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2016-07-02

【新入荷】2016年7月 その1

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日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。
今年の夏は草刈りに身を捧げると決めているオータです。
作物が植わっていない場所の草刈りは、植わっている場所の草刈りとはモティベーションの面で大きな差があるのですが、近い将来に“とある環境”を創出するためには必要な事なのだと自分に言い聞かせながら、まあまあ広大な土地と対峙しております。なんにせよ、草の猛威からでさえ自然の偉大さ(=ヒトの矮小さ)を感じずにはいられません…。
今回も十分に見逃し難い内容となっておりますが、7-8月にかけて、たっくさんの見逃し難きワインが入荷予定です…今年も暑い(熱い)夏になりそうですね!お楽しみに!!!
(写真はイメージです。笑)

<イル カンチェッリエレ>

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なにも暑くなってきたこのタイミングで…なKY的入荷、逃げ場のないタンニンと強靭な果実を持ち合せたアリアーニコがたくさん届いております(笑)。辛いの大好きソッコルソ爺ちゃんと家事から畑仕事まで広範囲にわたる仕事を恐ろしくチャキチャキとこなすリータ(ソッコルソの長女)が率いる、イル カンチェッリエーレの新ヴィンテージが一通り入荷です。最もカジュアルなラインのアリアーニコは2014が入荷。ジョヴィアーノを格下げして造るこのワインですが、2014年は格別に雨が多かったということと、カンチェッリエーレ史上初の酸化防止剤完全無添加ワインということもあり、非常に軽やかです!(とはいえ、相変わらず14.5%近くあるのですが…。)アリアーニコというブドウ自体、アルコール、色素、タンニンそして酸という、ワインに長期熟成の可能性を付与するありとあらゆる要素を豊富に持ち合わせていますので、(特に早めにボトリングするワインに関しては)無添加でも大丈夫なのでは?と考えたのだそうです。以前のワインに関しても、添加していたとはいえ総量で10mg/lを下回るため、“無添加”と表記することも可能なくらいにしか使っていなかったのですが…。今後もこういった勇気ある挑戦をどんどんやっていただきたいものです!!その圧倒的なコストパフォーマンスでカンチェッリエーレを代表するワインとなっているジョヴィアーノは2012年が入荷です。一言でいうなら…濃いです(15.5%あります…)!タウラージは2009年が生産されなかったので、2010年が届いています。こちらもなかなかに濃密です。そしてタウラージ リゼルヴァは2008が入荷、こちらは2010のノーマル タウラージと比べてもアルコール度数で1%以上低く、タウラージというパワフルなワインとしては比較的エレガントと言えるのかと。 今回のイル カンチェッリエーレ、そしてカンティーナ ジャルディーノ、ルイージ テッチェに弊社取扱いではありませんがペリッロなど…偉大なネッビオーロやサンジョヴェーゼにも引けをとらないワインを産出するこのゾーンはもっと脚光を浴びて良い気がします!!

<バルトロ マスカレッロ>

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ありがたいことに、多くの造り手が弊社に最大限のプライオリティを与えてくれているのですが、うかうかしていると割り当てを減らされかねない危険な造り手が1軒…。そんな危険すぎるバルトロ マスカレッロからもワインが届いています。例年と比べると4割以上の減収となった&2014年のドルチェットフレイザバルベーラ2013バローロ2011が入荷しております…。クラシック バローロの風格をたたえた2010と比べると果実が強いワインとなっておりますが、その分早くから楽しめると思います。
(※弊社在庫は完売となっております)

<パーネヴィーノ>

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反抗期真っ盛りの娘に振り回されまくっているスーパーナイーブ農民詩人醸造家哲学者パン屋な天才鬼才にして、鳥を捌かせても恐ろしく上手なジャンフランコ マンカのパーネヴィーノからは、“白に女装した赤ワイン”ことアルヴァス2014とモニカ&カリニャーノの主体としたワイン、ピカデ2014が届いています。ボトルの納品が遅れ、ボトリングの時期も遅れてしまったために若干酸化的ニュアンスを持ってしまったとジャンフランコ自身が考えている2013年のアルヴァスと比べると、2014は非常にバランスが良いと本人も満足の出来、ピカデも例年よりは1.5%ほどアルコール度数が高いにもかかわらず軽快な飲み心地。2014年ヴィンテージの赤ワインですが、あと4つリリースされる予定です。手狭なセラーのため、準備の整ったワインから順次引き取りをかける予定です。余談ですが、前回入荷の赤ワイン、スキノセウのラベルですが、ジャンフランコの長男イザッコが描いたものでした!!!今後リリースされるワインのラベルも、大半をイザッコが手掛けることになりそうです。こういう形での子供のワイナリー参画は、ヴィナイオータ史上初めてかもしれません…。
(※弊社在庫は完売となっております)

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