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2020-06-05

ヴィナイオータ かわら版 ~リザ編 その参~

リザの”飲んでもらいたい”ワイン紹介!!

ピガート2015(aMaccia)

こんにちは!ヴィナイオータのイタリア生まれのリザです!入社してからもう1年間経ちました!とても早く感じました!今回が3回目のかわら版となります!前回のかわら版を読んでくれた皆様ありがとうございます!3回目のかわら版…今回も頑張って面白いかわら版を書きたいと思います!

春は私の一番大好きな季節です。寝ていた自然が起きることも好きですが、会社の前の田んぼに水がいっぱい流れて、夕暮れの光がとても綺麗なので、とても幸せです。 日本に来てから、毎年春を楽しみにしています!日の出と日暮れのどちらかを選ぶとすると私はきっと日暮れの人です!日の出で起きることは結構難しいですし…笑

仕事終わり、素敵な日暮れを見たら、リグーリア州の家族旅行を思い出しました!レッコ村で日暮れを眺めながら、家族と一緒に海の近くのベンチに座ってフォカッチャ ディ レッコを食べた思い出が浮かびました。フォカッチャ ディ レッコはIGP認証のレッコ村で昔からずっと作られてきたチーズ入りのフォカッチャです。小麦粉、オリーヴオイル、水、塩で生地を作って、2mmの薄さで伸ばします。その中にクレシェンザチーズ、またはストラッキノチーズを入れ、15分ぐらいオーブンで焼きます。見た目は…チーズ入りのクレープです!そのときは未成年だったのでリグーリア州のワインを飲めませんでしたが、数年間後その土地のワインと出会って大好きになりました。リグーリア州は香りがとてもいい土地です!今回、そのリグーリア州の春風を感じるワインを紹介したいと思います!

春の暖かい日に心地よく飲めるaMacciaのPigato 2015年です!

リグーリア州のインペリア県にランゾという村があります。リグーリア海近くに綺麗な景色がある山があり、その麓にランゾがあります。現在ワイナリーの当主であるカルロッタの曾おばあちゃんが1850年aMacciaを開き、現在まで家族のみで経営してきました。「aMaccia」というリグーリア州の方言はイタリア語の「La Macchia」を縮めた言葉です。「Macchia」は地中海沿岸の地域でよく見られる森林を意味します。低木と硬葉樹林(ローリエ、ローズマリー、ケッパーなどの)のような植物です!aMacciaと名付けた理由は、この名前をみたときすぐにぶどうやオリーヴが作られた自然を思い出すことができるようにするためらしいです。

Picture from aMaccia’s Facebook page

aMacciaの女性達は自然に対して丁寧な扱いをし、自然と繋がるように生活しています。現にaMacciaはワイナリーだけではなく、小さな農場も有しています!カルロッタはレッコの近くにある農場で育てられなくなった動物を引き取り、救っているため、馬やろば、鳥などの動物がいっぱいいます!そして、一般の人も見学や宿泊することもできるので、子供から大人まで彼女が考えた環境で自然を楽しむことができます。9月になるとお客さんも収穫に参加することができます!もしリグーリア州に行くチャンスがあれば…このWebサイトをご覧ください!!
https://www.amaccia.it/agriturismo.html

カルロッタのAgriturismoの写真を見たら、今度リグーリア州に行くチャンスがあれば行って見たいな…と思いました!ぶどう園から見える景色…日暮れ…素敵そうですよ!

picture  from aMaccia’s Facebook page

aMacciaの畑の大きさは12ヘクタールあり、葡萄だけでなく、オリーヴの木なども育てています。葡萄は、リグーリア州の伝統的なPigato, Rossese, Ormeasco, Vermentinoの4品種を植えており、オリーヴオイルはデリケートなタッジャスカという品種から造られます。リグーリア州のオリーヴオイルはイタリアの中でも一番優しくて高級で、伝統的なジェノヴェーゼソースに使うオリーヴオイルです!

Picture from aMaccia’s Facebook page

aMacciaのぶどう園は標高124mに位置しており、Pigatoは樹齢15年の若い樹です。aMacciaは創業した1850年当時のままにワインを造っています。もちろん、作り方は少し変わって来ましたが、1850年には化学肥料や農薬がありませんでしたので、現在でも使っていません。施肥は堆肥のみです。9月最初の週に手で収穫を行い、1週間ほど自然発酵させてからステンレスタンクに移し、4ヶ月間シュール・リーの状態で熟成しその後、ボトリングします。それによって「リグーリア州だ!」と感じることができる素敵なワインができます。薄い金色で、フローラルでフルーティな香りがするデリケートなワインです。石油のようなオイル香やミネラルなどを連想させることもあります。大人しくてゆっくり飲めるワインですので、友達と一緒に賑やかなパーティをする時にぴったりです!ジェノヴェーゼソースを使った料理と一緒に飲むととても美味しいです!

私は…もう一回レッコ村でフォカッチャ ディ レッコを食べて、美味しいPigatoを飲みたいと思いました!

<<リザの飲んでもらいたいワイン紹介>>
銘柄:ピガート2015
造り手:ア マッチャ
地域:伊 リグーリア州
ブドウ:ピガート
希望小売価格:4,500円(税抜)

Picture from aMaccia’s Facebook

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