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2024-06-21

ヴィナイオータかわら版 ~工藤編 その壱~

メルマガをご覧の皆様、はじめまして!今年3月に入社致しました「だだ商店だだ食堂」地下セラー担当の工藤礼士と申します。

初めましてということで、自己紹介の後に、工藤おすすめのワインをご紹介させていただきます!

山形県三川町出身。山々に囲まれた広い庄内平野で育ち、近くに海、山、川、田んぼと自然に恵まれた環境でのびのびと過ごしてきました。高校1年生の年から、高専という工業専門の学校に7年間通っていたのですが、多くの短期留学先で海外の食・人に触れ、ふと、地元の恵まれた食の環境に興味を持ち始め、レストランでアルバイトを経験。そこから、葡萄の苗木を育てるアルバイトや、ワイン用葡萄を育てる畑仕事の手伝い、地元のソムリエの方々が主催するワイン会に参加したりなど、ワインの沼にどんどんはまっていくことに。

地元庄内で、ヴィナイオータのワインに触れる機会はあまりなかったのですが、会社の存在自体は知っていました。とある山形市内のレストランで飲んだヴィナイオータのワインが、なんだか飲み心地が良いものが多く、染み渡る旨さがあったことを記憶しています。
それから、ワインショップへの就職を機に都内に出てきたのですが、美味しい記憶が残っていたからか、なぜか、ヴィナイオータのワインが置いてあるレストラン・ワインバーを探し、外食をするようになりました。

素直に心から美味しいと思えたこと、そしてなにより、色んなお店でワインを体験するなかで、提供する方々のワインや食に対する「情熱」や「愛」に溢れている!と感じることが多かったというのが、入社のきっかけでもあります。
注ぎ手の方々をも魅了する造り手たち、そして愛に溢れた生産者のワインを輸入している「ヴィナイオータ」に惹かれ、様々な方のご縁もありつくばに移住してきました。

私自身、まだまだ至らぬ点はあるとは思いますが、造り手を愛するファンの一人として多くの方に、お酒・食の魅力を情熱をもって伝えることができるよう精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします!

それでは、工藤おすすめワイン達をご紹介していきます!

カンティーナ ジャルディーノ/ フラ2021パスキ2021ガイア2021タラ ラ2021

先日、初めてカンティーナ ジャルディーノ「タラ ラ2019」を飲むタイミングがありました。飲み心地の良さと、ほど良く凝縮した果実感、造られてから5年経ってもなお感じられるピュアさ。毎日でも飲みたくなるような味わいに感動し、他のキュヴェも試してみたい!と思ったのですがカンティーナ ジャルディーノのワインって種類が多すぎてわからない、、、(だだセラーでは、バックヴィンテージ・マグナムも含め50種類以上陳列してます!)ということで、今回は、今すぐにお買い求めいただけて、これからの時期に活躍する白ワインを品種別に飲み比べてご紹介していきます!

カンティーナ ジャルディーノ
遊び心&実験精神にあふれるアントニオ率いる、全6人の好奇心旺盛メンバーでワイナリーを運営しています。常にワインへの探求心を忘れず、発信力にも長けている彼らは、世界中を飛び回り刺激を受け、興味・好奇心を絶やさずにワインを造り続け、今では自社畑も持つようになり、これからがどんどん楽しみになる生産者の1つです。

カンティーナ ジャルディーノの造り手紹介、詳しくはこちらをご確認ください。

フラ 2021(ファランギーナ)
トッレクーゾという町の郊外、標高500mのところに畑を持つ有機農業を実践する農家からブドウを分けてもらい、カンパーニア州最古の品種の1つである、ファランギーナで造るワイン。2019年が初ヴィンテージ。

全体的に、細く長く、ふわっとしている印象です。抜栓から時間を置くと、甘いお花のような香りや、グレープフルーツのような柑橘系のフルーツの香りが広がります。味わいの方向性は、まっすぐで重心が高め、そしてシャープな酸味が特徴的です。2日目以降、どんどん味わいがほぐれ、酸味や、なめらかで緻密なタンニンのバランスが良く、細長く奥行きのある酸の余韻が続きます。

パスキ 2021(コーダ ディ ヴォルペ)
標高450mに位置する、パテルノーポリとモンテマラーノにある区画の樹齢70年を超えるコーダ ディ ヴォルペで造るワイン。元々、補助品種として使われてきたブドウのため、単一で醸造した時の魅力を引き出すべく、作られた1本。

「フラ 2021」よりも芯がしっかりしていて、より明るい印象です。暖かい地域を連想させる、硬いパイナップルのような果実の香りがあり、味わいも時間を追うごとに滑らかさを増し、ほど良い肉付きの果実味、グレープフルーツのような優しい苦み、柔らかく持続的な酸味が全体をまとめているようなイメージです。こちらも2日目以降、柔らかさが増し、飲み心地がぐんぐん良くなります。(5日目でもバランスを欠くことなく美味しく飲めます!!)

ガイア 2021(フィアーノ)
フィアーノ ディ アヴェッリーノの中でも、歴史のある村ラピオとカンディダの標高450~500mにある区画の、樹齢90年超のフィアーノで造るワイン。

開けたては大人しめで、しっとりとした印象です。開栓後30分-60分ほど経つと、少しずつスパイシーな香り、オイリーさをイメージする香りがふわっと広がります。味わいも、香りと同様しっとりとしたなめらかさ、オイリーさを持ち合わせています。初めは、気難しい印象でしたが、日を追うごとに、どんどん親しみやすさが増し、最終的には、1番フレンドリーになるようなイメージのワインです。

タラ ラ 2021(グレーコ)
グレーコ ディ トゥーフォとワインの名前にもなっている村、トゥーフォの北東部にあるサンタ パオリーナ村の標高650mにある区画のグレーコで造るワイン。

4種類の中でも、1番味わいや色調が力強く、酸味、タンニン、密度などの各要素が濃く強い印象です。柑橘系のフルーツの香りや小さなお花の香りが、時間が経過するにつれてどんどん広がっていきます。重心は低めでどっしりとしており、しっとりとしたタンニン、お花の蜜のような甘さを連想させる余韻が続きます。3~4日経ってもへこたれることなく、その力強さの片鱗を保ったまま、美味しく飲めちゃいます。

彼らのワインに共通する物があるとすれば、次々と飲み進めたくなるようなポジティブさが表れているような気がします。私自身、4種を日々飲み比べている中でも、1周、2周と飲めるほど、飽きが来ず、次へ次へと飲み進んでしまいました。飲み始めた時に感じる、彼らのようなテンションの高さ・勢いがありながら、最後には解放感、リラックスした雰囲気を感じることができ、次の1杯を誘ってくれるワインだと思います。2杯目くらいに出されたらテンションが上がり、次の1杯に勢いが乗るようなイメージで、グラスワインとして飲んでいただくのにもぴったりなのではないでしょうか。

現行ヴィンテージの明るくパワフルな味わいを楽しむのも良し、1-2年寝かせた時の、あのごくごく飲み切ってしまいたくなる飲み心地を待つのも良しです。好奇心がくすぐられ、活力を貰える彼らのワイン。ぜひ、飲み比べてお楽しみください!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=134

 

【かわら版 工藤の飲んでもらいたいワイン!!】

銘柄:Fra 2021 / フラ
造り手:Cantina Giardino / カンティーナ ジャルディーノ
地域:伊 カンパーニア
希望小売価格 (税抜) : 4,800円

銘柄:Paski 2021 / パスキ
造り手:Cantina Giardino / カンティーナ ジャルディーノ
地域:伊 カンパーニア
希望小売価格 (税抜) : 4,800円

銘柄:Gaia 2021 / ガイア
造り手:Cantina Giardino / カンティーナ ジャルディーノ
地域:伊 カンパーニア
希望小売価格 (税抜) : 5,400円

銘柄:T’ara ra’ 2021 / タラ ラ
造り手:Cantina Giardino / カンティーナ ジャルディーノ
地域:伊 カンパーニア
希望小売価格 (税抜) : 4,800円

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