造り手紹介 Cristiano Guttarolo / クリスティアーノ グッタローロ
造り手:Cristiano Guttarolo / クリスティアーノ グッタローロ
人:Cristiano Guttarolo / クリスティアーノ グッタローロ
産地(州):プーリア
ワイン:GIA, Bianco (Amphora XXI), Amphora Bianco , Carsia, Rosato, Violet, Miro, Lamie delle Vigne, Joha, Amphora Rosso, Susumaniello, Negroamaro,
所在地:Via Lamie di Fatalone, 2385, 70023 Gioia del Colle | BA -Italia <map>
Web:https://www.cantineguttarolo.it/
南イタリア プーリア州の州都バーリから南に40kmにあるジョイア デル コッレで、それまで祖父が続けてきたアルベレッロ仕立てのブドウ畑を1ヘクタール引き継ぐ形でワイナリーを始めたクリスティアーノ。プーリア州の市町村のほとんどが海抜100m以下に位置していますが、彼の畑は標高400mの石灰岩台地の上にあり、ブドウもしっかりと酸のあるものが収穫されます。高台にある周辺の街々では農業以外に牧畜も盛んで、羊飼いたちが両手で抱えるような大きなパンを持って山に行く風習があり、夏の気温が高く雨が少ない小麦栽培に向いた土地ならではの物語が今も残っています。
グッタローロ家のルーツがカンパーニア州にあり、サレルノに住んでいたクリティアーノは、カンティーナ ジャルディーノのアントニオと親交が深く、お互いの夢を語り合ううちに、とうとうジョイア デル コッレへの移住を決意しました。ワイナリーの創業は2004年、当初から微生物、植物、動物間の調和を取り戻すことを心掛けボルドー液以外の化学的な薬剤や施肥に頼らずにブドウを栽培。ワイナリーでも人為的な介入を排し、野生酵母による醗酵、一切の濾過清澄作業を行わず、酸化防止剤完全無添加でボトリング。現在は40ヘクタールという広大な敷地で小麦をメインに農業を行い、6.5ヘクタールほどの畑でビオディナミ農法にてブドウを育て、年間約30,000本を生産しています。
<ワインラインナップ>
トレッビアーノ90%、ヴェルデーカ10%をステンレスタンクで醗酵&熟成させた白ワイン。
●Bianco (白ラベル) (ビアンコ)
品種:ヴェルデーカ、フィアーノ
磁器製のアンフォラで熟成させたワイン。2020年は近隣の信頼のおける農家から買ったヴェルデーカ、フィアーノ、マルヴァジーアを7日間全房醗酵させていたが、2021年VTはヴェルデーカとフィアーノのみ使用、“AMPHORA XXI”(アンフォラ21(年)の意)と表記されるように。2022年はクリスティアーノの畑のヴェルデーカをダイレクトプレスしたものを主体に、買いブドウのシャルドネを7日間全房醗酵させたものを10%程合わせ、磁器製のアンフォラで発酵・熟成させた。
●Amphora Bianco (緑ラベル) (アンフォラ ビアンコ)
品種:ヴェルデーカ、シャルドネ
自社ブドウのヴェルデーカとシャルドネを主体として、テラコッタ製のアンフォラで全房醗酵を行い、圧搾後もアンフォラにて熟成させボトリングした白ワイン。
土着品種である若い樹齢のヴェルデーカを手作業でゆっくりとダイレクトプレスし、モストだけの状態にしてステンレスタンクで約9か月醗酵&熟成した白ワイン。
●Rosato (ロザート)
品種:プリミティーヴォ、ススマニエッロ(圧搾したモストのみを使用)
ダイレクトプレスしたプリミティーヴォと少量のススマニエッロのモストで造った果実味豊かなロゼワイン。ステンレスタンクで醗酵、磁器製のアンフォラで4か月熟成。
圧搾したネグロアマーロのモストのみを使用し、ステンレスタンクで醗酵&熟成させて酸化防止剤無添加でボトリングしたロゼワイン。(2017ヴィンテージまではプリミティーヴォを使用)
ステンレスタンクにて5日間程度マセレーション(通常は10日ほど)とアルコール醗酵を行い、圧搾後ステンレスタンクに戻され約18か月間ほど醗酵の続きと熟成を行った赤ワイン。彼が育てているブドウの中では一番古い樹齢となる、平均35年ほどの畑で栽培されたプリミティーヴォを収穫。雨が多く厳しいヴィンテージとなった2018年、雨を吸い上げたブドウは樹上で爆ぜてしまい、そこにバクテリアが繁殖、大量の揮発酸を生成した。ススマニエッロとネグロアマーロは収穫すら行わず、栽培面積が広く選果が比較的容易なプリミティーヴォだけを収穫、揮発酸がそれ以上増えるリスクを避けるために、通常よりマセレーション期間を短くして仕込まれた。
●Lamie delle Vigne (ラミエ デッレ ヴィーニェ)
品種:プリミティーヴォ
彼が育てているブドウの中では一番古い樹齢となる、樹齢30~40年ほどのプリミティーヴォを収穫。プリミティーヴォは今から2000年前に、現在のクロアチアのダルマツィア地方から海を渡って伝播したと考えられている黒ブドウ品種。除梗後、軽く潰し18日間のマセレーションとアルコール醗酵を行い、圧搾後24か月間ステンレスタンクにて醗酵の続きと熟成を行う。
●Joha (ジョハ)
品種:プリミティーヴォ、ススマニエッロ
高樹齢のプリミティーヴォとススマニエッロをブレンドして造る赤ワイン。
●Amphora Rosso (アンフォラ ロッソ)
品種:プリミティーヴォ、ススマニエッロ
プリミティーヴォ(90%)とススマニエッロ(10%)をテラコッタ製のアンフォラで約6か月間、皮ごとの状態で醗酵&熟成を行い、圧搾後ステンレスタンクで数か月間休ませた後にボトリングしたワイン。
●Susumaniello (ススマニエッロ)
品種:ススマニエッロ
ススマニエッロは、クロアチア沿岸部のダルマチア地方から伝播してきたと考えられている品種。樹齢が若い時には沢山のブドウを生らせることから、“ロバに(ブドウを)背負わせる”という意味の方言が品種名になったそう。色が濃く、酸も穏やかなブドウのため、ブリンディジ周辺では、酸が強く色素が若干薄いネグロアマーロの補助的役割として使われてきた品種で、樹齢が若い時には多産な反面、樹齢が古くなるにつれ収量が一気に落ちるという特性もあることから、栽培面積を減らしているブドウでもあり、現在は数軒のワイナリーのみが単一でボトリングしている。ステンレスタンクで21日間皮ごと醸し醗酵させ、軽くプレスして12か月熟成の後ボトリングした赤ワイン。
●Negroamaro (ネグロアマーロ)
品種:ネグロアマーロ
紀元前7-8世紀のギリシャの植民地時代に伝播してきた品種だと言われているネグロアマーロ。ステンレスタンクで15日間の皮ごと醸し醗酵させ、軽くプレスして12か月間熟成の後ボトリングした赤ワイン。
【新入荷】オータのアツアツ新入荷・2025年1月その1(Lasserra,Daniele Portinari,Stefano Legnani,Nicolini,Tropfltalhof,Pacina,De Fermo,Colle Florido,Cristiano Guttarolo,Natalino del Prete,La Calabretta) 【新入荷】オータのアツアツ新入荷・2024年10月その3(Daniele Piccinin,Casa Coste Piane,Cristiano Guttarolo,Possa,Fonterenza,La Calabretta) 【新入荷】オータのアツアツ新入荷・2024年9月その1(Camillo Donati,Il Moralizzatore,Gravner,Stefano Berti,Cascina Roccalini,Trinchero,Pierpaolo Pecorari,Cristiano Guttarolo,Natalino del Prete) 【新入荷】2023年9月その4(Il Colle,Cantina Giardino,Cristiano Guttarolo,Francesco Brezza,De Bartoli) 【新入荷】2023年7月その2(Fonterenza,Pacina, Camillo Donati,Luigi Tecce,Cristiano Guttarolo)