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2018-03-19

【新入荷】2018年3月 その3(Francesco Brezza、Pierpaolo Pecorari、Forsoni)


ワインは決して嗜好品などではなく、生活、食事と密接に関わりあうものであって欲しいという造り手サイドの想いを感じるという点においては、弊社取り扱いの造り手のなかでもエミーリア ロマーニャのイル ヴェイとカミッロ ドナーティ、そして今回ご紹介するピエモンテのブレッツァは最筆頭格と言えるかと。

彼らの造るようなワインを表現する際に、イタリア語だと良くsenza pretese(センツァ プレテーゼ)とイタリア人が言っているのを聞いてはいたのですが基本無精者のオータ、この瞬間まで辞書でちゃんと意味を調べたことがありませんでした(笑)。で調べてみると、“てらいのない”、“飾らない”、“つつましい”…まさに!!そんなブレッツァから2016年ヴィンテージが届いています。

ヴェルメンティーノで造られる白、ブレッツォリーナ2016はブレッツァ家と日本でしか飲めないワインです!360本のみの入荷です。

樹齢の若い区画のバルベーラやプレスしたワインをブレンドして造られるヴィーノ ロッソですが、前回入荷の2015年ヴィンテージからは割安感の増すバッグ イン ボックスを扱うことにしました。コスパが良いなどと言うレベルを軽く通り越して、内容考えたら安すぎる!と思っていただけたのか、前回は一瞬でなくなってしまいました。

今回入荷の2016年も残念ながら2015年と同量、3リットル入り300個と10リットル入り100個のみの入荷となります…。質も量も伴った2017年ヴィンテージはもう少し分けてもらえるはずです!

バルベーラ デル モンフェッラート2016は、2015同様に充実した果実味があります!
香りはキュートなのにタニックという特徴を持つグリニョリーノにロゼと赤ワインの中間地点的醸造を施したグリニョリーノも相変わらずステキ!絶賛販売中のフレイザ2015バルベーラ スーペリオーレ2013もよろしくお願いします!

余談になりますが、数か月前にブレッツァのフレイザ05を開けたのですが、どえらいことになっていました…。つつましいワインだから熟成のポテンシャルもつつましいのかと言えば、さにあらず!ということなのかと…。

フリウリのペコラーリからもワインが色々届きました!のですが、前ヴィンテージが終売していないものがほとんど…。というわけですので、欠品していたワイン(マルヴァジーア2016、ソリス シャルドネ2015、コラウス ソーヴィニョン2015)のみリリースします。

モンテプルチャーノのワイルドすぎるお姉さま、サングイネートのドーラの甥っ子、マッシモがウンブリア州のスポレートで運営している製油所の2016年物のオリーヴオイルが届きました!
弊社的な都合で、長らく港に留めておいてしまい、またしても賞味期限との戦いを強いられる感じになってしまいました…。皆さん助けてください(笑)!!

またしても余談になりますが、1kgのブドウがあれば約1本(750ml)のワインができてしまうのに対して、オリーヴオイルの場合1リットルを生産するためには6-7kg(!!)のオリーヴが必要だと言われています。ですので、オリーヴオイルがワイン並みの値段がすることは、変どころかむしろ“ワイン並みの値段に抑えられている”と認識したほうが良いのかもしれません…。

文:太田久人
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