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2017-12-07

【新入荷】2017年11月 その3 (Pacina)

親子4人家族総出でヴァカンスも兼ねて来日しちゃうパーチナのワインが色々届きました!!!!!のですが、前ヴィンテージが終わっていないので、紹介できないもののちらほら…。すっごい面白いワインがあるので、現行ヴィンテージを終わらすことにご協力くださいませ!!とここまで書いたところで、この後何を書いたら良いのか分からなくなったので現行&現行終わり次第リリースするワインなど全て開けてみたのですが、いや~~面白い!!近年のパーチナのワインは、吹っ切れているし、振り切れています!!
DOCGを抜けて束縛がなくなったこと、(抜けたことで)キャンティからパーチナという名前になっても変わらず愛飲してもらえている事などが大きな理由というか動機づけになったのか、昨今のステーファノは彼の興味好奇心の赴くままに醸造を自由に楽しんでいる気がします。もともと大手ワイナリーで雇われ醸造家として働いていましたし、控えめで責任感も強い人なので、ジョヴァンナと結婚しパーチナのワインの醸造を任されるようになっても、我を殺してキッチリ造ることを以前は心がけていたのだと思います。変な言い方ですが、ちょっとカンティーナ ジャルディーノのワインのような楽しく享楽的な雰囲気が出てきたような…。

で、新入荷分も含め販売させていただくワインは以下の通りとなります。


(左からチェッレティーナ、ラ ローザ、イル セコンド、カナイオーロ)

チェッレティーナ2014入荷当初は閉じ気味でしたが、表情出てきてます!
ラ ローザ2015:醗酵が始まるか始まらないかくらいの状態のサンジョヴェーゼから、一部のモストを抜き、そのモストだけで造ったのがこのロゼワイン。今回紹介する中では最もおてんばなワインかも。
イル セコンド2014:最終在庫が再入荷。程よい熟成感も出ててステキ!この価格帯のワインだと、味わいの主体が果実味となることが多い気がするのですが、このワインは違います。
カナイオーロ2015:味わいを一言で表現するなら…パーチナ ヌーヴォー(笑)。


(左からパーチナ2011、同2012、ヴィッラ パーチナ、ラ マレーナ、パクナ ロッソ、ラ ソルプレーザ)

パーチナ2011:酷暑の年という事もあるからなのか、歳(年)からは想像つかないほどに大人っぽく妖艶。香りからしてやばい!
パーチナ2012:抜栓直後は舌先で若干炭酸を感じるかもしれませんが、すぐ抜けます。分析表を見てみると、二酸化硫黄の総量は10mg/リットル未満で、ヨーロッパのワイン法的には、仮に添加していても無添加と表記できるレベルでした…そりゃ発泡もしますよね…。今も十分に美味しいですが、今後が楽しみ過ぎるワインかと!!
ヴィッラ パーチナ2013:親(造り手)に世話焼かせることなく、勝手に1人で素敵な大人(ワイン)になっちゃったワインを酸化防止剤完全無添加でボトリング。セメントタンクで醗酵&熟成(木樽熟成を一切させていません)。均整の取れまくっているワイン。
ラ マレーナ2013:渋い(←シラー由来)ですが、ちゃんと飲み心地(←チリエジョーロ由来)もあります!
パクナ ロッソ2011:樹上で干しぶどう化してしまったブドウで仕込んだ、アルコール度数17%弱のモンスターワイン。もう何年か寝かせておいたら、大化け間違いなしです。
ラ ソルプレーザ2007:規定アルコール度数に達しないため、ヴィン サントを名乗ることができないワイン。アルコール度数10%前後で多量の残糖があるのですが、酸化的なニュアンス(ヴェッキオ サンペーリのような)と程よく多量な(笑)揮発酸が飲み心地をクリエイトしてくれています。


2016年産のオリーヴ オイルも届いています!豆類、麦共々よろしくお願いします!

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