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2018-07-20

ヴィナイオータかわら版 ~ 三浦編 ~

スタッフの “ 飲んでもらいたい ” ワイン紹介!!
三浦(本社勤務)編

みなさまこんにちは!ヴィナイオータ本社に勤めています、三浦と申します!

前回かわら版担当da Dadaシェフの加藤と同い年90年生まれ、募集要項の「スタッフの平均年齢を下げる」のおかげで、どうにか採用を頂き(笑)昨年3月に入社、今年で2年目になります。

かわら版も続くこと今回で6弾目、現在、倉庫業務を主体としている私としては、毎号発行ごとに、なかなか紹介できていなかったワインが、皆様の元にお届けされて行く様子を一本一本手に取った重みとして体感し、嬉しさと責任を感じております!今号もぜひよろしくお願い致します!

ワインのご紹介の前に!
最近ハマっている弊社食材の組み合わせのご紹介です!(ハマりすぎて週2,3回くらいは自宅で食べています)
それは……!!

トマトの裏漉しピューレ(La Collina/Passata di Pomodoro)
×
リボッラ ジャッラのワインビネガー(Sirk/Aceto di Uva)
×
たっぷり夏野菜

でナポリタン!!
( +カッペリあればなお最高!(Arianna Occhipinti / Cappero Ibleo )

イタリアのワイン、食材そして文化、伝統を輸入しているヴィナイオータ社員がジャパニーズ ナポリタンを紹介する…
かわら版でしかできない暴挙ですが、
我が家では夏を乗り切る必須晩ご飯となっております。
ビビらずAceto多めがほんとおすすめです!!ぜひ!
※パスタはヴィチドー◯ニを使用してます。←弊社商品ではありません。笑

弊社扱いのパスタでも皆さまやってみてください~~~。アリアンナのスパゲッティでやってみても良い感じでした!!
(主食はヴィチ◯ーミニ、飲み会終わりの締めにはアリアンナという感じです。)

また、ワインビネガー(Sirk)は100ml入りのスプレーボトルがあり、この時期BBQに一本持っていけばヒーローになれるかと!!
基本味付けが野菜も肉も「タレ」か「塩&胡椒」の舞台にSirkスプレーワンプッシュで、さらにもりもり!BBQ盛り上がること間違いなしです!(ジンギスカン飲み会の際、自身で実証済み!)

さて、かわら版書くのが楽しくなってきたところで(脱線したとは言いません)、本題のワインの紹介です!!

「え?今更?ラベルは見たことある!」
→ヴィナイオータのワインをご愛飲の皆さまは思うかもしれません。

「あ、でもこの銘柄、このヴィンテージ飲んだことあるっけ?」
「赤もあるんだ~」
→今、状態、季節柄からオススメの1つです!

「あれ?これ発売時は不思議な閉じ方してるって言ってたやつじゃん」
→いま、再び手にとっていただきたいです!

So San 2010 / La Biancara (ソ サン2010 / ラ ビアンカーラ)

今年創業20周年のヴィナイオータですが、設立2年目から取扱いのある「ラ ビアンカーラ」の「So San」
「Sossano(ソッサーノ)」というエリアに畑が位置していること。
「Sono Sano = 私は健康です。」という双方の意味から名付けられています。

しかしながら!
発売時2017年5月の記事では
( https://vinaiota.com/blog/2161 )
「ワインとしては問題ないけれど、不思議な閉じ方をしている」と。

また現在「Rosso Masieri 2015」 という、比べて低価格な同造り手のワインがあるため、なかなか手にとって頂ける機会が少なく…
ちょくちょく飲んで、良いなーと思ってはいたものの、
先日改めて自宅で抜栓したところ「優しいなぁ。美味しいなぁ」と素直に思いまして。今回プッシュさせて頂きます!!

葡萄品種はトカイ ロッソ(タイ ロッソ) 100%。
別名(フランス語では)グルナッシュと呼ぶと、聞き慣れている方々もいらっしゃるかもしれません。
渋みや、酸、果実の深み、熟成による丸みをおびた妖艶な要素が、高いレベルで調和が取れているようなワインではありませんが、
(ブルネッロやバローロとはまた違います、という意味で。)
トカイロッソの淡い果実味は、香りから飲んだ後の余韻まで、総じて五感、身体に馴染んでいく優しさを持ち合わせているなぁと。

そしてこのSo Sanで大事なことは、決して薄くないということ。ワインを飲んだ時に感じる「葡萄の強さ」ってなんだろうなぁとふと考えた時、

・太陽からくる黒々とした果実の力強さ。
・根が土地に深く深く根付き、まずは生きていくために葡萄の木自身にエネルギーをくみ上げ、そして時期をみてそのエネルギーは子孫を残すべく果実に注がれる。そんな根から果実へ注がれる土壌(=生態系?)の豊かさ、強さ。

なんてことを思ってると、So Sanの中にある力強さは、前者の恩恵はもちろん、後者の恩恵をワインとなった時により液体に反映しているのかなぁと飲みながら自分なりに思いました。
ガツンとくる濃い!ではなく、じわじわ広がっていく厚みとでも言いましょうか…

初めて会った時はそうでもなくても、話していくうちに惹かれていくような。
目を見て話すともっと引き込まれていくような。
だんだん楽しくなって、知らなかった魅力をさらに知りたくなっていくような。
このかわら版にあたり「ワイン」のこと、それと同じくらい「ワインを飲む」という行為を改めて考え直しながらSo Sanと向き合ってると、So Sanに惹きこまれていきました。
(なんのこっちゃ。笑)

決してブレットや腐葉土のような香りはなく、円熟した香りを香らせながらも青い雰囲気も奥にはあり。また、可愛らしさの中にも落ち着いた芯も感じられます。抜栓直後は液体がボトルに閉じ込められてた、うっ血した香り(還元)のニュアンスがありますが、一瞬で解放されます。
いつもの赤ワインの温度帯よりちょっと低めで飲んで頂けたら、より伝わるかなーと。
味わいも石灰質なら口内で縦に伸びていく要素、粘土質なら口内で横に膨らんでいく要素、などと自身ではよく感じているのですが、その土地のエネルギーが詰まった強さを持ち合わせていて。
So San の土壌は粘土石灰質の土壌。双方の要素が厚みとなって感じます。
ゆっくり楽しむのもよし、しかし、一晩で飲み切りそうなくらいサクサクな飲み心地(何度も言いますが薄くはなく)です。
ある程度の熱量を持ちながらも、重心が低すぎないため、夏にも重くなりすぎないワインかと。

そしてなんと!先ほどの2017年5月のリンクの記事にもありましたが、売り悩んでいた、当主アンジョリーノからまとめ買いすることを条件に他ヴィンテージより2割ほどお安いヴィンテージとなっています。
当時開いてなかったから2割安くなって、今開いている!
=2割安くなっただけではありませんか。笑

2年目のペーペー社員が「開いている」っていっても信用できねぇよという方も、ぜひ一度試されてください。違う考えを抱かれた方は暖かい(厳しい)メッセージお待ちしております。今後の糧とさせて頂きます!!

というわけで、
ナポリタンと(笑)、So San 2010、あとSirk(ワインビネガー)も!どうぞよろしくお願い致します!!

≪三浦の飲んでもらいたいワイン紹介≫
So San 2010 / ソ サン2010
造り手 : La Biancara / ラ ビアンカーラ
人 : Angiolino Maule, Alessandro Maule / アンジョリーノ マウレ、アレッサンドロ マウレ(次男)
産地 (州) : 伊ヴェネト州
ブドウ : トカイ ロッソ (別名:タイ ロッソ、グルナッシュ)
醸造 : 9月中旬に収穫されたブドウは15日間のマセレーション(果皮浸漬)とアルコール醗酵の後、1500リットルの大樽に移し換えられ18か月間、醗酵と熟成を行う。
希望小売価格(税抜) : ¥4,500

生産者紹介は以下リンク先より
https://vinaiota.com/producer/168

≪三浦が試して頂きたい食材紹介≫
Aceto di Uva / アチェート ディ ウーヴァ(ワインビネガー)

造り手 : Sirk / シルク
産地 (州): 伊フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州
ブドウ : リボッラ ジャッラ
希望小売価格(税抜)
100ml  ¥1,400 (スプレータイプ)
250ml ¥2,000 (瓶/キャップ栓)
500ml ¥3,300 (瓶/コルク栓)
所有している1ヘクタールの畑から収穫したリボッラジャッラを皮ごとアルコール醗酵をさせ、アルコール醗酵が終わったのを確認した段階でお酢の母(種酢)を投入、約1年間皮ごと酢酸発酵。圧搾して液体だけとなったお酢をバリックへと移し、3-4年熟成させたのち無濾過で瓶詰。生産のあらゆる過程で酸化防止剤を始めとする一切の添加物を不使用。

生産者紹介、他おすすめ使用法は以下リンク先より
https://vinaiota.com/producer/2350

Passata di Pomodoro / パッサータ ディ ポモドーロ (裏漉しトマトピューレ)
造り手 : La Collina / ラ コッリーナ
産地 (州): 伊エミリア=ロマーニャ州
原材料 : トマト99.6%、食塩0.4%
容量 : 680g
希望小売価格(税抜) : ¥1,200
トマトは、レッジョ・エミーリアにある、ラ・コッリーナの農場産。水洗い後、手作業で選別。熱湯で加熱後、皮を除去、果肉を裏ごしに。加塩、瓶詰後、真空状態にするため熱湯で加熱。

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