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2014-07-29

【新入荷】2014年7月その2

この文章を書いている2日後には西表島にいるはずなのですが、台風直撃との噂もあり、目的地まで到着するかも危ぶまれているオータです。

皆さんからのリクエストの本数に対して、入荷本数があまりにも少な過ぎて対応に困る点において、最強の2生産者からワイン(+α!)が届いています。注目度を緩和するために、本案内文の文字の大きさを物凄く小さくしてみようかとも一瞬真面目に考えてしまいました(笑)。

それでは新入荷ワインのご案内です。

鏡氏からは、シャルドネの12年ミズイロと、11年のシャルドネとしては3つ目のキュベ、ソノリテ ドゥ ヴァン(風の音、の意)と11年のマールが届いています。メインの畑とは道を隔てたところにある0.65haの畑で獲れたブドウからできたもので、なかなか醗酵が終わらずにボトリングできずにいたものになります。曰く、

「この区画の上に立って畑を見ると、その先にある風景を含めて、うちの畑では一番森や丘などの自然な風景が見れて、ここに居ると何だか音がないはずの風の音が聞こえそうな(実際には風で木々が揺れて音を出したりするから、2次的に音は聞くけど)気分になったのでこの名前にしてみた。キュヴェ名に統一性がなくて悪いけど、まぁそう思ったから、そういうことでよろしくです。」とのことです(笑)。

12年は、春先の天候不順から始まり、収穫時期にも動物たちにブドウを食い荒らされ、収穫量は11年の5-6割程度となってしまいました。ですので、11年ほどはキュベ数も多くないはずです。今回のミズイロ、鏡氏的には抜栓後3日目が良かったそうです(とはいえ、その日でボトルが空になってしまったので、4日目の状態は分からないとのこと。笑)

プレス後のブドウから手作業で梗を外し、密閉容器に入れ、空気をできるだけ抜いた状態で保存、全ての醸造・プレスが終わった段階で近所の蒸留所に持ち込んで作ってもらったマールで、一切加水行っていませんので、アルコール度数も60%あります!!!

2ワインは入荷本数に対して、3倍くらいのリクエストを頂くことは間違いないと思われます。に対して、マールですが、こちらが瞬殺するという事はないとは思うのですが、念には念を入れて、こちらも一応限定とさせていただきます!

夏といえばカミッロ!!!(冬もよろしくお願いします!笑)白はマルヴァジーア2011のみの入荷となりまして、他のワイン(トレッビアーノ、ソーヴィニョン、マルヴァジーア ローザ)は12が現地でも完全に売り切れ、13が微発泡するの待ちだったのですが、先日無事発泡しまして(笑)、現在別コンテナーで船旅中です。ランブルスコは、10から12にヴィンテージ変更となります。ちなみにですが、11のランブルスコ&バルベーラは、カミッロ自身内容に100%納得することができず、全量お酢屋さんに売却してしまいました…偉大な造り手に“悪い”ワインはないとヴィナイオータは常々標榜しているわけですが、この考え自体、造り手の“出さない”と決断する勇気や自身のブランド(ワイナリー)に対する矜恃、プライドのもとに成立しているのかと。

飲んで激ウマ、買って激安な泡なしランブルスコ09がなくなってお困りの方はいらっしゃいませんかぁ?ヴィナイオータfeat.カミッロな企画第2弾です!今回は赤3種類が同時に入荷しています。バルベーラ10も、ランブルスコ09同様に泡がなくて現地では全然売れないっ!美味しいのにっ!!バルベーラはランブルスコよりもアルコール度数が高くなるので、酵母的にも瓶内2次醗酵に苦労するようで、ただでさえちゃんと熟したブドウを使い、酵母添加も行わないカミッロの場合、かなりの確率で泡のないバルベーラができます。美味しければ、泡があろうがなかろうがどっちでも良い気がするのですが、イタリアというよりもエミリア ロマーニャでは、“泡がない”は致命傷となるようです…。

地域の歴史、伝統に対して最大限の敬意を払うカミッロ、栽培されることが少なくなった品種、フォルターナを2000本ほど植え、何年か醸造したのですがこれまた売れな~い!!このフォルターナというブドウは、約500年前、ルイ12世の娘でフェッラーラ公に嫁いだルネ ド フランスがコート ドール地方から持ってきたブドウだと言われています。病害にも強く、多産、強い酸味、糖度が上がり過ぎないのが特徴の品種で、パルマのあたりではサラミなどと共に楽しまれてきていたのですが、その酸味が災いしてか、近年では栽培する人が激減しています。栽培し続けたいけど、あまりにも売れなさすぎて、11年を最後に“当分の間”(なぜ“当分”などということが可能なのか、いつかちゃんと説明させていただきます)栽培しないことにしまして、こちらも弊社にだけ安く出してくれることになりました!!この季節にはちょっと冷やしても良いかもしれません(冷やし過ぎると、渋くなりますのでお気をつけて!)。

ボナルダとクロアティーナ、同一品種でただ単に呼び名が違うだけなのですが、パルマのあたりでは、ボナルダと呼ぶ時は甘口の微発泡を、クロアティーナと呼ぶ時は辛口のワインを指すのだとつい最近カミッロから教わりました。パルマのあたりの土着品種で、最もポテンシャル(熟成の、そしてできるワインの尊大さ加減という点で)が高いのがクロアティーナだとカミッロは言います。出来上がるワインは、もちろんそれなりに美味しいのですが、完全に腑に落ちていないカミッロ、
「ヒサト、このブドウのポテンシャルを最大限に引き出すためには何が必要だと思う?」
オータ「樽でしょ。このむせっかえるくらいの香りとボディを落ちつけるのには、木樽のような酸化的な熟成容器が必要なんじゃない?」

カ「僕もそう思ってたんだ!だけど今は大樽を買う余裕はないし、バリックは使い古しでも使いたくない…。今のワインもそんな悪いわけじゃないけど、全然売れないし…。だから当分はクロアティーナも造るのやめようと思うんだ。」

というわけで、クロアティーナ10も破格でのご提供です!!!それぞれ5000本位あるそうですので皆さん、ご協力よろしくお願いしますっ!!!!!

外見も中身もイケメンなダニエーレ ピッチニンからは、ラベルも一新2012ヴィンテージのワインが届いています。酷暑の影響で、非常にボリューミーで届いた直後から分かりやすく美味しかった11年に比べると、若干神経質かもしれませんが問題なく美味しいです!ドゥレッラ100%の白、モンテマーグロとピノ ネーロは入荷数が少ないので限定とさせていただきます。

ピエモンテのお茶目野郎、エツィオ チェッルーティからはモスカートで造る辛口のワイン、 Fol(フォル)が入ってきました!彼のパッシートSol(ソル)がSole(ソーレ、太陽)なら、フォルはピエモンテの方言で変人奇人を意味し、モスカート ダスティ用のモスカートの一大産地で辛口のワインを造ってしまっている自分自身を揶揄した名前となっています。前々からジュゼッペ リナルディを筆頭とした彼の友人たちが、モスカートで辛口のワインを造れとエツィオに言っていて、何年か前から実験的には造っていたのですが、ようやく本人が納得するものができたようです。

マセレーションをした年のものは、アロマティックな品種がその華やかな香りの代償に持ち合わせることになった皮の苦味が主張し過ぎ、ステンレスのタンクで造った時は香り豊かだけど味わいがそっけなくなり…と色々試した結果、2013年は収穫後、プレスしたモストをダイレクトに大樽へ入れて樽内で醗酵&熟成を行いました。4月に訪問した時点でもう素晴らしく美味しくて、もうボトリングしても良いのでは?とお互いの意見も合い、4月下旬にボトリング。生産量の半分、1200本を押さえたのですが、半分は酸化防止剤完全無添加、もう半分は若干量の添加と2種類を用意してもらいました!エツィオ的には、若干入れたほうが香りの輪郭がはっきりとし、このワインにはその方が良いと考えたようですが、何事も試さなければ答えを得られない!という僕の主張を聞き入れてくれ、半量を無添加でボトリングしてくれました。是非とも飲み比べをしてみてください。食前酒としても素敵でしょうし、お野菜のサッパリとしたお料理とも相性ばっちり、この季節にはうってつけのワインだと思います。このレンジのワインがほとんどない状況ですので、もしかしたら一瞬でなくなってしまうかもしれませんのでお気を付けください!!!!

アッコマッソも届いています…ヒソヒソ。今回は06のロッケ&ロッケッテのリゼルヴァ、ドルチェット10が入荷です。3種類とも心苦しくも限定とさせていただきます。恐らくですが、バローロに関しては入荷量の5倍以上のリクエスト、その結果として、各お客様への割り当て本数が極少となる事が予想されます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

文:太田久人
108 110 nuovo14.07.29

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