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2020-11-04

【新入荷】2020年11月その1 (Accomasso、Santa Maria、Ar.Pe.Pe)

90歳もそう遠くないはずなのに、未だに頭の回転の速さに衰えは見えず、耳も良く、記憶力も凄い(特に美女に関する(笑))、ロレンツォ アッコマッソ翁からは、バローロ アンヌンツィアータ2012年が入荷です! こちらは限定ワインとさせていただきます。

うまく行けば、とあるワインをまとまった本数分けてもらえることになるかも? こちらもお楽しみに!

モンタルチーノの実験君、マリーノ コッレオーニのサンタ マリーアからは、買いブドウで造るカジュアルラインのビアンコアンソニカロザートロッソ サンジョヴェーゼ2019年ヴィンテージ2015年ヴィンテージブルネッロが区画違いで2種類届いております。

万全を期すべく、ビアンコ アンソニカとロザートは限定ワインとさせていただきます。ロッソ サンジョヴェーゼに関しては限定とはしませんが、早々に終売すると思われます。先日ロッソの2014年を飲んだのですが、ドエライ美味しかったです…。

そしてブルネッロは、モンタルチーノの町から少々下った北斜面にある区画、サンタ マリーアのものが150本、モンタルチーノの南東部、カステルヌオーヴォ デッラバーテにある区画、ポッジョ サンタルナのものが42本と非常に限られた入荷本数となっており、こちらも早期完売注意報が出ています。シリアスなサンタ マリーア、享楽的なポッジョ サンタルナ、飲み比べていただくのも楽しいと思います!!

古き良きヴァルテッリーナの伝統を継承しつつも、より高みを目指し、歩みを続けるイザベッラとエマヌエーレ率いるアールペーペのヴィンテージ変更やら、新ワインリリースやら、蔵出しバックヴィンテージのワインやらのご案内です!

ヴィンテージ変更

  • サッセッラ ステッラ レティカ2011年から2015年に(2012年を買い逃してしまいました!)
  • インフェルノ フィアンメ アンティーケ2010年から2011年に
  • グルメッロ ブオン コンシーリオ:2007年から2009年に
  • サッセッラ ウルティミ ラッジ:2007年から2009年に

どのワインも、日本到着後もしっかりと寝かせております(本意ではなかったのですが(笑))ので、状態は万全かと!

新ワイン

グルメッロ サンタントニオ2009年:彼らがグルメッロに所有する畑の大半は、ワイナリーの背後の斜面にあるのですが、そこからやや東へ行った、イサベッラ&エマヌエーレの両親が結婚式を挙げた聖アントニオ教会からやや下ったところにある区画(標高450m)を購入、2009年ヴィンテージからブオン コンシーリオ(標高370m)とは別のクリュのグルメッロとしてリリースすることに。グルメッロというソットゾーナの中でも、穏やかなミクロクリマがあるところとの事。サッセッラがやや男性的な味わいなら、グルメッロは女性的と言っても間違いではないと思うのですが、サンタントニオはブオン コンシーリオよりもふくよかな印象があるかもしれません。

インフェルノ セスト カント2009年:徐々に畑を買い足し、ようやく大樽を満せるだけのブドウを生産できる面積を所有することなって以降、はじめて長期樽熟成を施すべきと彼らが判断したヴィンテージが2009年でした。グルメッロやサッセッラのクリュ物と同様に、5年の樽熟成、ステンレスタンク&ボトルで更に3年寝かせた後にリリースされたのが、このセスト カントになります。

この名前の由来を説明するのが非常に難しく…。

インフェルノ セスト カントは、オータが余裕で完読を断念したダンテの大作、神曲の“地獄篇第六歌” からとった名前。地獄篇第六歌は、地獄界の第三圏“貪食者の地獄”でのシーンを歌ったものらしいのですが、彼らが所有する畑があるのが、ヴァルテッリーナ ラリーの“インフェルノ サーキット”と呼ばれるコースで、“第3ヘアピン”と呼ばれているカーブのそばにあるからだという…。イザベッラとエマヌエーレの父、故アルトゥーロがラリー好きだったこともあり、そんな名前にしたそうです。

バックヴィンテージ

ロッカ デ ピーロステッラ レティカロッチェ ロッセヴィーニャ レジーナウルティミ ラッジのバックヴィンテージが、それぞれごく少量入荷しております!彼らのワインが長期熟成のポテンシャルを持っている事を是非とも皆さんにも体験していただきたいです!

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

文:太田久人
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