2025-11-26
年末恒例、決算セールのご案内です!
一昨年より始めた、「スタッフの推し!CP」。ありがたいことに、新着のご案内だけで全量ないし大半が無くなってしまうワインがある傍ら、その影に隠れ光があたっていないワインたちがあり、そんなワインにスポットを当てる為、様々なテーマをもとに皆さまに案内を行ってきました。CPのおかげか以前より皆さまに多く知っていただいたワインもあれば、まだまだ魅力を伝え切れていないワインも多く残っていたり、新規取り扱いの造り手が増えている中でしっかりとお披露目する機会も少ないなど、まだまだ課題が山積みのこともありますが、今回のセール含めて多くの方に魅力を届けれるように精進していきます。
改めお伝えする内容ですが、1年を通してCPを行い、CP対象のアイテムは通常よりも価格を下げて販売し、値付けに関しては皆様にお任せする形となっていますが、安売りをしていただきたいわけではありません。ヴィナイオータの基本的な考えとして「酒販店さん、飲食店さんにしっかり利益を取ってもらおう!」という大切なテーマがあります。その上で一般の愛好家の方にも還元していただきたいと考えております。ヴィナイオータは、皆さんの経営、勤務されている会社、職場が持続可能な形となってくださることがヴィナイオータという会社を持続可能なものにする唯一の方法だと真面目に考えております。その中で新たなワインの魅力を知っていただきつつ、出来るだけ皆さんへ還元できるようにと考えているセールですので、どうかお付き合いください!!!
また、決算セールということで普段はなかなか特価にしづらいものもラインナップに含めております。スタッフ各々が選んだワインの簡単なコメントをしていますので、そちらもぜひご注目ください!!

| La Visciola / Donna Rosa 2020 ラ ヴィーショラ / ドンナ ローザ【白(醸し)】 |
半年ぶりに飲んだのですが、夏を越えて酸味が心地よくなり、果実味がじんわりと広がっていくような印象。派手な外交的さではなく、ラベルに描かれた当主の奥さまドンナ ローザのように、何も言わずにそっと隣に座って居てくれるような優しい明るさを感じます。落ち葉や雪が陽に照らされるしんとした冬晴れの日に、ゆっくりと流れる時間の中で味わいたい。まさにいま推したい!秋冬にぴったりなワインです。(阿部) |
| Cascina Roccalini / Barbaresco Roccalini 2020 カシーナ ロッカリーニ / バルバレスコ ロッカリーニ【赤】 |
暑い年を感じさせるボリューミーな果実味と重厚感を開けたては感じますが、綺麗な余韻に落ち着いていく印象。そして数日後にはグンと透き通った大人な雰囲気に、、(本当に一気に変わります)!ちょうど一年前オッティマーナで日本へやってきた当主パオロ、一見かなりパンチのあるエンターテイナーなのですが、ふとした時に気遣いの言葉をかけてくれる柔らかさも持ち合わせていてとても魅力的な人でした。このワインはそんな彼のような、知れば知るほど好きになる液体です。(阿部) |
| Shobbrook Wines / Rose’ 2022 ショッブルック ワインズ / ロゼ【ロゼ】 |
南オーストラリアのナチュラリスト御三家と称賛されているショブルックが手がけるロゼ。リリース当初はやや還元のニュアンスが出ていたそう。しかし、時間の経過とともにそのニュアンスは穏やかになり、現在の仕上がりは軽やかで飲みやすく、引っかかりのないスムーズな口当たりが印象的。バランスも良く、親しみやすいロゼになっています。(飯塚) |
| La Calabretta / Contrada dei Centenari 2019 ラ カラブレッタ / コントラーダ デイ チェンテナーリ【赤】 |
ソリッキアータ村のフランク自宅裏、わずか0.1haの区画で造られる、カラブレッタにとってグランクリュ的存在の特別な一本です。エトナの火山的なニュアンスが感じられるのが魅力。澄んだ赤で、グラスの縁にかけて淡いオレンジが広がり、どこか懐かしさを覚える色合いです。年間およそ300本ほどの生産のため、ぜひこの機会に体験してみてください!(飯塚) |
| Colle Florido / Rosso Erba Salata 2018(L.03.18) コッレ フローリド / ロッソ エルバ サラータ【赤】 |
モンテプルチャーノはしっかり醸すと非常に堅牢なワインになりがちで、“いつ開くの?”というぐらいのエキスやタンニンを持つブドウ。それゆえロゼぐらいが食事と一緒に楽しむにはちょうど良いことがままあるのですが、この「エルバ サラータ」はとても優しい抽出で飲み心地は柔らかく、じっくり向き合っても奥深さがあるという、まるで造り手アンドレアの人柄がそのまま現れたようなワイン。逸品です!(石橋) |
| Luigi Tecce / Taurasi Riserva Puro Sangue 2014 ルイージ テッチェ / タウラージ リゼルヴァ プーロ サングエ【赤】 |
シチリアとサルデーニャを除くイタリア半島のほぼ全域が日照不足と多雨にみまわれた2014年。タウラージも例外ではありませんでしたが、ルイージの畑では例年の3分の1以下の収量になるまで徹底的な摘果を行った結果、前年より高いアルコール度数(15%!)となる非常に凝縮したブドウを賜ることができました。孤高の造り手の狂気のようなものを感じるヴィンテージ。(石橋) |
| Conti / Spanna 2022 コンティ / スパンナ【赤】 |
”ツンデレさん”。2022年は雨が少なく暑く乾燥し熱波に見舞われ、ブドウの実は凝縮し小さめな粒となったそう。夜は山風が入るため、ボリュームと柔らかさもありつつ、最後は酸でバランスがとれていて「いいじゃん!!」と言いたくなる1本です。(小沼) |
| Daniele Piccinin(Muni) / Kalipe’ 2021 ダニエーレ ピッチニン(ムーニ) / カリペ【赤】 |
“綺麗”。フリーランで出てきた液体のみを使用、さすがダニエレくんです。少し恥ずかしそうにやさしく微笑む、長女ラヴィニアの姿が浮かびました。ほのかに香る甘やかな香りで、キュートな酸が最後は丸く収まります。イメージは清純派女優。(小沼) |
| 月の井酒造店 / 渡船生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒(720ml)【日本酒(生もと純米原酒)】 | 渡船は茨城では昭和30年代まで栽培されていた酒米ですが非常に晩生品種で今はほとんど作られていません。ワイン品種同様、複雑で奥深い酒になるのではないか?との期待をもって栽培しています。日本酒度は高いですが、チヨニシキと比べて厚みや複雑さを兼ね備えていて立体的で豊かなバランスの良い味わいです。(桑原) |
| 月の井酒造店 / チヨニシキ生もと純米原酒R6BY(2024) ヴィナイオータのお米を月の井酒造店で杜氏石川達也が醸したお酒【日本酒(生もと純米原酒)】 | チヨニシキは茨城県奨励の飯米品種であり、飯米らしい軽快さや飲みやすい酒質ではあるのですが、例年、日本酒度20度越えのキレッキレのお酒になっています。チヨニシキは縦、渡船は横に広がるイメージ。いずれにしましても、おすすめの飲み方は割水をして冷や(常温)~ぬる燗で。(桑原) |
| Nicolini / Malvasia in Rovere 2021 ニコリーニ / マルヴァジーア イン ローヴェレ【白(醸し)】 |
ノーマルのマルヴァジーア(緑色ラベル)がステンレスタンクで熟成させるのに対し、イン ローヴェレ(茶色ラベル)はノーマルよりも樹齢の若い畑のブドウを使い、大樽で熟成させる。ニコリーニ特有の凝縮した果実感に、海風を感じるミネラル感が重なり、力強いのにサクサク飲み進む危険なワインになっています!(佐藤) |
| Two Metre Tall / Huon Farmhouse Wild Dry Cider 2019,’20&’21(2,3&4 year old vintages) トゥー ミーター トール / ヒューオン ファームハウス ワイルド ドライ サイダー【シードル】 |
2MTのアシュリーが愛してやまず、夕食時に毎晩3パイント(!!)は飲んでいる完全野生醗酵のサイダー(シードル)。リンゴを圧搾して自然に醗酵するまで放置し、ステンレスタンクに移して約2年間澱引きせずに醗酵&熟成。このロットは2年3年4年物!!のサイダーをブレンド。複数の醗酵と長期熟成がもたらす複雑さと調和の取れた味わいは、どんなお料理にも寄り添い、コースの最初から最後までこの1本で楽しめる。アルコール度数7.5%なのも気軽に楽しめるポイント!(佐藤) |
| L’Acino / Gaijin 2021 ラーチノ / ガイジン【赤】 |
私個人の2025年を振り返り、最もメッセージのやり取りをした造り手ディーノ。決算セール→年末総ざらいとしては彼のワインを推さずにはいられません。2021ガイジンはめちゃくちゃ甘くて楽しく面白いワイン。クセになりますよ。(五月女かほり) |
| Arpepe(Invitti) / Grappa 2017(500ml) アールペーペ(インヴィッティ) / グラッパ【グラッパ】 |
正真正銘のヴァルテッリーナ産グラッパをと「ロッチェ ロッセ 」区画のワインで得られるヴィンテージ指定の搾りかす(ヴィナッチャ)のみを使用し造られています。インヴィッティ家所有の全銅製連続式カラム蒸留器で蒸留したもはやブランデーと近い高貴な風味のグラッパ。やっぱり食後にゴクリと。サルーテ!!(五月女かほり) |
| Camillo Donati / Ovidio Frizzante 2023 カミッロ ドナーティ / オヴィーディオ フリッザンテ【赤微発泡】 |
催事で甘いワインありますか?って結構聞かれたのですが…、最適解はオヴィーディオ?程よいタンニンあり果実味というか液体濃いめ、ふくよかな旨味の微発砲。特別な料理に合わせるよりも、肩肘張らない食事を美味しくする寄り添いワイン。近所の焼肉店ややきとん屋に持ち込んだら最高かもと実際やったら焼肉屋の店主が飲んで喜んでました。(五月女剛) |
| 3 Fonteinen / Oude Geuze Platinum Blend (S21/22 No.59)(750ml) ドゥリー フォンテイネン / オウド グーズ プラチナ ブレンド【ビール】 |
2018年と2020年に醸造し樽熟成させたランビックを45%ずつ使い若いランビックを加えて2022年に瓶詰めした特別なボトル。総醸造回数は8回、5つの樽から。長い熟成期間を経た優しい酸と様々な味と香りのハーモニー。おでんのお供にしたらグーズ&出汁の旨味の波に悶絶でした。(五月女剛) |
| Il Colle / Brunello di Montalcino 2019 イル コッレ / ブルネッロ ディ モンタルチーノ【赤】 |
私が入社してから感動したアイテムの一つ。非常にクラシカルでどっしりと落ち着いています。試飲時のメモには「おいしい!!タルが少し甘く香り、マッタリと優しいのに味わい深く、時間をかけて大切に飲みたい」と。カテリーナが大切にする「時間」と「清潔」を感じることのできる1本です。とてもおすすめ!!(瀧) |
| Bressan / Pignol 2010 ブレッサン / ピニョル【赤】 |
一時は絶滅に瀕し、現在でも決して免れたとは言えないピニョーロを使用したブレッサンのフラッグシップ。樽熟成13年を経て、素晴らしい落ち着きと同時にまだまだ熟成の可能性を感じる重厚さ。品種・造り手・時間の偉大さを存分に感じることのできる1本です。(瀧) |
| Il Moralizzatore / Vizeta 2021(L.280622) イル モラリッザトーレ / ヴィゼータ【白発泡】 |
いわゆる吟醸香のような香りがふわっと感じる、エレガントで大人びた雰囲気を醸しだしています。ここ数年でリリースされた彼らのワインには目を見張るものが多くあり、変化(成長)しない造り手はいないということをマジマジ見せつけられるワインです!!(豊田) |
| Lucie Colombain / Pinot Gris Eichberg 2020 ルーシー コロンバン / ピノ グリ アイヒベルグ【白】 |
飲んだ瞬間、その土地やブドウ、造り手の顔がすぐに浮かんでくる圧倒的な個性!リリース当初の不安定さも落ち着き、万全の状態に入りつつあります。もし〇ュレールのエチケットでリリースされていたなら速完売クラスかと!!(豊田) |
| Fonterenza / Le Ragazze 2022 フォンテレンツァ / レ ラガッツェ【白(醸し)】 |
今年6月に訪問してきたので勝手にフォンテレンツァを推し活!アロマティックで程よいタンニンとボリュームがあり、抜栓直後から楽しんでもらえること間違いなし。お野菜との相性もばっちりで、この季節はカブのマリネやグリルなんかと合わせるのも◎個人的には海老餃子と一緒に頂きたいな~と妄想中です。(中林) |
| Fonterenza / Uva Matta 2021 フォンテレンツァ / ウーヴァ マッタ【赤】 |
実はリリースして2年以上経ちますが、地味にゆーっくり動いている子。ラベルは一見するとファンキーですが、液体は肩肘張らないで癒し系。抜栓数日後はこなれてきて、ぐんと大人びた表情を魅せてくれます!マルゲリータ&フランチェスカのような、大人の女性の強さと繊細さを感じるワイン。もっとみなさんにフォンテレンツァ姉妹とウーヴァマッタの魅力を知っていただきたいです!(中林) |
| Arpepe / Vigna Regina Sassella Riserva 2009 アールペーペ / ヴィーニャ レジーナ サッセッラ リゼルヴァ【赤】 |
標高450〜550m、南東向きの1haの畑は、小さな段々畑が連なり、ゴツゴツとした岩が多く見られる区画です。樹齢の高いブドウが数多く残されており、栽培から収穫まで丁寧な手作業で行われています。口当たりはさらりとしており、清らかな余韻が心地よく続きます。また、アルコール度数13.5%とは思えないほどの力強さも感じられます。ゴールドのラベルが印象的で、華やかさと大人の品格を兼ね備えた一本です。(宮内) |
| Ezio Cerruti / Sol 2015(L.15/20)(375ml) エツィオ チェッルーティ / ソル【白甘口】 |
今でこそスティルワインやフリッザンテも造っているが、「ソル」はワイナリーとしての創業当時、唯一造っていたパッシート。アルコール度数15%で上品な甘さの中にフレッシュな酸が調和し、重たさを感じさせずに心地よくお楽しみいただけます。モスカート由来の華やかな香りと、樽がもたらす豊かな香りが広がり、その魅力を存分に楽しめます!(宮内) |
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