【新入荷】2023年12月その1(Pierpaolo Pecorari, Stefano Legnani, Sanguineto, Maison Vevey Albert, Monte Maletto, Nicolini, Pacina, Natalino del Prete)
【ピエールパオロ ペコラーリ】
いい人オーラ出まくりのアレッサンドロ率いるフリウリのペコラーリからは、欠品していた白ワインが一通り届きました!去年のヴィナイオッティマーナには、生魚を愛してやまない(笑)愛娘のイリスも一緒に来日したのですが、まあ立派なこと!人前でも堂々とはっきりしっかり話ができていて、おじさん感激でした(なにしろ生まれる前から見てきてますので…)。価格的にも、最小限の上げ幅で済ませられました!
■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=113
【ステーファノ レニャーニ】
リグーリア州のステーファノ レニャーニからは、ポンテ ディ トイ2022が入荷です。バンブー ロード2022同様に、抜栓直後には還元のニュアンスがありますがすぐ抜ける質のものですし、味わい的にも外向的で早い段階から楽しめるワインかと!
■ボトル画像はこちらから →https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=91
【サングイネート】
トスカーナのワイルドすぎるお姉さまたちドーラ&パトリーツィアが営むサングイネートからは、全ラインナップが届いております。今年の6月に訪問した際に一通り飲ませてもらったのですが、本当にビックリしたのがビアンコ&ロザート2022!“美しい”は優劣ではなく、唯一無二性を指す言葉だと標榜しているだけに、比較するという行為が美しくないと思っているわけですが、この2ワインに関しては“過去最高”と言わざるを得ない気がしています。香り味わい共に濃密ではあるのですが、素晴らしい飲み心地がっ!
まだボトリングをする前のタンクから取ってきたものだったのですが、すでに恐ろしい完成度で…(比較的早い段階からまとまるというのも、2022年ヴィンテージにある特徴な気がしています)。ドーラには「頼むから、(これ以上)酸化防止剤を入れないで、このままボトリングして!」と嘆願してきたのですが、結果は如何に?オータも楽しみです!!
ビアンコとロザートの美味しさにビックリしすぎて、赤4種類の味わいの記憶が全くありません(笑)。サクサクゴクゴク飲めたのは間違いないかと!社会情勢を反映した価格となってしまいましたが、まだまだ十分にその価値はあると思いますので是非
オイルですが、今までは自家消費用とワイナリーで直売する分しか生産量がなく、輸入することができなかったサングイネートの隠れたプロダクトでした。今年の6月に4年ぶり(!!)に訪問した際、再会を喜ぶ熱い抱擁(笑)の後にドーラがオータの手を引いて連れて行ってくれた場所には、小さなステンレスタンクが…。「ヒサト、ようやくあんたにオイルを売れる日が来たわよ!」と本当に自慢気&嬉しそうに話すドーラを見ていて、彼らにとってオリーブオイルというのは本当に大切なプロダクトなのだなぁと再認識しました。近年不作が続いたり、ビンなどのマテリアル高騰もあり、オイルの価格もじわじわ上がってきていますが、このサングイネートのオイル、750ml入りであることを考えると、お買い得と言えるかもしれません!お味はもちろんサイコーです!
■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=127
ここからはヴィンテージ変更ワインのご紹介です!
【メゾン ヴェヴェイ アルベール】
ヴェヴェイのブラン ド モルジェ2020が終売したので、2021をリリースします。フレーーッシュ!な酸が特徴のヴィンテージな気がします。
■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=74
【モンテ マレット】
来年のヴィナイオッティマーナに来日予定のジャンマルコ ヴィアーノが運営するモンテ マレットのバッティト デル マレット2015が終売しました。現在販売中の2016ともキャラクターが大きく異なるという事もあり、次ヴィンテージにあたるワイン、カレーマ ソーレ エ ロッチャ2017をリリースします。醸造場所の問題で前ヴィンテージまではカレーマDOCを取得できていませんでしたが、2017ヴィンテージから、晴れてカレーマを名乗ることができるようになりました!!
酷暑の2017ということもあり、“山のネッビオーロ”とは思えないほど充実した色調&タンニンを持ち合わせたワイン。その反面、酸もしっかりしているので、意外にサクサク飲めちゃいます。これからの季節、鳥系のジビエなどと楽しむのも一興かと。
■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=89
【ニコリーニ】
フリウリのニコリーニからは、3ワインをリリースします。詳細は下記の通りです。
○マルヴァジーア イン ローヴェレ2019:端正で落ち着いた雰囲気のあるワイン。ニコリーニのマルヴァジーアは、太陽に恵まれたヴィンテージともなると、くらくらするほどに妖艶な香りをたたえたワインになることもあるわけですが、この2019は品よく色気があるとでも言えば良いでしょうか…。
○ヴィトウスカ2021:気が付いたら、とあるヴィンテージからヴィトフスカ(vitovska)ではなくヴィトウスカ(vitouska)…。理由は尋ねたような気もしますが、全く覚えていません(笑)。ま、お味良ければ全て良しってことで!ニコリーニ家は、このブドウにはやたらと甲殻類のお料理を推してきます!
○ピッコラ ネーラ2018:ピッコラ ネーラという色素の薄い果皮を持つ品種で造る赤ワイン…なのですが、ヴィンテージによってはロゼワイン的な色調に。今回リリースする2018がまさにそれに当たります。造り方的には赤ワイン、色調&味わい的にはロゼ…そんな感じのワインです。2017とのコントラストにビックリしちゃってください!お味ですが、とても落ち着いたと言いますか、アダルトな雰囲気を持ったワインとでもいうか…。この後で紹介するナタリーノ デル プレーテのロゼとは好対照であることは間違いないかと!
■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=111
【パーチナ】
パーチナが“これは!”という年にだけ造る、木樽を一切使わずにセメントタンクで醗酵熟成、酸化防止剤完全無添加で造るヴィッラ パーチナ2015が終売間近になったので、2016をリリースします!どちらも力強いヴィンテージではあるのですが、2016の方がしなやかさも持ち合わせている気がします。抜前直後の少し舌先に炭酸を感じる状態でも美味しいですし、時間が経って温度も上がってきてからも、また違う楽しみがあると思います。
パーチナと言えばですが、先日パーチナという地所を購入してから90年経つという機会に、全世界のインポーターを招待してちょっとしたパーティが催され、オータも参加してきました。彼らの挨拶の後から始まり、昼食、ワイナリー見学中、そして夕食で出てきたワインは、始めて彼らがボトリングした1987年から醗酵が終わったばかりの2023までの全36ヴィンテージ(ボトリングを断念した1992を除くすべて!)!!!!
恐らくですが、36ヴィンテージ試したことのあるワインというと、バルバカルロとモンテブオーノ(同じ造り手だし…)くらいしかないオータとしては、衝撃的な体験でしたし、なによりも一番最初から現在までという本当の本当に全てを短時間で見せてもらえるということ、そしてその足跡を我々インポーターにも見てもらいたいというパーチナ一家の想いに感動しちゃいました。当然のことながら、グレートと評される年のものも、オフと言われてしまう年のものもあったわけですが、「偉大な造り手にハズレの年はない!」という持論は間違っていなかったと再確認できました!1990(←これはヤバかったです!)とか1995とか1987とか本当に美味しかったなぁ・・・・・・・。
■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=121
【ナタリーノ デル プレーテ】
プーリア州のナタリーノ デル プレーテからは、ネグロアマーロで造るロゼワイン、イル プローディゴ2022とプリミティーヴォで造るナタリ2020をリリースします!
ナタリーノの愛娘ミーナは、今回のプローディゴは、オータが恋してしまった2020と似ているとコメントしてきたのですが、全然でした(笑)。アルコール度数も2020ほど高くなく(12%、2020は軽く15%超え…)、しっかり酸もあり…。元気溌剌でキュートさ満載のワインです。同じ2022ヴィンテージでも、ビアンコ ナタリーノは、かな~りファンキーでしたが、このプローディゴ、そしてクオティディアーノ(バッグインボックス)の安定感は素晴らしいものがあると思います。
ナタリ2020は、充実の果実がありつつも飲み口の軽い、野暮ったさとは無縁の味わいがあります!
■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=139
*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。