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2015-04-01

【新入荷】2015年4月その1&2

ヴィナイオータを代表する造り手である、ラディコン、ラカステッラーダ、ヴォドピーヴェッツの白が枯渇するという、会社史上未曽有の事態がっ!欠品させてしまうことには心苦しさを感じつつも、ちゃんと飲まれているからこそ、このスピードでなくなっていく訳で…かつて“変”と言われていたものが、多くの人にとって“普通”になってきたということなのかと。非常に感慨深いです!!!3造り手とも、現在引き取りをかけておりますので、3か月後には再び勢揃いします。それまで、ブレッサンの白やムレチニックのシャルドネ08でしのいでくださいませ!!
それでは4月の新入荷ワインのご案内です。今回は本当に盛り沢山ですよ!!
まずは新しくラインナップに加わった造り手イル チェンソから!!以前からパオロ ベアのジャンピエロ ベア(ややこしいですね。パオロはお父さんの名前で、当主は息子ジャンピエロ)から話は聞いていたのですが、去年ようやくワインが出荷されることに。ローマ在住のガエターノ ガルガノは、もともとシチリアのパレルモとアグリジェントの間にある町パラッツォ アドリアーノ(ニューシネマパラダイスの撮影地にもなりました!)の出身。そこでガルガノ一家は、小麦の栽培と家畜の放牧をしていたのですが、この土地には500年以上に渡るブドウ栽培の歴史もあり、質の高いブドウができると考えたガエターノ、2010年に5haの畑にカタラット、ペッリコーネ(ピニャテッロの別の呼び名)、ネーロ ダーヴォラを植え、2012年に初収穫をします。今回入荷したプラルアールは、カタラットを2週間以上皮ごと醸したワインで、プラルアールはアルバニア南部で話されている方言で“黄金色の”を意味し、グレカニコの正式名称がグレカニコ ドラート(ドラートはイタリア語で黄金色の意)であることから付けられた名前になります。パラッツォ アドリアーノは、アルバニア本国がオスマントルコの襲撃により国を追われたアルバニア人が住みついた町の1つで、いまだにアルバニアの風習(教会のビザンチン式典礼)も残っているそうで、町の歴史伝統をワイン名にも表現したいとガエターノとベアは考えたようです。お味はといいますと…造り手を増やさないと宣言した後にヴィナイオータが取引開始した造り手(鏡氏、ブレッサン、ボルガッタ、ステーファノ レニャーニ)のワインから、ある程度想像していただけるのではないでしょうか。生産本数の1/3にあたる900本が入ってきています。限定とはしませんが、一瞬でなくなるはずです。どうかお気を付けください!!!
エミーリア ロマーニャのアルベルト アングイッソラからは、赤ワインが色々入ってきました(白は2014年のリリース待ちとなります…今しばらくお待ちください!)。ピノ ネーロで造られるトップキュベ、リーヴァ デル チリエージョ2011と高樹齢のバルベーラ&ボナルダで造られるスティルの赤トレヴィーエ12が再入荷、瓶内2次醗酵を促すために若干の残糖がある状態でボトリングしたバルベーラ&ボナルダ、カゼロッソの12年と13年と、ピノ ネーロのベーシックキュベ、カゼ13が新しく入ってきました。カゼロッソ12は、インヴォイスに“Frizznate(フリッザンテ)”の表記がなかったので、微々発泡程度なのかと思われます。もともとは全く同じワインだった、トレヴィーエ12と是非飲み比べてみてください!!に対して、13年は2.4気圧あるようで、堂々とフリッザンテを名乗っています。
欠品していました、カーサ コステ ピアーネのプロセッコ2013が再入荷しました。マグナムと3リットル瓶も同時にリリースします!!

アッコマッソからもワインが届きましたよ!今回入荷したワイン、ロレンツォ翁自身「ホントに売れるのか?」と猜疑心一杯だったのですが、「仮に誰も買わなかったとしたら、俺が絶対全部責任持つ!!(そのほうが嬉しかったのですが…)」といい続ける事3年以上、去年末にようやくボトリングしてくれました。ラベルにはヴィーノ ロッソとだけ書いてあり、ヴィンテージ表記もありません。ですが、中身はといいますと…バローロ03なんです!!!!!ボトリングのタイミングを逃し、タンクで眠っていたワインになります。もう一度書きますが、ラベルにはヴィーノ ロッソとしか書いていませんので、バローロ03であることを信じるか否かはすべて皆さん次第です。1000本入荷しましたが、倍以上のリクエストが来ることが予想されますので、限定ワインとさせていただきます。
ナイーブ農民詩人醸造家哲学者パン屋な天才鬼才、ジャンフランコ マンカのパーネヴィーノからは、2013ヴィンテージのワインが3種類届いています!!!!
ジャンフランコのメッセージを伝えるのに毎回苦労する、カンノナウ主体の赤ワインですが、今回はSu chi no’nau(ス キ ノナウ)という名で、日本語に訳すなら、“僕が口にしない(言わない)こと”といった感じでしょうか。様々な感情、視点、考えが交錯(そして共存)しつつも、言葉に頼らずに理解し合える理想郷的世界へのオマージュ的ワインだそうです(何が言いたいのか全然わからないですよね…汗)。
技術的なディテールの言及や、浅はかな意味論(←僕も完全に理解できているわけではないので…ネットで調べてみてください!!)に囚われることなく、目の前にあるワインを純粋に楽しむ…。
「自然派、ビオワイン、オーガニック、ビオディナミ、ブドウ品種、テロワール、培養酵母、酵素、酸化防止剤、醸しの期間、醗酵温度、赤ワイン、白ワイン、オレンジワイン、新樽、大樽、アンフォラ、酸化、還元…ワインという惑星の上だけでも、沢山の言葉が氾濫&乱用され過ぎている気がするのは俺(ジャンフランコ)だけ?もっと、目の前にある液体(ワイン)の“無言の声”に耳を傾けてみようよ!!」といったところでしょうか…。僕が言葉を弄し過ぎると、彼のメッセージが薄まっちゃうかもしれないので、このくらいにしておきます(笑)。ラベルを見て、皆さんなりにジャンフランコのメッセージを汲んでみてください!!!!!
今更ですが、スキノナウという名前、カンノナウともかけてあるのかと…。
もう1つの赤ピカデ2013は、ピシーナカデッドゥのモニカ&カリニャーノに、樹齢の古い樹が残る区画のブドウをブレンドしたワインです。2012年ヴィンテージは、Rossato(ロッサート、Rosatoロゼ+Rosso赤の造語)という名前でリリースされたロゼワインですが、13年はPanevin en rose(パーネヴィン アン ローズとでも発音するのでしょうか…バラ色のパーネヴィーノ?)という名でリリースです。
ヴァルテッリーナの良心、アールペーペからは、ロッソ ディ ヴァルテッリーナ12グルメッロ ロッカ デ ピーロ10サッセッラ ステッラ レティカ10インフェルノ フィアンメ アンティーケ10が入荷です。ロッカ デ ピーロとステッラ レティカは、アールペーペ的に“普通の年”と判断した時に造られる、長期熟成を念頭に置いていないワイン。それに対して、天候に恵まれて素晴らしいブドウが獲れ、熟成のポテンシャルがあると判断した年には、全量を大樽で長期熟成させ、ボトリング後もビンで4-5年寝かせてからリリースさせ、それらのワインがブオン コンシーリオ(グルメッロ)ロッチェ ロッセ&ヴィーニャ レジーナ(サッセッラ)になります。ちなみにですが、2014年はグルメッロ&サッセッラとしてリリースさせるテンションにブドウのクオリティが達していないと判断し、全量をロッソ ディ ヴァルテッリーナとしてリリースさせるそうです…。プライド、信念、誠実さなくしては、こんなリスキーな決断はできないのではないでしょうか。アールペーペ&ヴァルテッリーナ、もっともっと注目されて良い造り手&ゾーンだと思います。バローロ、バルバレスコのネッビオーロとは、全く違う個性を持ち合わせたヴァルテッリーナのネッビオーロ(キアヴェンナスカ)も是非!!今、ヴィーニャ レジーナの01とかえげつなく美味しいですよ!!
取引しようという話になってから、実際に取引が始まるまで苦節3年…パンテッレリーア島のフェッランデスに、オフィシャルに自家ボトリングする許可がようやく下りました(恐らくですが、今までは他の人のセラーでボトリングしてたか、その人のセラーでボトリングしたことになっていたのかと…)!!今回はパッシートの07が入荷です。久々にボトリングしたということもあり、各所からオファーが殺到、日本への割り当ても200本程度となっております(再入荷の予定あり)。そのパッシート原料、ジビッボ(モスカート)の干しブドウと、フェッランデス家のもう一つの財源、ケッパーの塩漬けも輸入してみました!!!彼らのケッパーは、僕自身食べたことがないので未知数ですが、干しブドウの美味しさには驚いていただけると思います!!チーズと良し、料理にも是非~~!

文:太田 久人

123 nuovo15.04.01

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