toggle
2020-04-23

ヴィナイオータ かわら版 ~水野編 その五~

水野の“飲んでもらいたい”ワイン紹介!!

ランブルスコ シオール ペポ(La Collina)

前回、Contrada dei Centenari 2016を紹介しました、水野です。

今回で5回目のかわら版となるのですが、書くたびに、自分の中の『美味しい』って何なのだろう?とモヤモヤしております、、、

ヴィナイオータに入社してからはありがたいことに素晴らしい食材、料理、ワインと出会う機会が多く、それらを食して『美味しい』と感じるのですが、自分自身、普段食しているものは近隣のスーパーで選んだ野菜や肉、魚であり、その生産者がどんな人で、どんな場所でつくっているのかは考える間もなく食べてしまっています。

しかし、当たり前のことではあるのですが、その日常で食べている食材、料理も『美味しい』と思っています。そうしていると自分は何でも『美味しい』と食せてしまうのではないか、、、と思ってしまうのですが、もちろん『美味しくない』ものもあったりするので、余計悩ましくさせられております。

私のかわら版は比較的『飲み心地がよく、食事と合わせやすいもの』の紹介が多いような気がしていましたが、今回もそういったワインの紹介になってしまいました。。。これが自分の『美味しい』なのか、、、今後も考えながらかわら版を書いていきますので、拙い文章ですが、ご一読いただけますと幸いです。

今回ご紹介するのは『La Collina / Lambrusco Sior Pepo (シオール ペポ)』です。

1975年にエミーリア ロマーニャ州、レッジョ エミーリアの若者のグループによって、社会生活を共に送っていく大きな“家族”を形成すべく設立されたラ コッリーナ。レッジョ エミーリア郊外に200ヘクタール以上の広大な敷地を所有し、ブドウ、飼料、穀物といった農業だけでなく牛や豚などの畜産も行い、循環型の有機農法を実践、ブドウ畑ではビオディナミを行っています。

今回ご紹介する『Lambrusco Sior Pepo』は、カミッロと同様にブドウ自身の糖分と野生酵母を利用してナチュラルな瓶内二次醗酵で造られています。

同生産者がリリースしている、『Lambrusco Il Quaresimo』はシャルマー方式(大きなタンク内にワインを詰めて密閉し、二次発酵を行う)で造られているため、安定して発泡しており、弊社のイベント時に使用するワインリストでは『大人の辛口ファンタグレープ』と銘打つほど、ブドウのフレッシュな香りを残したワインとなっております。

しかし、今回のかわら版で『Lambrusco Sior Pepo』をご紹介したいと思ったのは、このワインを自宅で食事と一緒に飲んでほしいと強く感じたからです。

程よくドライ、発泡もほどほどで心地よく、食事と合わせやすい。こんな時だからこそ、この優しい味わいのワインはテイクアウトした料理や、おうちごはんと一緒に皆さんを癒してくれることと思います。

軽く冷やしてグラスに注げば、素朴な香りと程よい果実味で食事の邪魔をすることもなく、アルコール度数11%で、ゴクゴクしてしまう飲み心地。ボトルによって発泡が弱いものや、ほぼ発泡していないものもありますが、ワインとしても素晴らしいので、楽しんでいただけると思います。

是非一度お試し下さい。

<<水野の飲んでもらいたいワイン紹介>>
銘柄:ランブルスコ シオール ペポ
造り手:ラ コッリーナ
地域:伊 エミリア=ロマーニャ州
ブドウ:ランブルスコ (グラスパロッサ、サラミーノ、マエストリ)、マルボ ジェンティーレ
希望小売価格:2,300円(税抜)

関連記事