【新入荷】2018年4月 その2(Sanguineto、Forsoni、Fonterenza、Possa、Santa Maria、Casa dei Tajarin)
モンテプルチャーノのワイルドすぎるお姉さま達、ドーラ&パトリーツィアのサングイネートからは、ヴィナイオッティマーナが影響して半年以上も港で足止めを食らっていたワインがようやく弊社倉庫に届いております。内容はと言いますと…
ビアンコ2016:この地域の伝統的白品種であるグレケット、トレッビアーノ、マルヴァジーア ヴェルデ、ビアンカーメ、マルヴァジーア ビアンカのブレンド。セメントタンクで醗酵、熟成。良い意味で何の特別感もありませんが、かと言って同じようなレベルのトスカーナの白をこの価格帯で見つけるのは結構難しいと思います。
ロザート2016:ロッソ ディ モンテプルチャーノ増産用に新しくブドウを植えた区画があるのですが、その区画の初収穫のブドウで造ったのがこのロゼ。圧搾したモストのみを使用し、醗酵させたワインです。
ヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチャーノ2014:太陽に恵まれなかった年という事で、ブドウの生産量自体も例年の4-5割程度で、その大半をロッソとして売ることにします。そして選りすぐりのブドウだけを醸したのがこのノービレ。当然のことながら、太陽に恵まれた年のような酒躯こそありませんが、線が極端に細いという印象は一切受けません。ドーラのノービレという名前に対するリスペクト、誇りを感じずにはいられないワインです。
同じく2014年ヴィンテージのロッソ、そしてドーラの甥っ子マッシモ フォルソーニのオリーブオイルも絶賛販売中でっす!
双子姉妹マルゲリータ&フランチェスカによって営まれるワイナリー、カンピ ディ フォンテレンツァですが、家族間の相続問題などが片付き、法律的にもフランチェスカも共同経営者となった(それまではマルゲリータの単独所有)のを機に、“フォンテレンツァ”と改名したそうです!
そんなフォンテレンツァからは、間引きしたサンジョヴェーゼの圧搾したモストで造るロゼ、ローザ2016と重々しくなりがちなサンジョヴェーゼに対し軽い抽出を心がけ、果実味と優しいタンニンのザク飲みワインに仕立てたペッティロッソ2016が入荷です!
ビアンコスピーノ15、ロッソ13、ブルネッロ09共々よろしくお願いします!
チンクエテッレの希望の星、ハイディ ボナニーニのポッサからは、ヴェルメンティーノ100%で造るエル ジャンクゥ2016とボナミーコとモスカート ロッソで造るロゼワイン、ロゼ ダムール2016が入荷です。チンクエテッレの観光名所のひとつである“愛の小道”から取った名前なのかと。セラーでボトリング前のものを飲ませてもらいましたが、可愛らしい香りに切れのある酸、ロゼワインの理想形と言っても良さそうな雰囲気のあるワインです。
エル ジャンクゥは入荷数が360本と少ないので、早期完売が予想されます。チンクエテッレ、シャッケトラ、リナシタ、ペルセギン、ウ ネイグルとヴィン デイ ヴェッチ、そして各種リキュールも是非!
オルチャ ロッソが完売いたしましたので、モンタールチーノの実験君ことサンタマリーアのマリーノのSelvarella「セルヴァレッラ」2015をリリースいたします!!セルヴァレッラって何??という方もおられると思います。オルチャ ロッソというのがDOC名だったのですが、2015年からIGTでリリースすることになり畑名である「セルヴァレッラ」に変更となりました。って、、実は以前のヴィンテージのオルチャ ロッソを見るとちゃんと表ラベルに「セルヴァレッラ」と書いてありますのでお持ちの方は見てみてくださいね。。
マリーノが造っている赤ワインの中で、オルチャ ロッソのラベルだけエンジ色で不思議に思われた方がいるかもしれませんが、このワインはモンタルチーノから25km離れたカスティリオーレ ドルチャ村にある、2002年に植えた1.5ヘクタールの畑のブドウから造られます。そう、このワインだけモンタルチーノのブドウではないんです。開発(開墾)され尽くした感のあるモンタルチーノに比べると、自然豊かなこの村の畑には自然界の絶妙なバランスがいまだ存在するとマリーノは考え、ボルドー液さえも使わずブドウ栽培をし、醸造・ボトリングいかなる過程でも一切の二酸化硫黄を使用せずボトリングを行っています。
孤高のパスタ職人!マウロのパスタ「カーザ デイ タヤリン 」(造り手紹介はこちら→Click!!)
ヴィナイオッティマーナで日本に来てくれたカーザ デイ タヤリンのマウロ!皆さん召し上がりましたか?小麦感のあるパスタといえば、ノンナアンドシディさんのポデーレ イル カザーレという生産者のパスタですが、自分が25歳くらいのとき?初めて食べたときはビックリしました。全然ツルツルしてなく、めちゃくちゃ歯応えがあって飲み込めない(笑)!ソースに茹で汁入れるとトロミがつくという、、それまでディチェ〇かバリ〇を食べてきたので衝撃的でした。
他の輸入元さんで言うと、アサクラさんやドリームスタジオさんも美味しい全粒粉のパスタを輸入されてますし、弊社取扱いのアリアンナ オッキピンティも造っていますが、マウロのパスタは考え方というか、カラーが全然違います。品種改良が始まる以前の古代品種を無農薬で栽培、タヤリンに使用される卵も無投薬の鶏から生まれたもの、という部分は他の生産者と近い感じもしますが、マウロの原点は「身体に優しく、消化吸収が良いパスタ」!僕も最初はなんだそりゃ?と思いましたが、これが実際に食べてみると良く分かります。僕で言うとお昼ご飯として120gくらい茹でて食べた後(少なくはないですよね)、4時間くらいでもうお腹空いてきちゃいます。。なんて燃費が悪いんだ!と思われる方がいるかもしれませんが、人間にとって消化はもの凄いエネルギーを使うので、場合によっては身体の全ての力を消化に使うこともあります。・・・・・皆さん、思い当たりますよね?そうです、お友達の飲食店さんで楽しくてめちゃくちゃ飲んで、さらに締めのラーメンライスに行ってしまった次の日です!!!分解しきれないアルコールにより身体の機能は低下、使い物になりませんよね(激しく同意を求める)!
今回はきしめんのような幅のあるラザニェッテとハーブ入りのタヤリン(プラート エスティーヴォ)が入荷です!ハーブ入りのパスタは食べたことのないハーブ感と小麦の味わいでちょっと感動的なのですが、、、、賞味期限がめちゃくちゃ短くて、、、、なんと5月9日が賞味期限となっております(ひーーー)。。。。マウロ1人で仕込みをして数が揃うまでそこそこ時間もかかり、、輸出に関しての手続き、飛行機で日本に到着、通関、国内輸送、、うちの倉庫に着いたときには残りの賞味期限が1~2か月となってしまいます。。以前も書きましたが、賞味期限はあくまでも目安であってこの日を過ぎてもいきなり食べれなくなるわけではないのです、、本当に恐縮ですが、、、どうかお助けください!
文:太田 久人(ワイン)、岸本 学(パスタ)
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