【新入荷】2012年6月 (Canonica、La Biancara、Villabellini、Radikon、ROGASKA)
日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。
イタリアから帰ってきて10日ほど経ち、電話に出ると皆さんから「旅の疲れは取れましたか?」などと優しい言葉をかけていただいておりますが、目の前に山積みになっている仕事を目の前に時差ボケなどとボケたことを言っている余裕さえないオータです。
イタリア滞在中、前々から感じていたことに関して再認識させられるような場面が多々あり、ヴィナイオータも含めての業界の問題点が改めて浮き彫りになった気がしています。
今後の弊社の方針等も含めて、近々ブログなどでご報告させていただければと考えております。
会社の方針といえばですが、よほど衝撃的な造り手が現れない限り、向こう2-3年は現生産者ラインナップで行こうと決めていたのですが…早速例外現る!というわけで今回、新しい生産者との取引を決めてきました!!!!!きっと驚いていただけると思いますし、近々発表させて頂きますので楽しみにしていてください!!
5年に渡った長い務めを終え、クーポンスワップという名の重い呪縛からようやく開放されたヴィナイオータ、今後入荷するワインに関しては前ヴィンテージよりもお安くお出しできるようになると思われます!!というわけで、今回の入荷のご案内です!
なぜこんな事態となったのか、扱っている当人が全くもって理解できていないほどに瞬殺アイテムと化してしまった、ラ ビアンカーラのワイン、ボトリングが遅れていました、サッサイアの2010年酸化防止剤添加Ver.(とはいえゼロに限りなく近いですが)がようやく入荷です。今回は200ケース入荷しましたので、当分大丈夫な気もするのですが、前回は900本の入荷数に対して実に2700本ものオファーを頂いてしまったという経緯もありますので、今回も皆さんからご希望本数を募らせていただこうと思います。
そしてイ マシエリですが、2010年最終在庫100ケースと2011年が30ケース入りました。
ピーコ2009のクリュセットもワイナリーに残っていた分をすべていただいてしまいました(60セット)。
そして今回最大の目玉、ラディコンです!!
3月に開催されましたヴィーニ ジャポンの為に来日した際も大人気、彼の周りには常に人だかりができていました。白は04年が再入荷、05年が新入荷したのですが、なんと価格を2割以上お下げすることができました!!!!
為替の影響以外にも、最近のヴィナイオータ的常套手段である、「量買うから少し安くしてくれない?」作戦が効を奏した形となっております。
500mlのワインの価格を750ml換算すると上代で5250円!!SO2完全無添加なのに樽で3年以上寝かせ、リリースまでに5-6年をかけ…と攻めに攻めたワインがこの値段はありえないと思います!ガツンガツン使って&飲んでいただけると嬉しいです!
年ごとの味わいの特徴としては、強さの04、エレガンスの05といったところでしょうか。
メルローは02年が入荷です。ヴィーニ ジャポンでは00と一緒にお出ししていたのですが、ヴォリューミーで、まだまだピークにも程遠い00(暑い年でした)に対して、雨がちだった年の02は尊大さにこそ欠けますが、今この瞬間に楽しめる、とてもチャーミングなワインとなっております。
ブログではご紹介させていただいておりました、スタンコの息子サシャのアイデアで生まれた、ラディコン初のセカンドラインの白2種も届いています。オスラーヴィエに使われているシャルドネとソーヴィニョンの一部を別に醸造、2-3週間のマセレーション&醗酵、樽での1年の熟成の後にボトリングされたワインがスラトニック(ラディコンがスロヴェニア側に持っている畑の名前)になります。
オスラーヴィエに使われているもう1つのブドウ、ピノグリージョは1週間程度の軽いマセレーションを施し、白というよりピンク色なワインに仕上がっています。
セカンドラインを造る事で、若干なりともコスト面でのリスクを軽減することができ、なおかつ一部のブドウをこれらのワインにまわす事で、今まで一番生産量の多かったオスラーヴィエよりもリボッラの生産量が増えることになり、結果、彼らのゾーンが誇る土着品種により強いスポットライトが当たることとなり…、と良い事尽くめなのです!
スラトニックとピノグリージョですが、入荷数が大変少ないのでお気をつけくださいね。
そして沢山のお客様から切望のご連絡を頂いておりました、ラディコングラスも入ってきました!!
前回入荷時はまさに飛ぶような勢いで1200個が無くなってしまい、気付いてみるとその時一緒に入ってきた彼らのワインは数十本しか動いていない…(涙)、ラディコンが自分のワインのために開発し原価で分けてくれているグラスだというのに…。というわけで今回は、とあるお約束事を設けさせて頂こうと思います。グラスに関してもサッサイアなどのワイン同様に希望数を募らせて頂きますが、最終的に割り当てさせて頂く個数は、ラディコンのワインのご注文数に応じて加減させて頂きます。
ヴィッラベッリーニのヴァルポリチェッラ ターゾ08も正式に入荷しました。ヴィッラベッリーニのチェチーリアとレ ボンチエのジョヴァンナのワインに共通してることといえば、心開いてくれるまでに時間がかかる…という気がするのですが、08はかなり外向的で、すぐにでも楽しめそうなワインに仕上がっています。非常に果実味豊かなパワフルワインで、暑かった03でもここまでの印象はなかったと思います。彼女のワインほどに、毎ヴィンテージがまるで別のワインかのような豊かな個性を発揮しているヴァルポリチェッラは、他にないのではないでしょうか?
人柄的にもワイン的にも、素朴さ、偉ぶらなさ、虚飾のなさではバローロで一番であろうカノーニカからはバルベーラの09が届いています!毎年300本程度の入荷ですので、瞬殺してしまいますのでご注意くださいね。
文:太田久人
74 nuovo 12.05.30
【新入荷】2024年9月その2(Il Cavallino,Possa,Canonica,Massa Vecchia) (新)造り手紹介 Canonica / カノーニカ 【新入荷】2023年10月その1(Canonica,Gravner,Natalino del Prete,La Visciola,Il Maiolo,La Biancara,La Calabretta) 【新入荷】2022年9月その2(Bartolo Mascarello,Cappellano,Canonica,Barbacarlo) 【新入荷】2021年10月その3(La Gazzella,Canonica,Cappellano,Francesco Brezza,Daniele Portinari)