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2019-10-25

ヴィナイオータ かわら版 ~リザ編 その弐~

リザの“飲んでもらいたい”ワイン紹介!!

ヴェスパイオ2017(Il Moralizzatore)

こんにちは!ヴィナイオータのリザ 、The・イタリア人 です!
今回が2回目のかわら版です!前回のかわら版を読んでくれた皆様ありがとうございます!!今回も頑張って面白いかわら版を書きたいと思います!

ヴィナイオータに入社してから6ヶ月間が経ちました。ヴィナイオータにいるおかげで様々なワインを試飲することができ、自分の「もう一度飲みたい!」と思うワインのリストがとても長くなりました。ただ、「二度と飲めない」ワインが多いです。笑 出来ることと言えば、美味しさを忘れず、生きることしかありません・・・涙

今回紹介したい!と思うワインがたくさんあって、どれにしようか決めることはとても大変でした。食べ物、または飲み物を選ぶ時、私は自然に選ぶことが大好きです。自然ということは・・・色々なワインを見て、自然に気になるワインを選ぶことです。つまり、自分の心がドキッとするものを選ぶということです!もちろん、他の人からおすすめを教えてもらえば、決めることは、簡単になると思いますが、私は、自分で決めたいタイプの人です。できるだけ自然に、自分の心のままにチョイスすることが一番ベストだと思っています。ということで今回は私がドキッとしたワインを紹介したいと思います!

それは、、、、、、、じゃじゃーん! Il MoralizzatoreのシュワシュワVespaio 2017年です!(ヴィンテージをチョイスした時迷っていて三浦先輩に少しだけ相談をしました!)

<<リザの飲んでもらいたいワイン紹介>>
銘柄:Vespaio 2017 / ヴェスパイオ2017
ブドウ:ヴェスパイオーロ、フリウラーノ
造り手:Il Moralizzatore / イル モラリッザトーレ
地域:伊ヴェネト州
希望小売価格:3,000円(税抜)

まずは、EnricoとAndreaのワイナリーの名前の由来からお話しします!元々彼らがIl Moralizzatoreという言葉を初めて知ったのはLa BiancaraのAngiolino Mauleから、畑で使うハサミを借りた時だったらしいのです。その時借りた、Angiolino Mauleのハサミ(本当にハサミですよ!)の名前が「Moralizzatore」だったのです。この、「Moralizzatore」という言葉は「Moralizzare」という動詞から生まれた言葉です。「Moralizzare」の意味は倫理的に行動をすること。もっと調べ、イタリア語の辞書でMoraleを確認したら、「善悪」という意味がありました。つまり、ワインの造り手のハサミだったら・・・ ハサミで良いぶどうと悪いぶどうを分ける(葡萄の善し悪しの判断をする)ということからこの名前にしたのかなぁ思ってしまいました。ハサミにこんな名前をつけるとは、Angiolino Mauleは面白そうな人です。笑

でも、どうして、この言葉を彼らは、自分のワイナリーの名前にしたのでしょう、Il Moralizzatoreを会社のこととして考えてみると、このとき、「善悪」ということは、ワイナリーの創始者である、彼ら自身の善悪のことになります。どういうことだろうと考えてしまいますが、彼らのワインを飲んでみたら、どうしてこの名前が彼らのワイナリーによく合っているのか少しわかってきたように思います。

1999年EnricoとAndreaはAngiolino Mauleと出会って(その時ハサミを借りたのかなぁ?笑)彼のワインを飲んで、自分たちでワインを造ることに決めました。ただ、ワインが好きなだけで簡単にワインの造り手になれないし、大学でとても違うことを勉強していたので、自分でワインを造る前に勉強が必要でした(二人は、もともと薬剤師と獣医師でした。寄り道したけれどワインの仕事に戻ってきた・・・ワインは彼らにとって初恋です!)。そこで、薬剤師と獣医師の仕事をしながら、休みの時イタリアの様々な造り手に行き、ワイン造りの勉強することにしました。2010年に、二人はようやくMason Vicentinoというところにあるぶどう園を借りることができました。やっとたどり着いたスタートラインでしたが、することがまだたくさんありました。結局勉強は13年間もかかり、彼らがワイナリーを開いたのは2012年でした!

彼らがワイナリーを構える、ヴェネト州のBreganzeという街では安価で大量のぶどうやワインが生産されています。この街では、昔からワインがずっと作られていて、ぶどうの需要は非常に高いので、現在、その土地の葡萄を育てるよりも、他のもっとメジャーな葡萄の種類を多く育てるようになってしまっています。また、化学肥料や農薬を使うことなど、利益を優先した葡萄作り、ワイン造りが行われていると彼らは考えていました。だから、まずは、借りたぶどう園の土地や葡萄、ワイン造りのあり方を、EnricoとAndreaの思う道徳的(善いと思う)な自然なものに戻す必要がありました。

元々の職業柄、化学をよく知っていた二人にとって「ナチュラルワイン」の道を歩くチョイスはとても自然だと感じました。だから、自分たちの思う、自分らしい(昔行われていたような、今より自然と感じられるやり方で)自分たちのワインを造ることを目指しています。彼らがこうしたやり方を選んだおかげで初めてBreganzeにナチュラルワインが出来上がって、ワインの景色が変わりました!

現在は、Il Moralizzatoreは3ヘクタールの畑でFriulano, Vespaiola, Groppello、Merlot、Pinot Nero, Cabernet、Cabernet Sauvignonの7類のぶどうを育てています。VespaiolaとGroppelloは土着のぶどうです。

さて、ワインに関して自分らしいレビューを笑・・・

Vespaio 2017年はVespaiolaとFriulanoのミックスで、みんなで飲んでわいわいと楽しむ、そんなカジュアルなワインです。ゴクゴク飲めて、少しドライで発泡しているワインです。
Vespaioを飲むとヴェネト州の山の香りを思い出して、二人のこめた丹精を感じることができました。Vespaioは仕事の後、帰る前にバーで久しぶりにあう知り合いと話しながら飲むワインです。軽くて、快く飲めるワインです。

ぜひVespaio2017年をお試しください!

Il Moralizzatore

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