ヴィナイオータ かわら版 ~渡邉編 その二~
皆さまお久しぶりです。2回目のかわら版となります、だだ商店 だだ食堂の渡邉です。
気付けば入社2年目、だだも2年目。季節の移り変わりとともに早いな~と感じる反面、それだけ濃密だったなと想いを馳せております。今回も今回とて、何をご紹介しようかとあれこれ考えて、だだのセラーをうろうろ。ものを選ぶって、いろいろ考えて迷っちゃいますよね。欲しいものとか贈り物とか、永遠に悩めます。
さて今飲んでもらいたいワインは、
ステーファノ レニャーニ / ポンテ ディ トイ2016
です。
あれもこれも、気になるものも美味しかったものもあれど、最近飲んで嬉しい驚きを感じたワインがこちらでした。以前飲んだ際は、少し気難しいというか、どこか不安定さを感じた記憶があるのですが、久々の試飲の際、そのとっつきやすさに意表を突かれました。2016年以前のヴィンテージは開栓直後に閉じた雰囲気があったようなので、余計にそう感じられたのかもしれません。
ポンテ ディ トイは北イタリアの端っこ、リグーリア州の内陸部サルザーナで作られる、ヴェルメンティーノ種単一のワインです。造り手ステーファノはなんと元バリバリの保険マン。ビアンカーラやラディコンのワインと出会ったのをきっかけに自らワイン造りを始めてしまうという強者!
これは飲まねばとワインを注ぐと、薄らと靄のかかる山吹色。黄金よりは優しいけど落ち着きもある色。開けたてはやや硫黄っぽい匂いもあるものの、気にならない程度。口に含むと、えっ、と嬉しい驚きです。こんなに人懐っこかったの?という。
旨みがしっかり、ジューシーな果実感も下支えに、ミネラルもある豊満さ。ダシっぽさというか醤油っぽさというか、果実の印象なのか味醂のような味わいもあって、和の雰囲気を感じます。
もうすっかり気温が低くなり、冬支度が進むこの時期にぴったりではないでしょうか。
日が経つにつれて、開けたての際に感じられたやや硫黄っぽい匂いも消え、味わいはより濃くはっきりとしてきます。数日後、ちょっと面食らうくらい。そのピークを超えると、強い要素がいい具合に落ち着いて、旨みや塩みが引き出されてくる印象。
しみじみと晩酌しながら、ふとどんな土地で生まれたのだろうと気になって、かつてのヴィナイオータの記事にあった住所のリンクから、はてさてどんなところかと地図を見てみると、思ったよりも街中…しかも想像よりもこじんまり。すぐ側には『Fish And Chips』という名の鮮魚店(気になる…)、徒歩2分圏内にピッツェリア。
葡萄を育てる、ワインを造ると言うとどこか人里離れた土地で、車で小一時間走らないと店ひとつない!といったイメージが強く、 事実そのイメージに近い場所も多いだろうとは思うのですが、なんだか意外でした。
彼の畑は1haという限られた土地である上に、間借りしてワイン造りをしているので、驚くことでもないのかもしれません。そして、それだけイタリアの文化や生活の中に自然と存在しているものなのだなと改めて実感します。
Google Earthで少し縮尺を広げてみると、街の周りには青々とした山々がぐるりと一周、街の建物も突出して高いものもなく、のびのびとした景観。はるかイタリア、リグーリア。昨今の状況では実際の距離以上にも遠く感じてしまいそうですが、ワインひとつでこれだけ思いを馳せられるのだから、本当、素敵な飲み物だなと染み入ります。
どうやらステーファノはSNSで自分のワインが上がっているとすぐに反応しちゃうお茶目さがあるらしいので、もっと身近に感じたい方はぜひポンテ ディ トイで投稿を!笑
<<渡邉の飲んでもらいたいワイン紹介>>
銘柄:ポンテ ディ トイ2016
造り手:ステーファノ レニャーニ
地域:伊 リグーリア州
ブドウ品種:ヴェルメンティーノ
希望小売価格:3,200円(税抜)

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