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2022-10-24

造り手紹介 Il Vei / イル ヴェイ

造り手:Il Vei / イル ヴェイ
人:Savino Braghieri, Anna Maria Mariani, Riccardo Braghieri / サヴィーノ ブラギエリ、アンナ マリーア マリアーニ、リッカルド ブラギエリ
産地(州):エミリア ロマーニャ
ワイン:Bianco, Ortrugo, Malvasia, Pinot Grigio, Sauvignon, Rosso, Barbera, Bonarda, Piacere del Vei, Gutturnio, Gutturnio Superiore
所在地:<map>

ミラノから南東に100km、ピアチェンツァから南西に30kmの場所にあるルレッタ渓谷の中心部ピオッツァーノで、家族でワイナリーを営むイル ヴェイ。現当主サヴィーノと妻アンナは、大量生産、大量消費によって大地が汚染されていく状況に危機感を感じ、1980年代に都会の生活を離れこの場所で土地を買い、小さな家を建て、ブドウ樹を植えました。

美食の街ボローニャの西側、エミリア地方は、生ハムやサラミなどの豚肉加工食品の一大産地であり、パルミジャーノを中心としたチーズが多く手に入ることからも古くから発泡性ワインが好まれてきた地域で、イル ヴェイは糖分も酵母も一切添加せずに、ワインを早めにボトリングして、瓶内で二次醗酵させたフリッザンテを造っています(ヴィナイオータ用にはボトリングのタイミングを遅らせあまり発泡していないものをお願いしています)。ワイナリーは創業当時から地元密着型の量り売りをしており、注文があった分だけボトリングし販売を行っていることも特徴の一つです。

ブドウ畑は当初1ヘクタールほどでしたが、現在は8ヘクタールになり、ボルドー液以外の農薬を一切用いない有機農法を実践しています。ワイナリーではブドウのプレス時に若干量の二酸化硫黄を使うのみで、ボトリング時は一切添加していません。ワイナリー名のIl Veiは、ピアチェンツァの方言で「Il Vino(そのワイン)」を意味していて、最初に農場に付けた名前をそのまま引き継いで付けられました。1991年生まれの愛息リッカルドは、2017年から本格的にワイナリーの仕事を手伝い、父からワイナリーを引き継ぐ準備を始めました。

 

<ワインラインナップ>


●Bianco (1500ml)(ビアンコ)
品種:オルトゥルーゴ、マルヴァジーア、ソーヴィニョン

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランはDOCワインとなる750mlボトルに充てられ、残りと圧搾して出てきたワインをブレンドしたものを1500mlボトルにボトリング。プレス時には若干量の二酸化硫黄を使用するものの、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

 

 

 


●Ortrugo(オルトゥルーゴ)
品種:オルトゥルーゴ

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランを使用し、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

 

 

 


●Malvasia(マルヴァジーア)
品種:マルヴァジーア

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランを使用し、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

地元の量り売りでお客さんが微発泡を望む場合には、ワインの一部を醗酵途中で濾過冷却し甘口の状態で保存したものをその場で数リットルブレンドしている。その余剰分をそのままボトリングしたものはマルヴァジーア アマービレ(銅色キャップ)としてリリース。

 

 

 


●Pinot Grigio(ピノ グリージョ)
品種:ピノ グリージョ

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランを使用し、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

 

 

 


●Sauvignon(ソーヴィニョン)
品種:ソーヴィニョン

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランを使用し、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

 

 

 


●Rosso (ロッソ)
品種:バルベーラ、ボナルダ

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランはDOCワインとなる750mlボトルに充てられ、残りと圧搾して出てきたワインをブレンドしたものを1500mlボトルにボトリング。プレス時には若干量の二酸化硫黄を使用するものの、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

 

 

 


●Barbera(バルベーラ)
品種:バルベーラ

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランを使用し、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

 

 

 


●Bonarda(ボナルダ)
品種:ボナルダ

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランを使用し、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。地元の量り売りでお客さんが微発泡を望む場合には、ワインの一部を醗酵途中で濾過冷却し甘口の状態で保存したものをその場で数リットルブレンドしている。その余剰分をそのままボトリングしたものはボナルダ アマービレ(銅色キャップ)としてリリース。

 

 

 


●Piacere del Vei(ピアチェーレ デル ヴェイ)
品種:メルロー

地元の品種ではなくメルローという国際品種を使っていることから、「イル ヴェイのお遊び」や「ワインの喜び(イル ヴェイはピアチェンツァ地方の方言でワインの意味)」という名前に。糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

 

 

 


●Gutturnio(グットゥルニオ)
品種:バルベーラ、ボナルダ

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランを使用し、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

 

 

 


●Gutturnio Superiore(グットゥルニオ スーペリオーレ)
品種:バルベーラ、ボナルダ

糖分も酵母も一切添加せずに、蓋の高さを自由に変えることができるセンプレ ピエーノと呼ばれるタンクでアルコール醗酵を行う。フリーランを使用し、微細な瓶内二次醗酵を行うために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加しない。

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