【新入荷】2013年10月 (La Castellada、Campi di Fonterenza、Sanguineto )

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。
この場を借りて皆様にご報告があります。
この度ヴィナイオータは、つくば市にお店を出すことにしました。
ワインショップであり、食材も購入でき、ちょっとしたお惣菜屋でもあり、その場で食べれたりもしますので、食堂ないしワインバーとでも呼べる空間…長年温めてきたアイデアだったのですが、16年目にしてようやく実現することとなりました。
名前はDa Dada(ダ ダダ)にしました。僕は子供達から“ダダ”と呼ばれており、店名をあれこれと考えている時に長男が、
「ダダ、ほら、お店の名前で“ダ”が前に付いているお店(ダ オルモさんの事です!)に行った時、“ダ”ってイタリア語で“誰々のおうち”って意味だって教えてくれたでしょ?“ダ”って音、カッコイイから、ダダのお店の名前にも付けた方がいいよ!」
と言ったもんですから、それなら“ダダのうち”でダ ダダ…。
お店で提供させていただく食材等は、実際にオータ家で普通に使っているものが中心ですし、お料理もオータ家の食卓に並ぶものと同じ考えのもとに作られた、シンプルで、飾り気なく、飽きが来ず、量が食べられて(←ここは結構大事なことだと考えています)、それでいて食後感の軽いものをお出ししたいと考えております。
自分で言うのもなんですが、僕の食にかける情熱はなかなかにハンパないものがあり…とはいえ、なにせ素人料理ですので、とある水準の美味しさを実現するためには素材頼みにならざるを得ず、結果素材の質には一切の妥協をせず、ワインであろうが、バルサミコであろうが、使うべき場面では本物を惜しげもなく使うという手段を採り…。ただこれが贅を凝らすという事を意味しているわけでもなく、旬のナスでしたら、田舎のつくばではタダ同然で手に入るわけですが、それを焼いたり(ナスって油を沢山吸いますよね)、マリネするのにも質の良いオイルをたっぷり使って…きっとオイル代の方がナス代より高くつくわけで…。 モノの価値価格に対して僕たちが無意識に持ってしまっている固定観念に縛られることなく、1本20円のナスからひとたらし数百円のバルサミコまで分け隔てなく、中身内容本質にある価値にのみ目を向ける…何気に簡単な事ではありませんがそれを目標にしていきたいなと。
生鮮品の仕入れに関しても、「畑の都合」、「お肉屋さんの都合」など、お店を支えてくれる方たちの事情に“極めて”柔軟に対応する、超リアクション勝負な形を模索するつもりです。
以前拙ブログにこんな文章を書いたことがあります。
(より自然な)ワイン造りって、筋書きのない漫才のようなものだと思うのです。
天才松本人志でもすべりかけることもあり、それを浜ちゃんの突っ込みで、総合的には面白いと思わせてしまう。 自然がボケて、ヒトが突っ込む。 ボケが冴え渡っている時は突っ込みもほどほどのテンションでいいが、ボケの切れが悪かった時は突っ込みのテンションは上げていかなければいけない。
天候的にも恵まれ、健全なブドウが獲れた時は、ヒトがセラーで施すこと、注意のかけ方はミニマムで済むのに対して、天候的に難しく、健全とは言い難いブドウの年は畑&セラーでの仕事に細心の注意が必要になる・・・。
僕が愛してやまないワインを生み出すうえで、恐らくとても大切なこの考えをお店のありかたにも反映させたいのです。
オータ家(自宅&本社&倉庫)にある、ある種の開放感(門戸の閉じてなさ加減とでも言えば良いのでしょうか)は、来ていただいた方に対して等しくあるウエルカム感であり、あけっぴろげで、敷居は極限まで低く、かしこまったお構いは一切なく…そんな空気感をお店でも実現したい…そんな思いのもとに創るお店ですので、オータ家(のような)という意味を込めてダ ダダ…。
人生ハレの日も必要だと思うのですが、ごくごく普遍的な日常に小さな特別がちりばめられていたり、もしくはそう思える感性を持つことの方がより大切なのではないでしょうか?いちインポーターとして、業界内での立ち位置(認識のされ方)は、エキセントリック!かもしれないヴィナイオータですが、当の本人は“これがフツー”と捉えている…。
オータの考える日常、普通、普遍が、より多くの方にとっての日常、普通、普遍となり、その方たちの人生を心豊かにする“小さな特別”となり得る…それは僕がワインの世界で常々言ってきたことで、そのメッセージを食の現場からも発信する…そんなお店にできたらなぁと考えています。
と、志だけは一丁前ですが、その他が全く伴っていないことが予想されますので、皆さん長い目で温かく見守っていただければと思います(苦笑)。
なんにせよ、ヒト、イタリア(当然日本も!)、伝統、文化、伝統&文化の結晶としてのモノに対する愛に溢れたお店であることだけはお約束します!!
お店に置くワインですが、ヴィナイオータのワインだけにとどめるつもりもありません。もちろん他のインポーターさんが売ってくれれば、の話ですが。(笑)オープン日等、詳細が決まりましたら、改めてご報告させていただきます。
さらにですが、各種食材、ハムやチーズなどの輸入などにも徐々に着手していこうと考えております。
弊社がワインを選ぶ際の基準と同様、“人の良心が見える”プロダクトを取り扱っていきたいと考えております。
すでに取引の決まっている2軒の造り手ですが、本当にえげつないです。楽しみにしていてくださいね!! と長々と書いてしまいましたが、今週入荷するワインのご紹介もさせていただきます!
フリウリ軍団の理知派、ニーコ ベンサのラ カステッラーダの新ヴィンテージとビアンコ デッラ カステッラーダ05が届いています!
2006年は素晴らしい天候に恵まれたうえに、醸造面でもニーコがもう一歩踏み込んだ年と言えると思います。ソーヴィニョンやフリウラーノなどのアロマティックないしセミアロマティックな品種に対する極端に長いマセレーションは、その強い芳香を抽出できる反面、苦味も強くなってしまうと否定的に捉えているニーコですが、何年もの試行錯誤を重ねた結果、リボッラやシャルドネなどのニュートラルな品種で、ブドウが完璧な健全さを持ち合わせている時にはアルコール醗酵期間も含めて2-3ヶ月のマセレーションも“アリ”と結論付けます。
2年前にヴィナイオッティマーナの為に僕が彼らに関して書いた文章(こちらです。)にも書きましたが、グラヴナーやラディコン、ヴォドピーヴェッツに比べるとドラスティックな変革をせずに一歩一歩ゆっくり進んできた感のあるニーコ。
それはひとえに“ラ カステッラーダ”というブランドに信頼を置いてくれている人の期待を“極端に”裏切るべきではないという彼のプロとしての矜持がそうさせてきたのだと思います。
改めて古いワインを開けると、今の彼のワインとは色、香り、香りの出かた、閉じ具合(開き具合)等、そりゃもう全く別物なわけで、実行してきた変革が僕たちには容易に感知できないレベル&スピードで静かに、だけど着実に進んできたことを裏付けているのかと。
リボッラ06は現時点までにリリースされた彼の白ワインの中で、最高傑作だと断言します。
ボリューム、果実、タンニン、切れ、余韻…欠けるものは何もなく、絶妙なバランスの上に成立したワインです。今も美味しいですが、熟成に対するポテンシャルも大変なものがあると思います。他の06のワインも本当に素敵です!
フリウラーノとピノ グリージョは、それぞれ150本、120本と極僅かの入荷ですので、限定ワインとさせていただきます。
残っていたビアンコ05も現地在庫全て頂いてきました。圧倒的なコストパフォーマンスがあるワインだと思います!!
ロッソ04も99や03ほどの尊大さはありませんが、果実味も程良くエレガントなワインですし、価格もぐっと下がりましたので、内容を考えたらかなりお得なワインかと!!
ワイルド過ぎるお姉さま達こと、サングイネートからは、ビアンコ12のみが入荷です。
ドーラおばちゃんがウイヤージュ(樽熟成中に目減りしたワインを補充すること)をするために大樽にのぼった際、落下して足を骨折したため、他のワインのボトリングが間に合いませんでした…。ロッソ、ノービレ、ノービレ リゼルヴァは年末入荷の予定です。
フランチェスカ&マルガリータのキュートな双子ちゃんによって営まれるワイナリー、カンピ ディ フォンテレンツァからは、ザク飲みワイン、ペッティロッソ2012が届いています。
つい先日まで、2009年のブルネッロが官能検査を2回落ちて半ばパニック状態だった双子ちゃんですが、無事3度目で通りまして一安心。DOCGの有る無しが僕の購買意欲に影響を与えることは一切ありませんが、彼女たち曰く、他のお客さんはそうでもなさそうとのこと…カミッロ ドナーティのランブルスコ09の件といい…残念極まりないです。
フランクの名言「俺たちは色(濃さ、濁り)を飲むのではなく、ワインを飲むんだ」を拝借して、「僕たちは、ラベルじゃなくてワインを飲むんだよね?」と世に問いたくなるオータなのでした。
文:太田久人
95,97 nouvo13.10.29

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