ヴィナイオータかわら版～葉山編 その三～

今回のかわら版は、新米ママとなって1年半ぶりに復職しましただだ商店だだ食堂の葉山が担当いたします。今思い出してもゾッとする陣痛から早くも1年半、毎日毎日子供と向き合う大変さを感じつつ、小さくも大きな幸せをくれるこの命の存在に感謝して日々過ごしております。

最近グサッときたのは仕事を終えて保育園に迎えに行くと、玄関先まで歩いてきた息子が照れ笑いしながら手作りの花束(紙製)を渡してくれた事でした。母の日サプライズで保育園の先生方が子供たちと一緒に制作してくださったのですが、今までお世話されるばっかりだった我が子からの初めてのサプライズにその場で膝から崩れ落ちたのでした(笑)。

まだまだ授乳中の身で、以前のように心ゆくままお酒を、という事はなくなってしまいましたが子が早く寝てくれた日にはちびりちびりと楽しんでいます。量が飲めないので新しくボトルを開けても1本飲みきるまでに時間がかかってしまうのですが、そんな折にポッサのシャッケトラ2013(375ml)をプレゼントとして頂きました。デザートワインは開栓後も味わいの日持ちが良く急いで飲む必要も無いので夜寝る前にちょっと飲みたい時、こういう子が待ってくれているのはとっても嬉しい！ということで今回はポッサのシャッケトラをご紹介します。

一口飲んでみると、私の生涯を共にしたい甘口ワイン、パーチナが造るラ ソルプレーザやフェッランデスの造るパッシートとはまるで違った味わいです。シャッケトラは凝縮された葡萄の味わいと共にビターさや塩味を兼ね備えていて、他の甘口ワインでは感じたことのない、あぁこれがチンクエテッレなの…と見事にその地へ想いを馳せてしまう子です。決して‘甘くホワッと幸せにしてくれるだけの味わい’ではなく、厳しさの中にしっかりした凝縮感がありつつも口内に残る余韻もうるさくない。そして鼻から抜ける芳ばしい香りったら！流石です。なんというか。イケおじが飲んでそうな甘口ワインです！甘口ワインっていうかキレがあるので甘辛ワイン？←何それ どなたか飲まれた方は感想をお待ちしております！ 生産本数がとても少なく、甘口ワインマニアな方は是非是非体験されてくださいね！シャッケトラはこの後複数ヴィンテージが出番を待っていますが、リリースを控えているヴィンテージのなかにはアンフォラ熟成させたものもあるとか！また楽しみが出来てしまいましたね～。買い支えの清き1本も宜しくお願い致します。気つけにもとってもいいのヨ～

≪葉山の飲んでもらいたいワイン紹介≫
銘柄：Sciacchetra’2013 / シャッケトラ2013
造り手：Possa / ポッサ
地域：伊 リグーリア州
ブドウ：ボスコ、ロッセーゼ ビアンコ
希望小売価格(税抜) : 11,000円