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2025-11-25

【新入荷】2025年11月その4(La Stoppa, Davide Spillare)

11月その4は、先月のメルマガで取引を開始することをお知らせしたラ ストッパと、ダヴィデ スピッラレです!

 

【ラ ストッパ】


まずはラ ストッパから!今更オータがいうまでもない気もしますが、ラ ストッパはトレッビア渓谷やヌーレ渓谷が素晴らしいワイン産地であることを内外に知らしめ、エミーリア ロマーニャ州のワインに対する世間のイメージを一新した造り手のひとり。ラ ストッパは、19世紀半ば弁護士だったジャンカルロ アジェーノが、ストッパという土地がブドウ栽培をする上で適地であると確信し、地所を購入し、ブドウを植えたことで、ワイナリーとしての歴史がスタートした。そのストッパを1973年に現当主エレナ パンタレオーニの両親が購入、1980年代に有機栽培へと移行し、1990年代半ばにエレナがワイナリーを任されるようになり現在に至る。

畑では無施肥、不耕起での栽培を実践、ワイナリーにおいても温度管理を行わずに醗酵を行い、一部のワイン(トレッビオーロと甘口ワイン)を除く大半のワインは製造のいかなる過程でも酸化防止剤を使用しないなど、畑でもワイナリーでも最小限の人為的関与にとどめる努力をしている。もともと瘦せた土地であることや不耕起栽培を採用することにより、土壌中の窒素分がごく少量となり、そういった環境で育ったブドウにも窒素が少なくなります。そして窒素に欠けるブドウは醗酵のスピードが遅くなり、ワインとしても非常に硬くなる傾向が。ですので、ストッパの場合、樽内でも、そしてボトリングしてからも長く熟成させるようにしています。いちど聞いたところだと、ボトルで寝かせているワインは常時20万本ほどあるとかないとか…。ランブルスコに代表されるように、エミーリアロマーニャ州は早飲みタイプのワインの産地というイメージがあるように思うのですが、ストッパのワインの骨太さ加減は尋常ではありません!(ランブルスコも、ちゃんと造ったものは熟成のポテンシャルがあります!)

今回取引を始めるにあたり、何回かやり取りをしている中でエレナから「私たちはヒサトに扱ってもらえるようになってすっごい嬉しいのだけど、なんかあなたは全然嬉しそうに見えないのだけど」と言われてしまいました(笑)。「いやいや、ストッパがナチュラルワインの世界で名前や実績があることとか、(ワイナリー的にもそれなりの規模もあるから、)それなりの本数を扱えるようにならなきゃって考えると、それなりに責任も感じちゃうから、嬉々としてばかりはいられないなぁって思っているだけだよ。」と答えると、「そんなことを全然気にしないでくれていいのよ。大事なのは、あなたがストッパを扱う事(=ストッパというプロジェクトを信じている事)にちゃんと確信&納得していること、そして(扱う事で、)あなたがハッピーになれることだから。」とエレナ。こんなことをオータに言うくせに、自身のHP上では“敬意”と“責任”という言葉が出てくる出てくる…(笑)。

今回は10ワインが届きまして、詳細は下記の通りとなります。

アジェーノ2020:長期間の皮ごとの醸し醗酵を施したマルヴァジーア。エレガンスと強さを兼ね備えたワイン。ワイン名は、創業者の名前から。

トレッビオーロ2023:樹齢の若いバルベーラ&ボナルダで造るワイン。

リオストッパ2017:ストッパの創業者のアジェーノさんに敬意を払うべく、彼が“ボルドー(Bordeaux)”ないし“ボルド(Bordo‘)”という名前(今現在では絶対に不可能な名前…笑)でリリースさせていたワインのセパージュを再現したもの。メルロー主体で、カルメネール、サン マケール等を補助品種として使用。

カンポロマーノ2013&バルベーラ デッラ ストッパ2006:これは!という年にだけ造られるバルベーラ単体のワイン。2010ヴィンテージまでは、表ラベルに“バルベーラ”と表記できたのですが、2011ヴィンテージ以降表記できなくなり、カンポロマーノと名前を変えたのかと。2006はサイコーです!

マッキオーナ2016&2010&2009&2002:パンタレオーニ家がストッパを所有した1973年から造り続けているワインで、この土地の伝統的なセパージュ、バルベーラ&ボナルダで造られています。とてつもない熟成のポテンシャルがっ!

ヴィーノ デッラ ヴォルタ2023:天日干ししたマルヴァジーアの干しブドウを圧搾し、搾り出てきたモストを使い古しのバリックで醗酵&熟成させた甘口ワイン。

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=170

 

【ダヴィデ スピッラレ】


ダヴィデ スピッラレからは、新入荷と再入荷物があります!

まずガルガーネガ&ドゥレッラで造る微発泡性ワインL1(エッレ ウーノ)ですが、20222023が届きました。ダヴィデのワインで2022の入荷本数が瞬殺する可能性が大きかったので、2023も同時リリースすることにしました。

平地にある区画のガルガーネガで造るカジュアル白、ビアンコ クレスタン20222023が届きまして、こちらも2022の入荷本数が少なかったため同時リリースすることに。

そしてビアンコルーゴリ2022ビアンコ マーゾ2022は、他の国のインポーターがキャンセルした分を全ていただいてきました!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=100

 

*ブログ掲載時には完売している商品がございます。予めご了承ください。

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