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2021-09-13

【新入荷】2021年8月その2(Radikon,Davide Spillare,De Bartoli,Ezio Cerruti,Cantina Giardino,Cantine dell’Angelo,Possa,Nicolini,Camillo Donati)

“挑戦者(?)&料理人求む!”

だだ食堂のシェフが6月いっぱいで退職しちゃいまして、ディナー営業開始という次なる目標が視認できないところにまで吹き飛んでしまい、少し途方に暮れているオータです。

もともと3人だった調理スタッフが2人になったわけですから、大きな戦力ダウンではあるのですが、前店舗ダ ダダのシェフ兼テンチョーだった現だだ商店だだ食堂の統括テンチョー(ややこしい…)加藤が厨房に助っ人として入ってくれることで、どうにかやり繰りできちゃっています。とはいえ、テンチョーという名の船長にオールを漕がせ続けるわけにもいかず…。

というわけで、料理人絶賛募集中です!技術や経験があるに越したことはありませんが、それ以上にヴィナイオータの理念に共感し、そのうねりの一部になりたいと思って頂けている事が大事だと思っております。飽食の時代にあって、どんな食材であってもほぼ通年入手できる日本では、レシピありきの料理が普通になっていますが、本来は畑や海などの生産の現場と季節(旬)の都合に寄り添う形で料理は作られてきたはず。そんな当たり前のことを、料理だけでなく、農作業にも関わり、生ゴミはコンポストにして大地に還す手伝いをしてもらうことで、腑に落としてもらえる環境がここには整っています!!周り&自分自身の変化を恐れていないどころか楽しめちゃうくらい胆力がある人で、熱苦しいのならなおウェルカムです!自薦他薦お待ちしております!!

そして“挑戦者”に関して。だだ食堂は、今年の3月から月1のペースで試験的な夜営業をしていました。コース仕立てで、皆さん一斉のスタート、お料理に合わせてオータが選んだワイン(どう控え目に表現しても、えげつない内容です…)をオータの長ったらしい(笑)説明を聞きながら楽しんでいただくといった趣向でやっていたのですが、先述の通りシェフがいなくなってしまったため、6月の会をもって一旦おしまいという事に…。

そんな時、神谷町にあるイタリア料理店ダ オルモの原品氏から、だだ食堂にお店のスタッフ全員で行くので、料理作らせてくれないかという奇特な(笑)オファーが。もちろんお願いすることにしまして、どうせやるならこんな感じでやれたらいいよねというポイントを原品氏と洗い出したのですが、もしかしたらこういった条件で他にもやってみたいという飲食店さんが現れるのでは?もしかして、だだ食堂のスタッフ体制が整うまで月1レストランはこれで行けちゃう??と、他人のふんどしで相撲を取ろうとするよこしまな考えが浮かんでしまいまして…(笑)。

というわけで、下記のような条件を面白いと思ってくださるレストランの方、是非ともだだ食堂に料理作りに来てください!

・お料理を作りに来てくださるお店の未来のお客様獲得につながるよう、可能な限り集客はだだ食堂側で行う。

・お店に食べに行った事のないお客様が大半を占めることが予想されるので、是非ともそのお店の“The定番”をメニューにちりばめていただきたい。

・せっかくヴィナイオータのホームでやるので、だだ農園の旬野菜やヴィナイオータ輸入の食材は是非ともメニューに組み込んでもらいたい。

・お料理に合わせるワインは、だだが誇るセラーから(ほぼ)自由に選び放題…。

・うちのスタッフもお手伝いに入りますので、こき使っちゃってください。プロの仕事のしかたというのを体感してもらうのも、うちのスタッフにとっては非常に有意義な経験になると思いますので!

・ヴィナイオータの社訓には、“打ち上げ『は』大事”というのがあります。後は察してください(笑)。

その他の細かい条件等に関しては、個々に打ち合わさせていただければと考えております。奮ってのご応募お待ちしております!

禁酒令のせいでか、5、6、7月となんともテンションの上がりきらなかったヴィナイオータではありますが、8月以降はアゲアゲで行きたいと思います!(禁酒令は8/22まで続くようですが…)

実は、今回ご紹介するラディコンのワインが載っていたコンテナーが、ヴィナイオータが創業以降手配したフルコンテナー数で300番目に当たります!数が大好きなオータ、少々調べてみたところ、こんなデータが…。

1998年の創業から2010年度までに届いたコンテナー数:57
2011年から今までに日本に届いた数:244

どうりで最近のオータ、呼吸さえままならないわけですね(笑)。僕の呼吸の浅さはさておき、みなさんのおかげで、ヴィナイオータのワインがより多くの方に愛飲されるようになり、その結果として凄い本数のワインを輸入することができるようになりました(在庫もここ数年で順調に増えちゃいましたが…)。

禁酒令下であろうがなんだろうが、大切な人たちを守るためにも生産と消費のループを崩すわけにはいきません!というわけで、オータの爆買いはまだまだ続きます!

ではでは、非常に濃ゆい内容の8月の新入荷案内第2弾いきます!

まずはラディコンSシリーズ(Slatnik、Sivi、RS)2019年ヴィンテージのワイン(最終在庫です!)が再入荷、そして2016年ヴィンテージ白3種(Oslarvie、Ribolla、Jakot)と、ピニョーロで造るワイン、ピニョーリ2009年が新たに入ってきました!

2016年も、ブドウの品質的には素晴らしい年ではあるものの、収量的には非常に厳しい年だったため、日本への入荷本数も2015年よりも少なく…。弊社としても心苦しいのですが、今回も非常にタイトな割り当てとなることを予めご了承ください。来年リリースされる2017年ヴィンテージも少ない入荷量となる予定ですが、2018年以降は栽培面積を大きく増やしたこともあり、日本への入荷本数もかなり増えることになるはずです。というわけで、あと2年のご辛抱をお願いします!

ラディコン グラスも透明960脚、黒グラスが120脚届きました!グラスに関しても、入荷量に対して何倍ものリクエストを常に頂戴してしまうため、皆さんのご要望に応えることは極めて難しいと思われます…。弊社的スペース問題を解消した暁には、ラディコン グラスとグラヴネル カップだけでコンテナーを組もうと考えておりますので、その日まで今しばしお待ちください!

そして!!!ビア ギークが今か今かと日本上陸を楽しみにしていたアイツがっ!ベルギーのカンティヨン醸造所が、熟成中の2年物のランビックの入った樽にラディコンのオスラーヴィエ(2019年)のヴィナッチャを浸漬させ、2020年にボトリングしたビール、ラシーヌが360本入荷です!!!!なぜこんな名前になったのかと言いますと、RADIKONはエスペラント語で“根っこ”を意味し、“根っこ”はフランス語でラシーヌ…。「言っとくけど、命名したのはジャン(カンティヨンの当主)で、俺は全く関わっていないから。この名前でヒサトが困ったことにならないと良いのだけど…。」とサシャ談(笑)。

栽培したブドウを協同組合に納めていたところから、20歳になる年に家族の反対を押し切ってワイナリーを創設し自家醸造&自家元詰を開始、御年34にしてプロとしてのキャリアが15年目…。ダヴィデ スピッラレ2019年ヴィンテージのワインが届きました!2018年ほど収量に恵まれた年ではなかったという事もあり、それぞれ限られた入荷本数となっております。ダヴィデのお祖父さんが植えた高樹齢の区画のガルガーネガで造るワイン、ヴェッキエ ヴィーニェですが、オファー自体がなかったので、単体でボトリングするレベルにないとダヴィデは判断し、ルーゴリにブレンドすることにしたのだと思われます。

L1 2019年ロッソ ジャローニ2019年は今回入荷分で最後となる予定ですが、クレスタン&ルーゴリ2019年とセラーに残っていたルーゴリ2018年が秋に再入荷予定です。

ルーゴリロッソ ジャローニ2018年のマグナムもたくさん届いておりますので、こちらも是非!よりお求めいただきやすくなるよう、マグナムリストを一新しました!詳細については、後述の案内をご参照くださいませ!

余談になりますが、オータの記憶が確かならば、ダヴィデが初めて造ったワインはレチョート2003年(未だダミジャーナで熟成中!)だった気が…。つまり、14歳の時からワインを造っているという…どうりでオッサンくさいわけですね(笑)。

オータ認定ワイン世界遺産(非公式)、シチリアのデ バルトリからは、欠品していた酸化していない白&赤ワインが一通りと、食前、食中、食後あらゆる場面で楽しむことができるだけでなく、料理に使えば局面を一転させてしまうほどのパワーを秘めた調味料ともなり得る、イタリアが誇る酸化的熟成ワイン、ヴェッキオ サンペーリ(以下VS)が再入荷しております!今年か来年あたり、ノーマルのVSよりは平均熟成年数的に古く、VSクアランテンナーレ(40年物)ほどは古くないヴェッキオ サンペーリがリリースされるとかされないとか…。こちらも楽しみにしていてくださいね!

Mr.モスカート、エツィオ チェッルーティが造る微発泡辛口モスカート、リフォル2018年が終売しましたので、2019年をリリースします!若干やんちゃな印象があった2018年と比べると、2019年はとても品行方正。瓶内2次醗酵のために加えられた糖分(ソル2019年のモスト)も完全に切れており、爽快な飲み心地が!即リピートが予想されますので、お買い逃しなきよう!

当初からオータにしか売るつもりのなかったワインだったということもあり、エツィオはエツィオで、最後の最後のタイミングまでオータへの案内を忘れ、オータはオータで入荷していたのはおろか、その存在さえも完全に忘れていたワイン、リースリング イタリコで造る、フォルR(リースリングのRです!)の2018年もリリースします!思い出してすぐに試飲をしたのですが、とて~も堅牢でシリアス。決して還元しているわけではなく、ただただ固く閉じているだけなのですが、開いた時には大変な事になりそうな予感しかないワインとなっています。そんなこともあってかエツィオは、「俺もヒサトも、あのワインが時間を必要としているのを無意識下で察知して、その存在を忘れようとしていたのかもね。」と粋なことを言っていました。800本入荷していますので、すぐになくなるという事はないと思いますが、全て売り切ることなく一部のワインを取っておくことを強くお勧めいたします!

カンティーナ ジャルディーノヴィーノ ビアンコ アンフォラ2017年が終売しましたので、2018年をリリースします!2017年同様に2018年も非常に落ち着いた味わいです。

今現在日本への船で向かっているコンテナーには、彼らの新商品が7つ(!!!)載っているとかいないとか…。こちらもお楽しみに!

待てど暮らせど残り数十本がなくならないカンティーネ デッランジェロトッレファヴァーレ2016年…オータ的には“偉大”と呼んでも差し支えのないワインだと思うのですが…。皆さんの注目を集めるためにも新ヴィンテージの2017年と、コーダ ディ ヴォルペで造るワイン、デル ノンノ2018年をリリースします。

トッレファヴァーレ2017年ですが、もう笑っちゃうくらいの硬さが!チェッルーティのフォルRと同じく、素晴らしい将来が約束されたワインだとオータは確信しております!その成長の過程を追うためにも、是非とも硬い時分のワインも一度飲んでみてください(笑)。

アンジェロ曰く、コーダ ディ ヴォルペは伝統的には補助品種として使われてきたブドウで、単体で醸造されることはなかったそう。とはいえ、グレーコほどの強い個性はないまでも、コーダ ディ ヴォルペにもこの品種にしかない個性や魅力があったからこそ栽培されてきたはずと考えたアンジェロ、2014年にお祖父さんが所有していた0.5ha弱の畑のブドウ(恐らくグレーコ)にコーダ ディ ヴォルペを接ぎ木します。今回届いた2018年が初ヴィンテージで、日本には180本のみの入荷となりますので、即完売が予想されます。是非ともカンジャルのパスキ2018年(完売間近!)と飲み比べてみてください!

ミニエーレ2017年もサイコーです!

チンクエ テッレの希望の星、ハイディ ボナニーニ率いるポッサのフラッグシップ的ワイン、チンクエ テッレ2016年が終売しましたので、2017年をリリースします!2017年は、酷暑の影響もあり、2016年よりも濃密でふくよかな味となっています。

シャッケトラ2010年&2011年の在庫がどちらも10本を切っているのですが、なかなか売り切れな~い!甘口のワイン、ロゼ、赤、桃の葉を漬け込んだ一風変わったワイン(リキュール?)やリキュールなど、どれもがチンクエ テッレという土地を体現したプロダクトとなっています!

待てど暮らせどなくならないシリーズ第3弾は、ニコリーニマルヴァジーア2014年!後のヴィンテージがつっかえまくっている(5ヴィンテージ…)こともあり、2015年をリリースすることにしました!スレンダーで涼やかな印象の2014年と、液体からもその年の光量や熱を感じずにはいられない2015年、非常に対照的なワインとなっていますので、是非とも比較してみてください!

Mr.微発泡、カミッロ ドナーティが造る4種類の黒ブドウを混醸したワイン、ロッソ デッラ バンディータ2018年が終売したので、2019年をリリースします!試飲すべく開けてみたところ、滅茶苦茶噴きました(笑)。Mr.微発泡なのに、微発泡さえしないワインを造る名手でもあるカミッロだと思って油断してました…。というわけで、万全を期して少々冷やしてから抜栓してくださいね!

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

文:太田久人

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