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2018-07-11

【新入荷】2018年7月 その2(La Castellada、Nicolini、A Maccia)

皆さん的にも「そろそろフリウリから強烈な爆弾投下されないかな~?」なんて心待ちにされていたのではないでしょうか?
期待を裏切るのが大嫌いなオータ、ちゃんとご用意させていただきました!
ラ カステッラーダからは、ビアンコ&リボッラの2010年、シャルドネ2011と高樹齢のシャルドネ&ソーヴィニョンが植わる区画のブドウで造られるリゼルヴァ的な位置づけのVRH(ヴルフ、区画の名前です!)2007が新入荷、そしてピノ グリージョ2011が再入荷しております!!!
バランスの2010、ハイテンションな2011、圧倒的熱量の2007…特にヴルフ2007には驚いていただけるのではないでしょうか。
滅茶苦茶濃いのに軽く、そして余韻が途方もなく長い!そんなワインです…。

どのワインもそこそこな本数が入荷しておりますのですぐにはなくならないと思いますが、前回のヴルフの売れっぷりたるや…と皆さんを牽制してみたり(笑)。

オータの個人的感情心情感傷に従った結果、フリウリのニコリーニのワインに関しては直接取引だけでなく、1社(1者?)を仲介しての取引も継続していたりします。直接取引を開始した2013年ヴィンテージ以降は価格もぐっと抑えられているのですが、味わい的にはまだ開いていないものが多いのに対して、仲介者を介して入ってくるワインはそれなりの年数が経っているヴィンテージという事もあり表現力抜群だけど、ちょっとお高め…。

現行もバックヴィンテージも2ルートから入手し、もともと少ない生産量の割にワインの種類が多いため、今弊社に在庫のあるワインを全てオンリストしたとすると、なんと30種類!!!!!!ひええええ。

というわけで、各ワインとも在庫数の多い現行的なヴィンテージと古いヴィンテージを1~2種類を並行して販売することにしているのですが、在庫は増える一方…。もっと評価されても良い造り手な気がするのですが…。ま、愚痴るのはこれくらいにして…

新しくオンリストすることにしたワイン&ヴィンテージがあります!!!下記リストをご参照ください。アイテムによっては限られた入荷本数ですので、瞬殺してしまうかもしれません。中でもオータ的激熱ワインが2つ!

マルヴァジーア2009:コルクの品質のせいなのか、ボトルヴァリエーションが激しい気が…。濃い色調のボトルもありますし、至って普通なボトルも、そして時々結構しっかり発泡しているボトルもあったりします。オータはこの発泡ボトルを“当たり”と呼んでいます(笑)。実際滅茶苦茶美味しいんです!!!ボトリング時ですでに14.6%あって、尚且つ若干量の残糖があり瓶の中で発泡したってことは…ボトルによっては15%を超えるのもあるかもしれません…。彼らの2006年のマルヴァジーアも、ボトルによっては恐ろしく発泡し、スパークリングワイン級のガス圧にまで達したものもあったっけ…。現地最終在庫600本が再入荷です!

エウジェーニオ2016:マルヴァジーアはギリシャ発祥の品種で、イタリアまで島伝いに伝播してきたものと陸伝いに伝播してきたものがあります。フリウリで栽培されているものは陸伝い(マルヴァジーア イストゥリアーナ、イストゥリアのマルヴァジーアの意)、その他の地域で栽培されているものは島伝いに伝播したものが起源と言われています。モスカートにも島伝いと陸伝いのものがあるそうで、ニコリーニは彼らが栽培するブドウのことをモスカート ディ イストゥリア(イストゥリアのモスカート)と呼んでいます。地域でも伝統的に栽培してきたそうなのですが、DOCの規定にも載っていない為ブドウ名をラベルに表記することができない…(ピッコラ ネーラもロッソ ニコリーニに使われる土地ではボルゴーニャ ネーラと呼ばれる品種もスーパー土着品種なのにもかかわらず、DOC上は存在しないことに…)。そんな理由から2010年まではマリー(前述の仲介者がその当時気になっていたフランス人女性の名前…(笑))、それ以降は将来の跡取り息子の名前を取ってエウジェーニオという名前でリリースすることに。2016年のモスカートは、ボトリング時で15%を超える度数があったのですが、ボトルによっては瓶内で再醗酵…本当にヤバいワインです。

あとヴィトフスカ2016にも凄くビックリしていただけるかと…。もちろん他のワインも十分すぎるほど美味しいので、色々お試しください!早く2015&2016のマルヴァジーアをリリースして、皆さんのこと驚かせたいです…。

あと最近知ったことなのですが、アンブロージアはスロヴェニア側に彼らが所有する畑で獲れたマルヴァジーアを主体としたブドウで造られるワインとの事でした…。

リグーリアのア マッチャからは2015年の赤2種類と、不作なので入荷しないと思っていた2016年の絶品オイルが入荷です!

華やかだけど、同時に熟成のポテンシャルも備えたロッセーゼとオヴァーダにも似た重心の低さを持つオルメアスコ(ドルチェット)…。まだ確認できていないのでドキドキしちゃっているのですが、今回入荷分から表示されているオイルの賞味期限が延びている…はずなんです!18ヶ月以内というのは、あまりにも短すぎますよね…。ピガート2013共々よろしくお願いします!

文:太田久人
199 200 nuovo18.07.11

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