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2023-12-20

ヴィナイオータかわら版 ~豊田編 その弐~Stefano Berti / Cipria Rosato 2016

皆様、こんにちは。2回目のかわら版なります、本社勤務の豊田です。前回のかわら版から約8ヶ月、ヴィナイオータに入社してから1年経ちましたが、今振り返ると何とも濃く、あっという間の1年間でした。この1年間で社内外問わずたくさんの人に出会ってきましたが、その中でも同世代のワインに関わる方々に多く出会う機会が多くありました。特に近い年齢の方のワインに対する考え方や知識、働き方などを見ると、いかに自分が勉強不足で至らない点が多いなと、改めて考えさせられることが多く、すぐに何かやらないといけない!っといった思いになります。自分にとって良い刺激となっており、そういう出会いがある今の環境は本当に恵まれているのだなと実感しています。

その中でも最近特に印象的だったのが、他インポータの方々との勉強会に参加させていただいたことです。同じ造り手の同じアイテムで10ヴィンテージほど垂直でテイスティングする勉強会なのですが、同じブドウで造られているワインでもヴィンテージごとに味わいが非常に異なり、それぞれのヴィンテージの個性が味わいにもしっかり反映されている、当然のことなのですが、すごく重要なことを改めて認識する機会になりました。

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介させていただくワインは、個人的に大好きなヴィンテージのワインで、ステーファノ ベルティチプリア ロザート 2016です。2016年はイタリア全土で恵まれた年で、全体的に暑い年ではありましたが、必要なタイミングで必要な量の雨が降ったことで、ブドウがあまりストレスを感じることなく育つことが出来た年です。個人的な印象ですが、偉大で高いポテンシャルを感じることができつつ、いつ開けても明るい印象で、親しみやすさもあるワインが多いイメージです。

ステーファノ ベルティはヴィナイオータの中であまり目立つ造り手ではないのですが、まだ彼のインスタやfacebook などを見たことがない人はぜひチェックしてみてください!かなり衝撃的な写真が多くあり、興味が出ること間違いなしです。ただファンキーなだけではなく、勤勉家であり、醸造に関して地元の生産者にアドバイスするほどの知識を持っているため、周囲からは親しみを込めて”マエストロ”(イタリア語で巨匠や名人という意味)と呼ばれているほどすごい造り手でもあります。

●Instagram:https://www.instagram.com/lascagna18/
●Facebook:https://www.facebook.com/bertiste

チプリアはイタリア語で「おしろい」という意味で、女性が肌につけるうっすらとした白くて淡い粉をイメージして名付けられたワインです。造り手としてはロゼワインとしてリリースしていますが、名前の通り色はかなり淡く、ブラインド等で出されるとロゼと認識できないかもしれません。独特の白っぽい色合いはソフトなプレス方法によるものだそうです。味わいも分かりやすくロゼワインではなく、どちらかというと白ワインに近いイメージなのですが、飲んでいくとロゼワインのような余韻で不思議なワインです。香りは控え目で、最初はあまり引っ掛かりがないことで淡いイメージを感じる部分はありますが、徐々に白桃や白い花のような果実感 を感じられ、可愛らしい印象のワインです。抜栓して数日経つと赤い果実のようなサンジョヴェーゼらしい一面が出てきてロゼワインとしてもしっかりとお楽しみいただけます。

少し冷やし気味にして白ワインの代わりとしてもお使いいただきやすいワインかと思います。お手頃でデイリーユースしやすい白ワイン不足が続く中、もしかすると救世主になるかも!ぜひ一度お試しください。

 

■ボトル画像はこちら→https://ec.vinaiota.com/product.php?id=495

■造り手紹介ページはこちら→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=120

 

≪豊田の飲んでもらいたいワイン!!≫
銘柄:Cipria Rosato 2016 / チプリア ロザート2016
造り手:Stefano Berti / ステーファノ ベルティ
地域:伊 エミリア ロマーニャ州
ブドウ:サンジョヴェーゼ
希望小売価格 (税抜) : 2,600円

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