ヴィナイオータかわら版~青木編その壱~
皆様、はじめまして、こんにちは!昨年末よりだだ食堂のスタッフとして入社しました、青木ゆうこと申します。時々、お惣菜コーナーにゆーこりんの・・・と名のあるものも販売させて頂いております。
入社にあたり難題もありましたが、たくさんの方々のご理解と温かいお気持ちに触れ、ヴィナイオータに仲間入りをさせて頂きました。感謝の気持ちを忘れず、毎日を大切に頑張っていきたいと思います。よろしくお願い致します!
まずは自己紹介をさせて頂きます。私は、洋食系の料理学校を卒業後、フランス料理と菓子店で調理とサービスの仕事をしておりました。子育てのため、一旦、飲食業からは離れましたが、また料理の世界に戻って来ることが出来ました。
自分で育てた摘みたての野菜やハーブ達を使った小さなお店をやりたいな~・・・と、夢見ております。練習として十数年、ミニミニ菜園(プランター)でハーブや野菜を育てております。
子供と一緒に安全で摘みたての“美味しい”を味わいたいと始めましたが、プランターの数がどんどん増えて、60個位になりましたっっ!!玄関周りが花の彩りでなく、食べられる植物達で賑わっております!生産者の皆様からすると微々たる量ですが、育てる楽しさや喜び、上手く育てられない大変さなど・・・色んな想いを感じております。
料理をする事以上に、安全で美味しい物を食べる事が大好きな食いしん坊でもあります。ヴィナイオータで扱う食材は初めて触れるものばかりで、その食材達のストーリーに何歳になっても目をキラキラさせてしまう自分がおります。
だだ商店だだ食堂では、食に関わる様々な人や事、物達に、日々勉強させて頂いております。毎日を過ごす事って大変だな・・・と思う時期もありましたが、やりたい事が出来る“今”に心から幸せを感じております。それもまた、支えてくれる人達が周りにいるんだなぁと目頭がじわじわうるうると熱くなります。
趣味は、旅や登山をしてその時だけの絶景を身で感じ、その土地の“美味しい”を味わう事です。山の上から見る景色は同じ場所であっても、その瞬間だけ!朝日や雲海には身震いがしますし、どしゃ降りで目の前は真っ白(泣)、さっきまで晴れていたのに、急に雪吹雪!!なんて事も・・・。急展開な山にも数々のドラマを感じて、はまったら抜け出せない。
かなり極端ですが、料理をする事も私には同じだと感じております。(また、人生も同じ・・・山有り谷有り・・・だと)同じ食材で同じように味付けしても、全く同じじゃない。そして、美味しいものはまた食べたい!もっと美味しいものを食べたい!また山にも登りたい!自然が創り出すものにも、人が創り出すものにもたくさんの力を感じて感化されます。
大分、自己紹介が長くなってしまいましたが・・・私が今回ご紹介したいのは、ラッセッラの「モスタルダ ドゥーヴァ」です。
ラッセッラは、ピエモンテ州アレッサンドリア郊外のカッシーネに広大な土地を所有するペヴェラーティ家。36ヘクタールのブドウ畑を持ち、その大半にはモスカートが植えられており、ブドウを協同組合に売却してきました。ガーゼ コリーニを師匠に持つ前当主イザベッラは、1999年にアグリトゥリズモを始め、そこで供するワインを自ら生産すべく、2000年から少量ですが自家醸造、自家ボトリングを開始しました。畑では無施肥、不耕起、無除草による栽培をし、ボルドー液以外の農薬は一切使わず、セラーでも極めてナチュラルな醸造法を採用しています。果実や野菜も自然農法で育てられております。彼女は元薬剤師でハーブにも詳しく、ジャムなどにも活かされております。
入社する前ですが、ドルチェットで造られたアウグスト2014年を飲んで、そのワインの美味しさに驚きました。もう一度飲みたいと思ったのに売っていない・・・それもそのはず、造り手もエチケットも変わっていました。
2018年から、イザベッラおばちゃんはプチ隠居することにし、ワイナリーは息子たちへと引き継がれることとなりました。その際、若者の農業への新規参入に対する助成金を受けるために、ワイナリー名もイル ブオンヴィチーノからラッセッラと一新しました。そのことを知り、ラッセッラのアウグストを即購入したのを覚えております。世代交代しても気に入った美味しさには変わりありません。
「モスタルダ ドゥーヴァ」は、ワイン用に搾った葡萄の粕に、洋梨、桃、かぼちゃ、りんご、いちじく、アーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツを加えて、お砂糖を使用せずじっくりと煮込んだものです。北イタリアの伝統的な保存食でCogna(コニャ)と呼ばれるピエモンテ独特のジャムです。
素材独特の自然な甘さは軽やかですが、葡萄を煮詰めた蜜のような濃厚な香りと味わいがあります。ゴロッと入ったフルーツやナッツの食感はデザートやワイン、料理など合わせ方も多様です。だだ食堂で提供しているクロスタータ ディ マルメッラータにも時々使用しております。ザクザクと厚めのタルト生地に濃厚なモスタルダは相性も抜群です。また、ヨーグルトに加えたり、チーズに添えるとワインにも合わせやすいので、楽しみながら召し上がって頂きたいです。
≪青木の食べてもらいたい食品紹介≫
銘柄:Mostarda d’Uva (200g) / モスタルダ ドゥーヴァ
造り手:Lasserra / ラッセッラ
地域:伊 ピエモンテ州
内容:ブドウのジャム
希望小売価格(税抜):1,300円
【新入荷】2025年8月その3(Il Paradiso di Manfredi, Lasserra(Cantina Peverati), Radikon) 【新入荷】2025年1月その1食品 (SABADi, Lasserra) 【新入荷】オータのアツアツ新入荷・2025年1月その1(Lasserra,Daniele Portinari,Stefano Legnani,Nicolini,Tropfltalhof,Pacina,De Fermo,Colle Florido,Cristiano Guttarolo,Natalino del Prete,La Calabretta) 【新入荷 食品】2024年5月オータのアツアツ新入荷 食品(Lasserra, Monastero di Vitorchiano, Tropfltalhof, La lupa) 【新入荷】2024年3月その3(Radikon, Laserra)