【新入荷】2023年8月その2(Daniele Piccinin, Accomasso)
【ダニエーレ ピッチニン】
ダニエーレ ピッチニンからも、色々届きました!詳細は下記の通りとなります。
ビアンコ ムーニ2022:今回入荷した2022ヴィンテージから、日本以外のマーケットではラリオンという名前でのリリースとなっています。ラリオンは、ダニエーレが住む町、サン ジョヴァンニ イラリオーネの地元での呼び名。モンテマーグロが、モンテマーグロ(痩せた山の意)という名の区画に植わるドゥレッラという土着品種で造る、いわゆるクリュ的な概念で生まれるワインだとしたら、ラリオンは複数品種、複数の区画のブドウを混醸した、サン ジョヴァンニ イラリオーネというクリュよりも大きなゾーンを体現・表現したワイン。ヴィナイオッティマーナの準備が忙しすぎて、新しいラベルのための日本語訳の作成を進める余裕がなく、日本向けのワインだけ旧名のビアンコ ムーニが暫定的に使われることに…。7200本と十分すぎる本数が入荷していますし、もう13000本(!)ほど入荷してくる予定ですので、ガンガン使っちゃってください!
モンテマーグロ2020:1500本が再入荷してきました。まだ少し硬いような気がしますので、もうしばらく待ってあげるか、抜栓を飲む数日前にするかをおススメします!再々入荷があるかどうかは定かでないので、取って置く用の確保もお忘れなきよう!
エポケー2020:ベースのワインも2020年のドゥレッラ、瓶内2次醗酵を促すための糖分に使用されているのも2020年のドゥレッラを陰干ししたもののモストを使用した、正真正銘2020ヴィンテージ、ドゥレッラ100%のスプマンテ。2019ヴィンテージで、高みに達した感があるこのワイン、もはやイタリアを代表するナチュラル スプマンテと言っても過言でないかと!2020もサイコ~です!!今回は1500本が届いたのですが、再入荷の予定もありますので、気兼ねなく飲んじゃってください!
ローザ ペル ヴォイ2020:エポケー2020に使用されるベースのワイン(ドゥレッラ)に、カリペ(ピノ ネーロ)2020のプレスワインをブレンドして造るロゼスプマンテ。ひと手間がかかっている分、価格的にもエポケより高くてもおかしくないような気もするのですが、(カリペには使わず)デクラスすることにしたプレスワインを2次利用したワインなので、エポケーよりも価格を安くすることにしたそう。ボトルによっては、酒石の結晶がボトルに散見するようですが、当然のことながら、品質には何の問題もありません!こちらも再入荷の予定アリ!です!!
カリペ2020:ピノ ネーロ100%で造るワイン。2019ヴィンテージまでは、品種名をワイン名としていましたが、2020ヴィンテージからはカリペを名乗ることに。カリペは、ヒマラヤ山麓に暮らすシェルパが山へ歩みを進めようとしている人に対して使う言葉で、“着実な一歩”を指します。ブドウが植えられたことのない区画にその土地の伝統と何のゆかりもない品種であるピノ ネーロを植えたダニエーレは、急いて結果を求めぬようにと自戒の意味を込めて、こういった名前にしたのかと。ローザ ペル ヴォイのところでも触れたように、2019以降のカリペ(ピノ ネーロ)には、圧搾前にフリーランで出てきたワインのみを使用してするようになり、その恩恵に与ってか、リリース当初から恐ろしく滑らかな飲み心地のワインに…。ピノ ネーロ2019は、それまでのヴィンテージと概ね似たような価格でリリースされていたのですが、フリーランだけを使うという選択に対してダニエーレ自身が確証のようなものを得たのか、2020ヴィンテージからは価格帯的にもグッと上がった感じに…。圧搾したものもブレンドした総量を10とするなら、(圧搾しないことで、ヴィナッチャなどと一緒に残る)3ないし4のワインをデクラスすることにしたわけですから、オータ個人としてはこの決断も十分に理解&受け入れられる気がしています。ただ、ヴィナイオータの太田としては「こんな価格帯の赤ワインを、本当にそんな本数売れるの?」って心配になるくらいの量を買い付けておりますので、どうか皆さんの清き1本を!
ビンなどの各種マテリアルの高騰に加え、昨今のユーロ高もあり、モンテマーグロ2020も含むすべてのワインが前回入荷時よりも1割程度高くなってしまったことをご了承ください!ロシアとウクライナにとどまらず、全世界の一般市民にとって全くもって無益としか言いようのない今回の戦争…早く終わってくれ~~!!
【アッコマッソ】
身体的には、以前のようにシャキシャキと動くことはできないまでも、頭脳は相変わらずキレッキレなロレンツォ アッコマッソ翁からもワインが届きました!毎回書いているかもしれませんが、(ヴィナイ)オータの事をちゃんと思い出してくれて、電話をくれて、多寡にかかわらずワインをちゃんと用意してくれるだけでも本当にありがたいことだと思っています。唯一ありがたくないのは、価格上昇の青天井ぶりでしょうか(笑)。今回届いたのは、バローロ アンヌンツィアータの2015&2016で、各240本の入荷となります。
*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。