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2023-03-14

【新入荷】2023年2月その3(Bressan,La Calabretta,Frank Cornelissen)


その真価が完全に認められてきた感のあるブレッサンの新しいワインもリリースしちゃいます!詳細は下記の通りとなります。

カーラット2019:コッリオの伝統的なセパージュであるリボッラ、マルヴァジーア、フリウラーノで造るワイン。2018もヤバい(もちろん良い意味で)ワインでしたが、2019もかなり危険な子です!重厚感がありつつも、特徴的な鋭い酸(揮発酸ではありません!)があるのが、下述ヴェルドゥッツォも含めたブレッサンの2019ヴィンテージの白の特徴な気がします。2018は生産量が少なかったこともあり、入荷本数も少なく、まさに一瞬で終わってしまったのですが、倍量入荷の2019ももしかしたら瞬殺しちゃうかも?お気を付けください!!

ヴェルドゥッツォ2019:昨今では甘口ワインにしか使われなくなった土着品種、ヴェルドゥッツォで造る辛口の白。堅牢なタンニンを備えたワインという事もあり、カーラットと比べると売れ行きは比較的ゆっくりだったのですが、とうとうカーラットに追いついてしまいました!つまり・・・お気を付けください!

ピノ ネーロ2014スキオペッティーノ2014:スキオペッティーノ2013が終売間近な事と、2013と2014の個性の違いを楽しんでいただくのも一興かと考えまして、スキオペッティーノだけでなくピノネーロの2014もリリースすることにしました。2013は、もう少々待った方が本領発揮となる気がするのですが、2014はすでに全開バリバリです!生産量の多いこの2ワインだけ、今回の2014以外にも複数ヴィンテージの在庫が・・・(2015,2016,2017)。皆さんの清き1本を!!

エゴ2017:同一区画のスキオペッティーノとカベルネフランを混醸したワイン。スパイスなどの香りを伴ったいわゆるブレッサン香も健在なのですが、ヴィンテージ由来と思しき果実感溢れるワインです。

ピニョル2004 17年樽熟成Ver.:絶賛販売中のピニョル2004は、2018年にボトリング&入荷したものですので、約14年の樽熟成をかけたものという事に・・・。に対して、今回入荷したのは、17年樽熟成を施した後にステンレスタンクで半年ほど休ませてからボトリングされたもの。当然のことながら、どちらのワインもすんばらしいわけですが、14年熟成のものの方がボトルで過ごす時間が長いからか、味わい的に開いている印象があるのに対し、17年熟成の方はやや内向的ではあるのですが、14年熟成のものよりも濃縮感があるような気が・・・。樽ごとの性格の違いによる差もあるのかもしれませんが、熟成期間が変わるだけで、全く違った表情を見せる事を皆さんにも体感していただきたいと思い、14年熟成が終売する前(あと70本です!)に17年熟成もリリースすることにしました。是非!

 

エトナの2生産者からもワインが届いております!


まずはラ カラブレッタカッリカンテ2021と、前当主マッシモが奥さんのために造り始めたネレッロで造るロゼ、ロザートの2021が入荷です。カッリカンテは、縦に鋭く伸びる印象、ロザートはほっこりほんわか。

カラブレッタのフラッグシップ的ワイン、ヴィーニェ ヴェッキエ2011も終売間近です!あと最近飲んだワインでビックリしたのが、コントラーダ デイ チェンテナーリ2017。リリース当初は少々ヤンチャだったこのワインも、すっかりオトナになってました!残り70本!

 

ピリオド7に参加予定のフランク コーネリッセンからもワインが届きました!今この文章を書いている瞬間 、隣のだだ商店だだ食堂ではオッティマーナ ピリオド5の2日目が絶賛開催中でして・・・。早くそちらに向かわなければいけないのと、明日以降は外に出てしまい文章を書く暇がないので、フランクの入荷ラインナップについてはリスト部分をご覧ください!新しいワインを中心に特筆すべき点のみご紹介いたします!

ススカール ロッサート2021:2020-2021シーズンの冬に雪が全く降らず、夏も雨に恵まれなかったため、2021ヴィンテージの収量は例年の半分ほどに・・・。ススカールというワインの性格上、ある程度の生産量を確保したいというのもあり、当初は分けて仕込んでいたススカール ロザートとススカール ロッソをブレンドすることに。そんなこんなで通常のロザートよりは色が濃くなったため、ススカール ロッサート(ロッソとロザートの間を彷彿とさせる造語)・・・。

ススカール ロッソ2020:とある日、「ところでヴィナイオータの分のススカール ロッソ2020年て、どれくらいあるの?」とメールをしたところ、ほとんど全く残っていないという衝撃的な返事がフランクから届きます。コロナ禍真っ只中でリリースされたワインという事もあり、各国のインポーターにオファーをしても煮え切らない答えが返ってくることもあったことと、ヴィナイオータには2019ヴィンテージを遅く出荷したこともあり、続けざまに大量の2020を送り込むのも悪いかなと考え、生産量の大半を北欧諸国に売ってしまったとの事・・・。

造り手の全キュヴェ全ヴィンテージを買う事を自らのミッションと課しているオータ、「あのさ、俺たち20年以上の付き合いなわけで、“こう思ったからこうした”とかじゃなくて、1本電話さえしてくれれば、俺がどうしたいかとか聞けたと思わない??」と、キレ気味に文句を言ったところ、虎の子の600本をプレゼントしてくれました(笑)。お客さんにプレゼントしといてという話だったのですが、誰にどのくらいプレゼントして良いのか、全く判断がつかなかったので、通常通りの価格で販売し、その売り上げは寄付に充てようと考えております!寄付する先に関しては、今のところノープランなのですが、ボチボチ考え、皆さんにもご報告したいと思います!

●フランクの日本のワイン市場へのお詫び(?)はこれだけにとどまりません!!前述の通り、2021ヴィンテージのススカール ロッソは公式的には存在しないのですが、ムンジェベルのプレスワインなどを利用して、ヴィナイオータのためのススカール ロッソ2021スペシャルヴァージョンをボトリングしてくれることになりました!!近々セラーを出発予定ですので、こちらも楽しみにしていてくださいね!

ムンジェベル ロッソCD(カルデラーラ ソッターナ)2020:標高610mの平均樹齢40年の、エレガンスを備えた、極めてフェミニンなワインを産する区画。フランクがワインを造り始めた2001年当時から、このカルデラーラ地区で獲れるブドウは、その品質の高さから高値で取引されていたそう。特に太陽に恵まれないヴィンテージには本領を発揮する区画で、畑に散見する火山岩の小石が蓄熱することで、夜間の寒さからブドウ樹を守ってくれるとの事。

ムンジェベル ロッソP(ペルペトゥム):以前のムンジェベル ロッソは2ヴィンテージをブレンドしたものだったのですが、フランク自身がワインの中により高いレベルの精確性を追い求める中で単一ヴィンテージで造るようになります。ですが、クリュごとであったり、年ごとの特徴/個性に焦点を絞ったヴィンテージ/クリュもののワインではなく、マクロな視点から見たエトナのワインが持つ普遍的個性を表現したいと考え、複数ヴィンテージをブレンドしたワインを造ることに。

ペルペトゥムはラテン語で“継続的な”、“絶え間のない”を指す言葉で、ワインの世界ではソレラ方式の別の呼び方でもあります。今回入荷のペルペトゥム1は、2015,2016,2017と2019のブレンドで、総量の25%に当たる量をボトリングしたものになります。残りの75%に、2020年ヴィンテージのワインを入れ、1年熟成させた後に再び25%をボトリングしたものがペルペトゥム2となり・・・。近年のフランクのワインが、果実味の向こう側にエトナの大地を感じるようなものなのに対し、このペルペトゥムは、よりエトナをダイレクトに感じられる気がします。

ムンジェベル ロッソMC(モンテ コッラ)2018:こちらのアイテムも入荷してきております。アイテムのご紹介につきましてはhttps://vinaiota.com/news/5220をご参照ください。

 

 

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

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