(新)造り手紹介 Canonica / カノーニカ
造り手:Canonica / カノーニカ
人:Gianni Canonica / ジャンニ カノーニカ
産地(州):ピエモンテ州
ワイン:Barolo, Langhe Nebbiolo, Barbera d’Alba
所在地:Via Roma, 47 – 12060 Barolo (Cn) – Italia <Map>
Web:http://www.agriturismoilquartostato.it/
ジャンニ カノーニカが1983年より始めたワイナリー。2種類のバローロ(パイアガッロ、グリンツァーネ カヴール)とランゲ ネッビオーロ、バルベーラ ダルバを生産するが、彼自身が納得しない年のワインは自らボトリングをせず、桶売りしてしまう。畑ではボルドー液以外の一切の薬剤を使用せず、ワイナリーでもボトリング時にごく少量使用されるニ酸化硫黄以外、何も添加される事がない。
2002年ヴィンテージ以降は全てを自家ボトリング。醗酵はグラスファイバー製の醗酵槽で野生酵母のみで(SO2添加はなしで)温度管理をせずに行い、マセレーションの期間は1ヶ月に及ぶことも。圧搾後、乳酸醗酵が終了するまでセメントのタンクで保存、その後、大樽へと移され、2-3年の熟成の後、若干量の酸化防止剤を添加して、ノンフィルターでボトリング。
グラヴネルのヨスコは、彼を「最良のバローロの造り手」と言い、マッサヴェッキアの当主ファブリーツィオには、「カノーニカこそ、全てのバローロの造り手にとって模範たり得る存在だ。」と言わしめるジャンニ カノーニカ。ジャコモ コンテルノのジョヴァンニ コンテルノ、ジュゼッペ リナルディなど、偉大なバローロ生産者達とも親交が深い。
ここ数年で劇的に観光地化し、ワインバブル真っ盛りなバローロにあって、愚直なまでに価格を堅持しようと努力。周りに流されることなく、伝統的スタイルで、その人柄そのままに飾り気のない、でも豊かな内面性を備えたワインを醸している。
●以前に掲載していた造り手紹介はこちら
造り手紹介 Canonica / カノーニカ(2016年4月版)
<ワインラインナップ>
●Langhe Nebbiolo(ランゲネッビオーロ)
品種:ネッビオーロ
グリンツァーネ・カヴールの外側に位置する畑のネッビオーロで造られるカジュアルワイン。ステンレスタンクにて約10日間の発酵の後、10ヶ月の熟成。ノンフィルターでボトリング。
●Barbera d’Alba(バルベーラ ダルバ)
品種:バルベーラ
カノーニカの所有する1.5ヘクタールの畑のうち、僅か0.2ヘクタールのバルベーラの畑のブドウで造るワイン。
●Barolo Grinzane Cavour(バローロ グリンツァーネ カヴール)
品種:ネッビオーロ
ジャンニの奥様の実家が所有するグリンツァーネ・カヴールにある畑の一部を借り、その畑のブドウから造られているバローロ。醸造はパイアガッロと同一。横に大きなグリンツァーネの畑と縦に長いパイアガッロの畑、飲み比べてみるのもオススメ。
●Barolo Paiagallo(バローロ パイアガッロ)
品種:ネッビオーロ
グラスファイバー製の醗酵槽で野生酵母のみで(SO2添加はなしで)温度管理をせずに行い、マセレーションの期間は1ヶ月に及ぶことも。圧搾後、乳酸醗酵が終了するまでセメントのタンクで保存、その後、大樽へと移され、2-3年の熟成の後、若干量の酸化防止剤を添加して、ノンフィルターでボトリング。
【新入荷】2024年9月その2(Il Cavallino,Possa,Canonica,Massa Vecchia) 【新入荷】2023年10月その1(Canonica,Gravner,Natalino del Prete,La Visciola,Il Maiolo,La Biancara,La Calabretta) 【新入荷】2022年9月その2(Bartolo Mascarello,Cappellano,Canonica,Barbacarlo) 【新入荷】2021年10月その3(La Gazzella,Canonica,Cappellano,Francesco Brezza,Daniele Portinari) 【新入荷】2020年11月その2&その3 (Canonica、Guttarolo、La Biancara、Fonterenza、L’Acino、De Bartoli、Nicolini、Brezza、Pacina、Sabadi)