【ピリオド5 DAY2|2023/1/30(月)】参加造り手&飲食店

<ヴィナイオッティマーナ2022 ~ピリオド5~>

【開催日時】
DAY2:2023年1月30日(月) 10:00~17:00

【会場】
だだ商店 だだ食堂(茨城県つくば市流星台56-3)

【タイムテーブル】
9:30 受付開始
10:00 開場
10:30- 造り手セミナー①<Il Maiolo>
     造り手セミナー②<Il Cavallino>
12:00-15:30 大食堂
16:10 フィナーレ
16:45 送迎バス発車

-参加造り手-

Arianna Occhipinti(イタリア / シチリア)

造り手:Arianna Occhipinti / アリアンナ オッキピンティ

オッキピンティ一族は教師と建築家ばかり、ブドウ栽培や醸造とは関わりがなかったのですが、ジュースト オッキピンティが大学在学中に『COS』というワイナリーを仲間と立ち上げました。姪のアリアンナは小さい頃から叔父とブドウ畑やセラーで過ごすことが多く、14歳の時には「自分のワインをリリースする」と心に決めていたそう。そして、ミラノの醸造学校在学中の2004年、ファーストヴィンテージをリリースしました。

シチリア州カターニアから南西に車で1時間。生まれ故郷であるヴィットーリアに起源を持つといわれている赤のネーロ ダーヴォラとフラッパート、白はアルバネッロとズィビッボを栽培しています。大地の声に耳を傾け、人間のエゴによってそれを極端に歪めることなく、そこから賜ったブドウを醸したいと考え、当初より農薬、殺虫剤、除草剤、化学肥料を一切使用せずにブドウを栽培しています。

セラーでも、野生酵母で温度管理を行わずに醗酵&醸造し、瓶詰め時にはノンフィルター&無清澄で二酸化硫黄の使用もごく少量のみと、ブドウそのものの個性や土地を反映したワイン造りを行っています。現在は13ヘクタールの畑から、約5万本のワインを生産。

Colle Florido(イタリア / アブルッツォ)

造り手:Andrea Ugolotti / アンドレア ウゴロッティ

アブルッツォ州、最も人口が多い街ペスカーラから西に車で30分ほどのところにあるワイナリー、アンドレアとダニエラの夫婦2人で営まれています。

アンドレアはもともと流しのソムリエをしており、出稼ぎでパリへ行った際に建築事務所で働くアブルッツォ出身のダニエラと知り合って結婚。パリでの生活に疲れていたダニエラと、自身のワインを造りたいと考えていたアンドレアの思惑が一致し、アブルッツォへ移ります。2016年よりブドウ栽培と醸造を開始し、自身で所有する畑で1.2ヘクタール、借りている畑で1.8ヘクタールと、合計3ヘクタールの畑でブドウ樹を栽培しています。

すべてのワインは温度管理を行わずに醗酵、酸化防止剤はボトリング時に少量使用するのみで、一切の濾過&清澄作業も行いません。ワイン以外にもオリーブオイルとトマト製品も造っています。

Il Maiolo(イタリア / エミリア ロマーニャ)

造り手:Francesco Torre / フランチェスコ トッレ

エミリア ロマーニャ州の中部の街パルマから西に80km、ピアチェンツァから南に30kmの場所にあるイル マイオーロ。現当主のフランチェスコの父マルチェッロが生涯の夢だったワイン生産を実現するため、荒廃した耕作放棄地だった土地を購入し、オルトゥルーゴ、バルベーラ、ボナルダの3種類のブドウを植えワインを造り始めました。

マルチェッロが亡くなり、農園は息子であり現当主のフランチェスコ(当時はパルマの大学の法学部生)へと受け継がれます。この土地の未来に不安を感じていた彼はマイオーロを本格的なワイナリーになる決意をし、弁護士を目指す傍ら、ワイン造りの勉強を始めます。

ヌレ渓谷のカッサーノ地区にある敷地は約20ヘクタールの広さで、石灰岩と粘土を含む痩せた白い土壌の4ヘクタールの畑では、ボルドー液以外の農薬は一切使用せずにブドウを栽培。長いマセレーション、長期の樽熟成を行い、年間26,000本ほどを生産しています。2003年がファーストヴィンテージで、2020年ヴィンテージより白ワインの生産も開始しました。

Il Cavallino(イタリア / ヴェネト)

造り手:Sauro Maule / サウロ マウレ

ヴェネト州、ヴィチェンツァから車で南に1時間ほどのところにワイナリーがあります。サウロはトレンティン研究所で5年間学び、父リーノが持つパヴィア郊外の農場で畜産や農業の仕事を手伝っていました。今後の人生を考えた時に、ブドウを育む土壌や自然環境に敬意を払うことに情熱を傾けながら自身のワインを造ってみたいとワイナリーを設立。

父が管理していた土地に植えられていたブドウを植え替えることから始め、2010年には父の幼少期からの友人ラ ビアンカーラのアンジョリーノ マウレと出会います。当時サウロはセラーを持っていなかったため、彼のセラーを貸してもらいながらワインを生産。2017年には馬小屋をセラーへと改造し、自身のセラーで醸造を始めます。

モンテベッロ ヴィチェンティーノの畑で、ガルガーネガ、ドゥレッラ、シャルドネ、ピノグリージョといった白ブドウを、コッリ ベーリチの畑でメルロー、タイ ロッソといった黒ブドウを栽培し、自然環境に配慮してボルドー液以外の薬剤は使用せず、有機農法を実践しています。ブドウ畑の広さは約5ヘクタールで、年間12,000本ほどを生産。ワイナリー名の「カヴァッリーノ(仔馬)」は、父が馬や牛を中心とした畜産の会社を経営していたことに由来しています。

-参加飲食店-

IL COTECHINO(山形)

料理人: Tomoyuki Satake / 佐竹 大志

2012年山形市七日町にオープンし、2020年にあこや町にリニューアルオープンした『イル コテキーノ』。イタリアの農村地域に受け継がれてきた伝統的な技法の加熱/非加熱加工肉をすべて手造りしている郷土料理店です。ちなみに、店名の「コテキーノ」はイタリアの北東部 モデナ地方で作られているサラミのことで、現地イタリアで各地の地方料理や肉加工品造りを学んだ店主 佐竹さんのハムへの情熱が感じられます。伝統的なイタリアの地方料理を主体とした現地そのままの味を追求し、ナチュラルワインとともに提供しています。

イタリア料理 樋渡(東京)

料理人: Kohei Hara / 原 耕平

表参道『フェリチタ』や麹町『ロッシ』などでの経験を経て、神保町『ジロトンド』でシェフを務めたオーナーシェフの原さん。2019年に独立し、芝公園に『イタリア料理 樋渡』をオープンしました。メニューは、その日の分だけ仕込む手打ちパスタや調理師学校時代からの友人が育てるコシヒカリを使ったリゾットなど、素材の味をまっすぐに表現し、一品により力を注ぐためにコースを主体に。故郷の横須賀では一般家庭にも屋号をつける習慣があったことから、店名は原家の屋号が付けられています。2021年にはテイクアウト専門のデリカテッセン『芝惣菜所』も近くにオープン。

一心鮨 光洋(宮崎)

料理人:Haruyoshi Sorakubo / 空久保 晴義
サービス:Kazumitsu Kimiya / 木宮 一光

宮崎市昭和町にある『一心鮨 光洋』。先代の木宮 一高氏が昭和48年に創業して以来、代々受け継がれている鮨は、宮崎で水揚げされる旬の魚介類で握られ、ワインや日本酒のペアリングで合わせます。4人兄弟の末っ子である一光さんは、料理人の兄弟たちが独立後、オーナーソムリエ&サービスマンとして職人さんたちと『一心鮨』を守ります。もともと横浜の『サローネ2007』でサービスの経験を積み、若い頃にはお笑い芸人になりたいと思っていたという一光さんらしく、鮨屋のイメージを覆すようなざっくばらんなサービスでお客さんをもてなします。

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