【新入荷】2013年11月 (La Castellada、Bordino Cinzia、A Maccia、Nicolini、Folicello、Valter Mlecnik)
日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。
届いてすぐにラ カステッラーダのワインを全て試飲してみたのですが、どれも最高です!!
彼らのワイン自体が以前に比べると外向的になったこと、現地在庫の05(トータル5000本以上買いました!)を駆逐するために06の引き取りを1年遅らせたことの両方が良い方向に働いているのだと思います。ピノグリージョの軽やかさ、アロマが強いブドウにありがちな青さ、苦味とは全く無縁なフリウラーノ&ソーヴィニョン、リボッラは圧倒的なスケールがあるはずなのに恐ろしい飲み心地を備えているし、どのブドウ品種の個性も決して突出していない、その継ぎ目のなさは流石ニーコとしか言いようがないビアンコ、ボルドー系の品種にありがちな青い香りが全くない上に、極限まで肉体を絞り上げたかのような削げ感のあるロッソ04はもう既にすんばらしく美味しくて…。
ビアンコ06、ソーヴィニョン06、リボッラ06、ロッソ04も一瞬で無くなってしまうかもしれません。お気をつけくださいね!!
今回ご案内のワインで、2013夏・怒涛の入荷5コンテナーをすべて引き取ることができました(涙)。
とはいえ、思いっきり切らしてしまっている、ラ ビアンカーラ、カミッロ ドナーティ、カーサ コステ ピアーネという超定番のコンテナーの到着も迫っております…引き続き皆さんの清き1本をお願いいたします!!!
今回も盛り沢山です!!
スロヴェニアの巨人、ヴァルテル ムレチニックの白3種とメルロー06が入ってきています!
レブーラ07は、目をつぶって飲んだら、赤ワインか?と思ってしまうほどのタンニンを持ち合わせているのですが、飲み心地は滅茶苦茶スムーズ、果実もたっぷり、2000年が初ヴィンテージのレブーラの過去8ヴィンテージの中で最も表現力を持ったワインじゃないでしょうか。
ヴァルテルの娘、レアちゃんは地元のミスコン、ミス ヴィパーヴァ ワイン娘(?)に選ばれまして、去年1年は地元自治体の広報の仕事もやっていたそう。
ワイン娘に選ばれて、お父さんが本当にワインの造り手ということで、レアちゃんの名前入りの記念ボトルをこのレブーラ07で作りまして(それくらいヴァルテルはこのワインに自信があるってことかと)、その余波でヴィナイオータへの割り当ても非常に少なくなってしまいました…という冗談のような本当の話…210本のみの入荷です。
ヴァルテルのお祖父さんアンゲル(Angel)が植えた、今では樹齢70年を超えるフリウラーノ(元トカイ、今現在スロヴェニアではソーヴィニオナッセ、と呼ばれています)からマッサル セレクション(優良なブドウ樹を選抜し、枝から苗を作ること)を行ったり、プロヴィナージュ(ブドウ樹に繋がったままの枝を地面に埋め、枝自身を株化させる手法)をしたりして樹の数を増やして、生産量を増やす努力をしてきたのですが、07は質量共に、満足いくものがある年になりました。
ヴァルテルが本当に自信のある年にだけお祖父さんの名前アンゲルを冠したワインとするそうで、07は99年以降で初めてアンゲルを名乗っています!!
お値段は少々張りますが、絶対に感動していただけると思います!300本入荷です。アンゲルのラベルにはラテン語で「相続、遺産」を意味するHereditasという言葉が書いてあります。
高樹齢の樹をお祖父さんから引き継いだこと、文化伝統の過去から、そして未来への継承…。 実はレブーラ、フリウラーノ、シャルドネ以外にもマルヴァジーア、ピネーラなども植えていまして、若干シャルドネに混ぜたり自家用で飲んだりしていたのですが、07は全量、それにレブーラも少々入れて醸造を行いました。それはもうすんばらしいワインでして、フリウラーノがお祖父さんアンゲルの名前を冠しているのなら…という事で、このセパージュのワインは、お祖母さんの名前、アナと名付けることに。端正でエレガント、そしてスレンダーな北川景子ちゃん的印象のシャルドネ06に対し、アナ07は享楽的な雰囲気もあり、肉感的でもあり、昨今の長澤まさみちゃん的なワインかと。
メルロー06は本当にシリアスなワインです。今飲んでもその凄みは感じていただけると思いますが、数年後には、さらに大化けするはずです!!
フリウリはカルソのニコリーニからもいろいろと入荷しております!06と並び立つ圧倒的な凝縮感を備えたマルヴァジーア07が再入荷!ボトルによっては発泡しているかもしれませんが、それはそれで美味しい(開き直っているわけではありません!)!!
モスカート08マリー、ヴィトフスカ08、レフォスコ06とアカシアの樽で熟成させたマルヴァジーア、アンブロージア08も再入荷しました。
レフォスコは若干お値段をお下げすることができました。すっごい酸のワインですが、完熟したブドウの雰囲気もあり…物凄くしっかりしたお料理とかと合わせたら素敵なのではないでしょうか?
ほとんど栽培されることのなくなった土着品種、ピッコラ ネーラとボルゴーニャ ネーラは、数本残っていた樹齢100年を超える彼らの樹から株分けし、単一で醸造をできるまでに収穫量を徐々に増やしていきました。ピッコラ ネーラは非常に軽やかな香り&味わい。ボルゴーニャ ネーラで造るロッソは、他2つの赤のように野趣あふれる感じではなく、酸が穏やかで非常に親しみやすいワインです。
そして!お待たせいたしました、ニコリーニのグラッパも届きました!かつてのレーヴィのグラッパと並び立つテンションのグラッパがようやく登場です!これは本当にびっくりしていただけると思います!直火の蒸留機を使い、造られたグラッパは、アタック、キレ、余韻ともに最高!少々高いですが是非!
ピッコラ ネーラ07は60本、09が108本、ヴィトフスカ08は60本、ロッソは120本、グラッパはマルヴァジーア、レフォスコ各60本の入荷となっております。
ピエモンテの超働き者、ボルディーノ チンツィアからは、ピノ ネーロで造るロゼ赤(?)、チャボッティーノ2010も再入荷です。サラミや生ハムには最高の1本です!
リグーリアのア マッチアからは、ピガート08、ロッセーゼ09に加えて、オルメアスコ(ドルチェット)09が初上陸、そして絶品オリーヴオイルも入荷です!オルメアスコは54本のみの入荷です。
ヴィナイオータのレーヴィグラッパの供給元であるオッターヴィオが紹介してくれたフォリチェッロは、モデナ郊外でバイオダイナミクスを実践するワイナリーです。今回入荷のボンベンは、モントゥーニという土着品種100%で造られた、瓶内2次醗酵、醸造ボトリングいかなる段階でも酸化防止剤不使用の微発泡性ワインです。
ペドローニの絶品バルサミコも入荷です。オータ家の酢豚は、このバルサミコを一切煮詰めることなく揚げたお肉と和えて作ります。皆さんも一度是非試してみて下さ~い!
文:太田久人
96 97 nouvo13.11.13
【新入荷】オータのアツアツ新入荷・2024年11月その2( L’Acino,Pacina,Il Moralizzatore,Natalino del Prete,A Maccia,Il Cancelliere,De Fermo) 【新入荷】2024年3月その1(Massa Vecchia, Aia Vecchia,Shobbrook Wines, Il Colle) 【新入荷】2023年9月その2・その3(Il Vei,A Maccia,Il Maiolo,Il Moralizzatore,Santa Maria,L’Acino,La Carabretta) 【新入荷】2023年8月その1(Maison Maurice Cretaz,Ezio Cerruti,A Maccia,Alberto Anguissola(Case),De Bartoli) 【新入荷】2023年3月その2(Davide Spillare,A Maccia,Trinchero,Borgatta, AR.PE.PE.,Daniele Portinari,Cantine dell’Angelo,Il Cancelliere)