彼の父上のリーノとアンジョリーノは若かりし頃にジャズバンドを組んでいた旧知の仲。自然環境との調和を図った農業への取り組みや、人為的な関与を極限にまで排した醸造など、アンジョリーノの哲学が垣間見える話を父上のリーノから初めて聴いたときに強く共感し、2011年が初ヴィンテージとなります。師匠同様に、ボルドー液以外一切の薬剤を使用せず添加する酸化防止剤も極限まで少なくするか無添加でボトリングを行っています。そんなアンジョリーノの背中を追いながら、自分が手掛けるワインの出来を追い求め、どうにもならない自然の摂理に後悔の念をこぼし、オータからのありがたい説教をくらうという希少な存在…。何事にも責任をもって大切に、より素晴らしいワインを届けたいという気持ちの現れです。

イル カヴァッリーノの紹介文を読んだ時、当主のサウロが私と同年代であることから、率直に親近感を覚えました。しかも私よりも若干若いというのに、自然と向き合いながらこのような美味しいワインを誕生させてくれることに、感謝と尊敬の念を抱き、是非ご紹介したいと思いました。

コッリベーリチ地区のメルローとタイロッソでつくられ、豊かな果実味とフルーティーな味わい、余韻も爽やかで、最後に微かに甘さの香る、いつの間にか飲み干してしまうような心地よいワインです。

ブルーチーズとの相性はもちろんのこと、毎日の日本の食卓にもぴったりです。また、お値段もお手頃なので我が家の食卓にも登場しており、日本酒好きの夫に初めて「これ美味いわ!飲みやすい。また買ってきて」と言わせたスルスル飲めちゃうワインです。

皆さんもこの機会に是非ヘビロテでご注文いただき、ご堪能なさって下さい。

≪小沼の飲んでもらいたいワイン紹介≫
銘柄:Ca’ Lombarda カ ロンバルダ 2016
造り手:Il Cavallino イル カヴァッリーノ
地域:伊 ヴェネト州
ブドウ:メルロー、タイロッソ (I.G.T)
希望小売価格(税抜) : 2,700円

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