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2011-03-22

2011年3月 義捐ワインご協力のお願い

※2011年3月22日配信時のアーカイヴです。

(義捐ワインまとめ)
・義捐ワインの内容 その1 ピエモンテ
・義捐ワインの内容 その2 ヴァッレダオスタ ロンバルディア リグーリア
・義捐ワイン もう1つの良心の参加!
・義捐ワインの内容 その3 トレンティーノアルトアディジェ、ヴェネト
・義捐ワインの内容 その4 フリウリ、スロヴェニア、エミリアロマーニャ
・義捐ワインの内容 その5 トスカーナ、ウンブリア、ラツィオ
・義捐ワインの内容 その6 カンパーニア、プーリア、シチリア、サルデーニャ

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ヴィナイオータの太田です。

この度の震災で被害を受けられました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

震災後、ヴィナイオータとしましては、被災地域の皆様に対して何が出来るのか、そしてそれが前向きな経済活動につなげる事が出来ないかを真剣に考えました。
その結果たどりついた、僕らに出来ると思う方法が、「義捐ワインの輪を広げる」ということです。

まず取引のある造り手たちにワインの無償提供を打診し、現在36生産者からの確約を頂きました。
「日本のために何かをしたい。」という彼らの想いを預かったということです。

そしてヴィナイオータは、集まったワインを販売し、「その売り上げの全てを被災地に寄付させていただきます!」

造り手から集まったワインは既に2000本を超えています。
彼らの日本に対する想いにも応えるべく、僕らの手でワインを出来るだけ多くの皆様方に飲んで頂き、その売上げで被災地に最大限のエールを送りたいと思います。

造り手から実際に提供されるワインは、当然のことながらまだ届くのに時間がかかるので、弊社に在庫のあるワイン、ヴィンテージを代用します。

この方法ですと、造り手の負担に対してヴィナイオータも何がしかの負担(輸入諸経費や国内の送料)をし、弊社のお客様にも負担していただく(本来弊社の利益となるものが寄付に回るわけですから、それはある意味お客様が負担してくれている)ことになります。
エンドユーザーの方達も、それを買って飲んでいただき、ワインを楽しむことが、被災地に対する協力にもなるという・・・。

造り手達から預かった1本数ユーロのワインが、輸入元、酒販店、飲食店、そしてエンドユーザーである飲み手の皆様、みんなの想いをつなげることで、大きな力になるわけです。
しかも「不謹慎」「自粛」という言葉が飛び交う中で、精一杯前向きな方法ではないかと考えています。

ぜひ皆様のご協力をお願いしたいと思います。

【義捐ワインに賛同頂ける方へのお願い】

◆弊社お客様がこの趣旨に賛同して下さって、ご注文を頂く際には“義捐ワイン分”と必ず明記して下さい。
飲食店様が酒販店様にご注文される際にも、この事をヴィナイオータに伝えて頂ける様に申し出て下さい。
その明記してくださったお客様(飲食店様、酒販店様とも)の情報を、随時僕のブログの載せ、同時にツイッターでも呟きます。
その情報を元に実際にエンドユーザーの方がそちらのお店に行かれたとして、例えその方が買いたい&飲みたいという造り手協賛ワインがないということ(他の造り手のものはあって)もあり得ることを前もってご了承ください。
協力しようという姿勢を見せて下さった方の誠意が最も大事なのだと考えますので、これで良いかと。(実際一般のお客様から、どこでこれらの義捐ワインが飲めるのでしょうかという質問をすでに頂いております。)

当然のことながら、造り手から提供してもらったワイン数が容易に完売するアイテムも出てくると予想されます。
造り手からの提供数以上は、ヴィナイオータの売り上げになってしまいますが予めご了承ください(実際助かります・・・。)。
義捐ワインとしての本数が売り切れた場合、出来る限りブログやツイッターなどでアップしていきますが、追いつかないこともあるかと思いますのでその辺りも寛大に考えていただけると助かります。
もちろんヴィナイオータ、造り手たちからして、引き続き在庫があるものを皆さんにお使いいただけるのは大変嬉しいことです(笑)!

【寄付先に関して】

◆今のところ寄付先は決めていません。
実際に寄付を行うタイミングと方法(一括でなのか分割なのか、1ヶ所に送るのか否か)に関しても、弊社の経済的な体力などを鑑みて行わせていただくということもご了解ください。
被災地ではリアルタイムに必要なものが変わるので、決め付けてしまうのも違うと思いますし、信頼できる寄付先を判断したいと思います。
もちろん、集まりました金額等に関しましては逐一報告させて頂きます!!

→総計3248本分、738万9990円の売上金を各県の災害対策本部に寄付しました。(茨城県200万円、福島県150万円、宮城県200万円、岩手県188万9990円)

★最後になりましたが、この計画をフォワーダー(船会社)であり、僕がヴィナイオータを始める際に多くのアドバイスを頂いた、DANZAS(現 DHLグローバルフォワーディング)社のワイン輸送などを専門に行う子会社、GiorgioGori社最高責任者のリッカルド パッツァリア氏に打診したところ、1コンテナ分の代金をタダにしてもらえるという、ご協力を頂きました。

更に大きな力を得て、想いがつながって行くのを感じています。

太田久人

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