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2022-10-24

造り手紹介 Lasserra (Cantine Peverati) / ラッセッラ (カンティーネ ペヴェラーティ)

造り手:Lasserra (Cantine Peverati) / ラッセッラ (カンティーネ ペヴェラーティ) (旧:Il Buonvicino / イル ブオンヴィチーノ)
人:Leonardo Peverati, Augusto Peverati, Achille Peverati, Tazio Peverati, Isabella Peverati / レオナルド ペヴェラーティ、アウグスト ペヴェラーティ、アキッレ ペヴェラーティ、ターツィオ ペヴェラーティ、イザベッラ ペヴェラーティ
産地(州):ピエモンテ
ワイン:Achille, Augusto, Leonardo, Tazio
所在地:Strada Ricaldone di Sotto – 15016 Cassine | AL – Italia<map>
Web:https://www.facebook.com/cantinepeverati

ピエモンテ州の銘醸地バローロから車で東に1時間、アレッサンドリアの南約20kmの場所にあるカッシーネは人口2900人の小さな街。ペヴェラーティ家は1900年代初頭にカッシーネ郊外で農場を始めました。モスカートのワインで、1911年のローマのワイン博覧会、1914年のパリの国際ワイン博覧会で金メダルを獲得したことからも、自家瓶詰めが許されたワイナリーが数少ないこの時代に、イタリア国内でも稀有な存在であったことがわかります。

現当主レオナルドの祖父ジョヴァンニは農場からアレッサンドリアに移り住み、弁護士としてのキャリアをスタートさせます。仕事の傍ら少しづつ小さな土地を取得していき、現在の37ヘクタールという広大なブドウ畑となりましたが、ワイナリーとしてはほとんど稼働しておらず、ブドウを協同組合に売却していました。ブドウ畑とワイナリーを引き継いだレオナルドの母イザベッラは、1999年にアグリツーリズモ「イル ブオンヴィチーノ」を始め、ピエモンテの伝統的な料理と共に供するワインを自ら生産すべく、2000年から少量ながら自家醸造と自家ボトリングを再開します。

2016年にはレオナルド、アウグスト、アキッレ、タツィオの4人の息子たちにワイナリーの経営を譲り、カンティーネ ペヴェラーティとして新たなスタートを切りました(ラッセッラは農場名)。畑の大半にはモスカートが植えられており、ドルチェット、ブラケット、バルベーラ、シャルドネを無施肥、不耕起、無除草、ボルドー液以外の農薬を一切使わずに栽培を行っています。

<ワインラインナップ>


●Leonardo(レオナルド)
品種:バルベーラ

バルベーラで造る辛口の赤。ワイン名は長男の名前から。1973年に植えられたバルベーラを収穫、除梗後約2週間のマセレーションとアルコール醗酵を行う。圧搾後約8か月間ステンレスタンクにて醗酵の続きと熟成を行い、その後スラヴォニア産の樫のトノーにて約12か月間熟成を行い、無濾過でボトリング。瓶内で最低でも4か月休ませリリースさせる。安定していると判断した年にはニ酸化硫黄を添加せずにボトリングしている。

 

 

 


●Augusto(アウグスト)
品種:ドルチェット

ドルチェットで造る辛口の赤。ワイン名は次男の名前から。1985年に植えられたドルチェットを収穫、除梗後約2週間のマセレーションとアルコール醗酵を行う。圧搾後約8か月間ステンレスタンクにて醗酵の続きと熟成を行い、その後スラヴォニア産の樫の木樽にて約12か月間熟成を行い、無濾過でボトリング。瓶内で最低でも4か月休ませリリースさせる。安定していると判断した年にはニ酸化硫黄を添加せずにボトリングしている。

 

 

 


●Achille(アキッレ)
品種:ブラケット

ブラケットで造る辛口の赤。ワイン名は三男の名前から。1994年に植えられたブラケットを収穫、除梗後約2週間のマセレーションとアルコール醗酵を行う。圧搾後約10か月間ステンレスタンクにて醗酵の続きと熟成を行い、無濾過でボトリング。瓶内で休ませリリースさせる。安定していると判断した年にはニ酸化硫黄を添加せずにボトリングしている。

 

 

 


●Tazio(ターツィオ)
品種:モスカート

モスカートで造る、アルコール度数低めの軽やかな甘口ワイン。ワイン名は四男の名前から。1961年に植えられたモスカートを樹上で干しブドウ化させ収穫、醗酵途中の醗酵槽の中に、水を入れたペットボトルを凍らせたものを大量投入し、適切なタイミングで醗酵を抑制させる。ステンレスタンクと木樽で12か月ほど醗酵と熟成を行った後、麻製の布袋で濾過し酵母を除去したワインを、安定していると判断した年にはニ酸化硫黄を添加せずにボトリング。

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