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2020-12-12

ヴィナイオータ かわら版 ~赤坂編 その壱~

ブルネッロ ディ モンタルチーノ2010年 (Fonterenza)

皆さん、こんにちは!

今年の6月に入社しました、“だだ商店 だだ食堂” 厨房スタッフの赤坂(通称:あかちゃん)と申します。

中学時代からの安定の老け顔と、丸っとした体型、ツルッとした頭のおかげで岸本GMと同年代に見られがちな、ピチピチの三十歳であります。笑

前職は大学病院の手術室にて、看護師をしていました。たった一つの選択ミスが命に直結してしまうシビアな空気の中、チームの一人として沢山の患者さんや、症例に携わってきました。約8年に渡って医療従事者として働く内に、病気を治すことよりも病気にならない身体づくりをしていきたい…と考えるようになりました。病気は、心の我慢と食べた物が大きく関係すると感じています。

思い起こせば、本当に小さな頃から料理や、食べることにはとても関心が高かったように思います。看護師として働きながらも、日常の中にはいつだって料理と食が僕の大部分を占めていました。それがいつしか看護師よりも大きくなり、料理を仕事にしたいと考えるようになっていきました。

ある時、“だだ商店 だだ食堂”で厨房スタッフを募集している事を知り、興奮して「募集概要」「代表太田の考え」を読み進めながら、気持ちは既にここで働きたいウズウズが大暴れしていました。読み終えてから放心状態になりながら、奥さんに「出会ってしまったよ...決めた!」と伝えて、すぐに岸本GMに電話をかけて今に至ります。

全くの異業種への転職を受け入れてくれた家族、僕を受け入れてくれたヴィナイオータに対する大きな感謝。素敵な仲間や尊敬出来る師となる方達に囲まれて、こんなに豊かなことは無いと感じています。

ヴィナイオータのワインを飲み始めて4ヶ月の僕が、このかわら版を書くのは大変恐縮ではありますが、今のフレッシュな僕だからこその視点でお伝え出来ることがあると信じ、ワインを紹介します。

僕が選んだのは、「ブルネッロ ディ モンタルチーノ2010年 / フォンテレンツァ」です。

ワインをしっかりと飲み始めたのは、入社してからと言っても過言ではない僕ですが、入社直後からも本当に様々なワインをたくさん飲む事ができました。その中でも、とても魅力的な印象を受けたワインです。

第一印象は、とにかく高貴な女性のイメージでした。芸能人のイメージでいうなら黒木メイサ!

ちょっと近寄り難く、話しかける事に多少緊張感のあるその雰囲気からは想像出来ないほど、知れば知るほど感じる魅力。クールビューティーな外見に対して、軸が確立しながらも、深い愛や優しさを与えることのできる、芯の強い女性のように感じました。

この文章を書くにあたり、店舗の棚に並んだ2008年、2009年を仲間の協力のもと2010年と一緒に飲み比べてみました。そして、前2ヴィンテージと飲み比べると、2010年には全く異なるインスピレーションを感じました。

煌びやかで外交的、フワッと柔らかい雰囲気の2009年に対して、スラッとした外見に、目力のある整った顔立ち、どちらかというと内向的でお淑やかな印象を受けた2010年。

これからが気になる2008年と2010年の雰囲気。華やかで素敵な雰囲気の2009年に対して、更に探りたくなる2010年。

だだ食堂オープンまでの間、週末は自作のカレーを提供していたのですが、スパイスで例えるなら、2010年はクローブ。(ちなみに2009年はシナモン) 強い甘みを感じ、痺れる辛みと苦味の印象がありる2010年と、爽やかな辛みと官能的な甘い香りの2009年。どちらも、エネルギッシュな雰囲気を纏ったスパイス。

クローブはスパイスカレーにおいて、強調させる事もできれば、全体を纏いバックグラウンドの様な存在にもなれる。初めてスパイスカレーに使う時は、存在感が強く難しい印象もあるが、使い込む内に底知れない魅力を感じていく、そんな印象でした。

このワインを造っている双子姉妹に実際に会ったことはありませんが、僕自身が彼女たちのイメージを膨らませられた記事( https://vinaiota.com/event/?p=128 )を見て、明るく元気いっぱいのフランチェスカと、シャイで口数も少ないマルゲリータという印象をイメージしたとき…

2008年はマルゲリータ、2009年はフランチェスカのイメージを近いものを感じますが、2010年は2人の影響をバランスよく感じ取れるヴィンテージではないのか、とも思いました。

飲む度に、更なる魅力や気付きを与えてくれるこのワインに、大きなワクワクを感じています。

≪赤坂の飲んでもらいたいワイン紹介≫
銘柄:Brunello di Montalcino 2010 / ブルネッロ ディ モンタルチーノ2010年
造り手:Fonterenza / フォンテレンツァ
地域:伊 トスカーナ州
ブドウ:サンジョヴェーゼ
希望小売価格(税抜) : 10,000円

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