toggle
2025-04-11

【新入荷】2025年4月その2(Panevino,Maison Maurice Cretaz)

 

【パーネヴィーノ】

パーネヴィーノからは2021&2022ヴィンテージのワインがいろいろ届きました!詳細は下記の通りとなります。

オンナビアンコ2022:隣村のセッリにある、オンナと呼ばれる区画のトレッビアーノ、ヴェルナッチャ、ヴェルメンティーノで造るワイン。1週間程度の醸し醗酵の後、ステンレスタンクで熟成。「演劇学校で、役者よりも(劇の)作者に重きを置くように、造り手の独自の解釈を極限まで排除して、オンナという畑にフォーカスしたワイン」とジャンフランコ。

アルヴァス2022:様々な土壌特性(主に泥岩質)、斜面の向き、標高の区画で獲れた7つの土着品種(ヌラーグス、セミダーノ、ヴェルメンティーノ、ヴェルナッチャ、マルヴァジーア、レタッラーダ、ナスコ)を混醸したワイン。約4週間の醸し醗酵の後、オークないし桜の木樽で熟成。「サルデーニャ東部ではヴェルメンティーノ、西部ではヴェルナッチャやマルヴァジーアを単一で仕込む伝統があるけど、この地域はちょうど島の真ん中あたりにあるからか、単一品種でワインを造ることがなかった。ヒサトも知っての通り、アルヴァスのテーマは“統合”ないし“融合”。」

ズムルゼーリ2022:カリニャーノとサンジョヴェーゼが主体の、24時間程度の軽い醸し醗酵を施したロゼ(薄い赤?)フリッザンテ。ズムルゼーリは、サルデーニャ語で“軽食に”の意。朝食でも昼食でも夕食でもない時間に食べるパン、チーズ、ハムサラミ類、野菜のオイル漬けなどと飲むワイン…そんなシチュエーションを想像しながら造られたワインなのかと思いきや、「サワーエールの世界的なブームに関する比喩的な考察と共に造ったワイン」との事…。オータも大概ですが、ジャンフランコほど人生をややこしくできる名人にオータは出合ったことがありません(笑)。で、その“比喩的考察”ですが「なぜいくつかの側面/要素が、とあるプロダクトなら受け入れられて、別のプロダクトに同じ側面/要素があった場合には非難されたりするのだろう?例えばブレタノマイセス(あ、このワインにはないよ!)とか揮発酸を含む強めの酸とか…。俺がキノコのソースのタリアテッレが好きで、トランプとオバマのどちらもそれを上手に作るとして、なぜ一方の作った料理だけを褒めて、もう一方の作ったものをけなしたりする必要があるんだろうか?このワイン、酸や塩気もあるから、それこそ梅干しとかとも相性がいいと思うんだ。オリーヴや魚介類のサラダみたいに…。」

フェルメンティ オ フラッメンティ2022:“複数の醗酵ないし複数の断片”という変な名の付いたワイン。各々独自の醗酵プロセスを経た複数の仕込み槽から、醗酵が完全に終わっていないワインの一部を取り出しブレンドし、樽で1年熟成されます。「様々なアイデア(このケースでは醗酵途中の複数のワインをブレンドするという…)を盛り込んだりする俺という個に常に由来して、(そのワインが持つ)唯一無二のアイデンティティが生まれているのではなく、複数のワインが一緒に熟成する(=醗酵を終える)ことが“集団としてのアイデンティティ”に新たな命を吹き込むことがあるという想いから生まれたワイン。」とジャンフランコ。比較的上手に訳せていると思うのですが、全くもって意味不明ですね(笑)。

カノ2022:様々な区画のカンノナウを混醸して造るワイン。オーク&桜材の木樽で約1年熟成。「カンノナウという品種とその品種が持つ様々な側面を浮き彫りにすることを目的としたワイン。」

タンカ サリーナ2021:同名の標高550mの粘土質土壌の区画で獲れたカンノナウ、モニカ、ボヴァーレ、ティンティッルで造るワイン。ステンレスタンクで醗酵、700l入りのトノーで6か月熟成させた後にステンレスタンクで追熟。

スクロックンローズ2022:高樹齢のブドウ樹が植わる標高500mに位置する東向きの泥岩質土壌の区画の白品種&赤品種を混醸したロゼワイン。24時間の醸し醗酵、屋外に設置したステンレスタンクで約8か月熟成。アルコール度数16.5%(!)。色調こそ異なりますが、ジロトンド的な位置づけのワインという事になるかもしれません。ジャンフランコ曰く「ジェントルな魂を秘めたハードロック(のようなワイン)。そのことは、このワインに採用すべきサービス方法からも分かる。最低でも1時間前に開け、コルクを何もない状態で置いてもらいたい。冷蔵庫でちょっと冷やした場合でも、コルクなしでね!ロックは、(その大きな音を鳴らさせるべく)スピーカーにも空気をたくさん吸わせてあげるためにも屋外での演奏が理想的だし、そういった環境で聴く方がむしろ隠されたメロディに気が付くこともあるっていう…。」

ちなみにですが、オータの収穫したジロ&モスカートも混ざっていたジロトンド2022は、別世界に旅立ってしまい、廃棄処分したとの事(悲)。

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=151

 

 

【メゾン モーリス クレタ】

ヴァッレ ダオスタ州のモーリス クレタからは、昨今の生産量の少なさもあって販売するものがいよいよなくなったのか、再入荷ワインを中心したラインナップが入荷です。唯一の新入荷が、ヴァッレダオスタ州の最東端の町、ポン サン マルタンにある畑のネッビオーロで造られるボス2021年!再入荷したワインですが、プティ アルヴィンで造る白、リー2022、マイオレで造る赤ミン2022、プティルージュ主体のネエ2022、そしてボス2020となります。赤ももちろんステキなのですが、先日キャンペーンの方にも書いたように、プティ アルヴィンで造る白、リー2022は本当に分かり易く美味しいです!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=75

 

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

関連記事