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2021-01-19

【新入荷】2021年1月その1&その2(Stefano Legnani, Il Maiolo, L’Acino, Sanguineto, De Fermo, Sabadi)

“おいしさ”の起源 その5

2020年の流行語大賞は“3密”だそうですね。キャッチーな言葉が選ばれると分かってはいても、本質(本性)とか本当に考えなければならない事から目を背けたいだけのような気がして、少々複雑な気分になります。自然に翻弄されたり、自然がもたらした災いに無常観を感じるのは致し方ないとして、2020年は社会、政治、政策、誰かの都合、メディア、噂、風評、理屈に合わない事に翻弄され、それらの流れや方針に無常観を感じさせられたことに、腹立ちを感じているのはオータだけではないはず。

学校や保育園が休校していた時、田植え前の田んぼで思いっきり泥んこ遊びをしていたオータ愛息(当時5歳)とその師匠(小5)が“マスクもせずに密になって遊んでいる”と小学校に通報する自粛警察がいた時には、本当に驚きました…。混沌とした2020年から何かしらの教訓を得る上で、最大のキーワードになるとオータが考えるのは、ズバリ“不要不急”です。この言葉に傷つけられ、この言葉を大義に掲げられて活動(労働、表現など)機会を奪われた人がどれほどいた事か…。

世間でいうところの“不要不急仕分け”に則るのでしたら、“美味”も不要不急という事になってしまうような気がするのはオータだけでしょうか?? 誰しも食べずには生きていくことができませんから、敢えて考える事さえしないのかもしれませんが、「安全性、栄養価の高さと消化吸収のしやすさ」という根源的な“おいしさ”さえ満たしているのならば、“美しい味”かどうかは重要(必要)ではないのでは?そうだとすると、それこそ栄養調整食品やらサプリメントで事足り、安全な水分として生まれた(と思われる)ワインも、科学技術の恩恵によって安全な水に比較的困らなくなった現代においては、不要不急の存在になってしまったという事に…。以前も書きましたが、今この瞬間も、明日の生を繋ぐための食料でさえままならない人が、この世界にはたくさんいるわけで、正義感に溢れまくる自粛警察なら、美味さえも不謹慎と言いかねない気も…。ですが、文明文化を享受できる環境にある人が、享受することを申し訳なく思うのはちょっと違う気がするのです。幸運にも文明文化を享受できる立場の人なら、食のシーンから“美味”が完全になくなってしまったら、世界が物凄く空虚なものになることを容易に想像できると思います。前述の“根源的なおいしさ”が肉体に栄養をもたらすものなら、“美味”は心の栄養。心と身体のどちらもあっての人間。我々は生き延びるために生きるのではなく、心豊かに生を謳歌するために生きるべきで…。

味であれ、音であれ、映像であれ、我々の五感に強く訴えかける何らかの“美”を備えるものは、我々にとって決して不要不急などではないんです! 緊急は要しないかもしれませんが(笑)。自然、プロスポーツや音楽などの芸術、そして美味を生み出す人々…。オータは、オータに感動や新しいアイデアをプレゼントしてくれる美と美の提供元を尊敬していますし、それらの美を一生堪能していきたいと思っておりますので、これからも一生懸命応援していく所存です!

今回の不要不急騒動が、多くの人にとって「自分にとって、本当に大切なものは何か?」を考え直すきっかけとなっている事を願ってやみません。そして、皆さんと大手を振って3密状態でワイワイガヤガヤと美酒の杯を重ねる日を夢見て…。

おわり

本年も大変お世話になりました。なんともストレスフルな1年ではありましたが、皆さんのおかげで、ヴィナイオータは速度を落とすことなく駆け抜けることができました。こういった社会情勢にあっても、皆さんの変わらぬご愛顧をいただけた事は、ヴィナイオータ、そして造り手への皆さんの期待と信頼の証なのだとオータは思っております。多大なる感謝の念を感じつつも、同時にその意味や重みも痛いほどに感じています。

会社自体は来年で23年目を迎え、キャリア的にも老舗とはいかないまでも中堅どころくらいにはなったのかもしれませんが、その会社を支えてくれている現スタッフの大半が社歴(&ワイン道歴)的に浅い事もあり、プロっぽくない(笑)対応で皆さんにご迷惑をおかけしたことと思います。ですが、“モチベーションのない超プロ”と“モチベーションの高いド素人”のどちらをスタッフに欲しいかと問われたら、オータは迷わず後者を選びますし、現時点のヴィナイオータというチームにはプロフェッショナリズムは欠けるかもしれませんが、モチベーションはなかなかなものがあると自負しています。何が言いたいのかと言いますと…モチベーションの高い素人集団(何年やっても素人社長っぽさの抜けないオータも含む…)であるヴィナイオータには、伸びしろしかないんです!

というわけですので、来年は今年よりも少しだけ(←これ大事(笑))期待していてください。皆さんの期待や信頼にもっとしっかり応えられるヴィナイオータを目指してスタッフ一同邁進していく所存です!

それでは2021年の新入荷案内いきます! 年始から、えげつなどぎつくてすみません(笑)!!

欠品しておりました、元凄腕保険マン、ステーファノ レニャーニが信用のおける農家から市場価格よりも高額で買い上げたブドウで造るンブーロード2019年が届きました! 2400本入荷していますが、昨今の売れ行きを鑑みると、3~4ヶ月くらいでなくなる可能性があります。お気を付けください!

兄貴分のポンテ ディ トイ2016年とル ガルー2015年、そしてこれからの季節でしたらジビエ(鴨とか?)と合わせるのも楽しげな、マルヴァジーア ロッサで造るうっすら残糖のあるワイン、ペル ジーノ2013年も是非!

そのヴィンテージ(=熟成年数)、そのテンションからしたら、反則級の価格のワイン、イル マイオーロイル マイオーロの2004年2005年2006年の3ヴィンテージが5回目(!)の入荷です! 今回は2004年が1800本、2005年と2006年が900本ずつとそれなりの本数が届いています…が!、下手したら1ヶ月持たないかもしれません…。

2018年の初輸入以来、通算でどれくらい入荷したのかを調べてみたところ、2004年が9600本、2005年と2006年が8700本ずつという事で、なんと計27000本!!!!! そして現地には、まだ在庫があるという噂も…イタリア恐るべし!

ディーノがオータに送りつけてくる写真と言えば、以前は大概が料理の写真だったのですが、最近は新しく届いた樽の写真ばかり(笑)。使い古しとはいえ、多少なりとも樽香がワインに移ってしまう小樽(内部を焼きながら曲げた)から、カンティーナ ジャルディーノやブレッサンが懇意にしている樽職人が手掛ける様々な樹種の大樽(&内側を焦がしていない)へと切り替えを進められるのは、ちゃんとワインが動いている証拠。そんなワイナリーとしても着実に進化を遂げているカラーブリア州のラーチノからは、ジラモンド2019年が再入荷、マリオッコで造るロゼワイン、アーソル2019年ヴィンテージとマントニコで造る白、マントニコス2017年が新入荷しております。

先日リリースしたコーラ ロッソ2018年のファンキーさに動揺された方も多いようですが、半年くらい後にはしっかり落ち着いてくると思いますので、ご心配なさらず!

モンテプルチャーノのワイルドお姉さまたち、ドーラ&パトリーツィアのサングイネートロッソ2017年が終売しましたので、2018年をリリースします! アルコール度数的にもほぼ15%あったパワフルな2017年と比べると、2018年は14%ジャスト(つまり薄いわけでもない…)、すでにいい感じの飲み心地もあるワインです。ビアンコ&ノービレもよろしくお願いします!

アブルッツォのキラキラ家族、デ フェルモからはスパゲットーニトリティリオーニが届いております。入荷個数が少ないので、すぐなくなってしまうかもしれません。お気を付けください!

シチリアのサバディからは、新ロットのリモナータ マードレの1リットル入り(今回のロットから少しお安くなります!)と、ラッテ シリーズのチョコレートが一通り、絶品ホット チョコレートの素タッツァシリーズ、最強トッローネとトッロンチーニ(小さなトッローネのチョコレートがけ)、そしてサバディの直営店と日本でしかお目にかかることのない、“(何らかの)香りの中で熟成させた”チョコレート、アッフィナーティ シリーズが新種5種を含む計34種類(!)が入荷です。アッフィナーティは、それぞれ10~15個と極少量の入荷となりますので、ご興味がおありの際はお早めに!

そして、一部アイテムが新ロットに切り替わっていたクアリタ デッラ ヴィータシリーズですが、バレンタイン商戦が近いこともあり、すべて新ロットに切り替えます。少し在庫が残っている旧ロット(賞味期限:2021年3月末)は、セール価格でお出ししますのでこちらも是非よろしくお願いします!

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

文:太田久人

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