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2023-12-20

ヴィナイオータかわら版 ~小沼編 その五~L’Acino / Kannazuki 2019

神無月。旧暦を新暦にあてはめると、10月下旬~12月上旬にあたるようです。寒暖差があり過ぎる今年(2023年)ですが、急に寒くなり冬の到来がしっかりと感じられる一番好きな季節。今となっては、猛暑が嘘のようですね。(一年って早い…)

前回のかわら版でフェイスブックに登場する際には、おじさまキラーとご紹介に預かりましたわたくし小沼が、その座をフットワークの軽い若手ピチピチギャルスタッフに徐々に奪われていきそうな予感。個性豊かな弊社スタッフがそれぞれ書き綴るかわら版が配信となるなかで、みなさんは誰の回がお好きですか?

わたしが好きな回は、だだスタッフ葉山が書いたポッサのシャッケトラの回がお気に入りです。シャッケトラはソーダで割って飲むのも最高に美味しいですよ!◎

●かわら版 葉山編 その三→https://vinaiota.com/news/11858

初めての出産、育児と家事と仕事と人間関係と時間と自分の心とを、なんとか必死にやりくりして毎日が怒涛の様に過ぎていき、やっと仕事にもまたエンジンかかったゾ!と思うと、託児所からの呼び出しリンリン♪子供の都合で制限がかかり、その繰り返し…。共働きが当たり前の世の中になり、仕事も我が子に対しても、こんな母で務まるのだろうか…と自分で自分を振り返り、我慢、我慢と…。もう、「膝から崩れ落ちた」情景が鮮明に浮かび上がってきて、自分の境遇とも重なる部分もあり、そんなこともあったな と懐かしく思い、ほっこりさせてもらいました。

私も働く母となって13年、ゲームとドラゴンボール好きの長男は親の影響から小学3年からバレーボールを始め、地元の中学校にはバレーボール部が無かったため入学から夏休み半ばまでは帰宅部で、家でのほほんと過ごし、近くのクラブチームに入っても張り合いの無い様子でした。ところが、ご縁があってバレーボール部がある学校を求めて夏休み中に単身下宿生活を決断し、夏休み明けから転校。せっかくの機会に、悔いの残らないようやり切って欲しいと成長を喜ぶ傍ら、いろんな意味であんなに手のかかった子が、こんなに早く親元を離れていくとは…と、少し…いや、だいぶ哀愁を感じている今日この頃。

大変な時期は一時だけで、気がつけばあっという間。今しかないこの目の前の瞬間や環境の有難さに気づき、日々の生活に小さな感謝を積み重ねながら、大きく成長して欲しいと願う母心です。やりたいことに打ち込める毎日を過ごせることに、ただただ感謝です。

さて、そんなわたくし小沼が今回オススメするのは、日本でしか飲めないこのワイン、「カンナヅキ」をご紹介いたします。

ラーチノは、東と南を海に挟まれ中央には山脈が横断し、平地が9%しかないというカラーブリア州は北側にある、サンマルコ アルジェンターノという人口約7,000人の小さな村。元々ブドウ栽培やワイン醸造の仕事に関わってこなかった若者3人によって2006年に始まりました。当主のディーノは読書家で、東京に住むイタリア人女性が書いた本にあった、日本での「神無月」の意味をことのほか気に入ったことと、品種のマリオッコが晩熟型のブドウで10月に収穫されるブドウということもあり、この名前にしたそうです。テクニカルな詳細部分は弊社ECサイトの商品ページを是非覗いていただければ幸いです。

●弊社ECサイトボトル画像はこちら→ https://ec.vinaiota.com/product.php?id=855

このワインをご紹介しようと思ったのは、冒頭にもありましたが、旧暦だと丁度今この季節が神無月にあたること、それから、だだ商店のランチに抜栓してから2週間経過した残りわずかなものを試飲する機会があり、「あれ!これ全然美味しいね。」と驚き、だだスタッフの石塚とも共感し合えたことで、みなさんにご紹介したいと思っていました。

届きたてに試飲した時も、果実味も感じながら口当たりが滑らかでスムーズな飲み心地でなんか好きだな~と思った記憶があり、その驚きの再会の後、自分でも1本開けて飲んでみましたが、ほど良い果実味とソフトなタンニンを感じながら、どこか削がれたような落ち着いた雰囲気を感じつつ飲み続く、安定した味わいの魅惑の1本です。ぜひ、この機会にお飲みになってみてください!

 

■造り手紹介ページはこちら→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=141

 

≪小沼の飲んでもらいたいワイン紹介≫
銘柄:Kannazuki 2019 / カンナヅキ2019
造り手:L’Acino / ラーチノ
地域:伊 カラーブリア州
ブドウ:マリオッコ
希望小売価格(税抜) : 3,100円

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