2007-02-11
自分史そしてヴィナイオータ史 その6
1997年 日本ではうちの親が隠居すべく茨城に土地を買って家を建てようとしていた。どうせ建てるのならと、プライベートセラーにでもなるかと考え、地下倉庫を作っておいてもらう。8坪くらいのスペースなのだが、後にここに約10000本のワインを無理やり入れて商売を始めることになるのだが。
1998年 ソムリエのコースも終わり、いよいよその先何をするのかを具体的に考えねばならない状況になる。可能性として頭の中に挙げたのが、
1 ソムリエとしてイタリア、もしくは日本で働く。
2 イタリアに残り、エージェントとして日本のインポーターにワインを紹介する。
3 どこかのインポーターに就職する。
4 自分で輸入を始めてしまう。
ご存知の通り、4を選ぶわけですが理由としては、
日本に一時帰国するたびに思っていたのだが、当時手に入ったワインは物凄いばらつきがあった。世の中空前の赤ワインブームだったというのを置いておいたとしても、白の品揃えがあまりにも少ないと感じたのだ。ガンベロロッソで3ビッキエーリを獲っている赤ワインで、日本で入手できなかったものはなかっただろうけど、白だと結構あった。
加えて、状態の悪さ、値段など、消費者目線からは許せないことが沢山あったので、俺がやったら世の中(日本のワイン界)多少は良くなるんじゃないかと思い、親にコンテナー1つ分のお金を借りて輸入を始めることにしました。
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