toggle
2016-11-29

造り手紹介 Bartolo Mascarello / バルトロ マスカレッロ

造り手:Bartolo Mascarello / バルトロ マスカレッロ
人:Maria Teresa / マリア テレーザ
産地(州):ピエモンテ
ワイン: Barolo, Barbera d’Alba, Dolcetto d’Alba, Langhe Freisa
所在地:Via Roma,15 -12060 Barolo (Cn) – Italia <Map>

bartolo-mascarello01

バルトロの祖父バルトロメオ マスカレッロから、父ジュリオ、バルトロ、そして娘マリアテレーザと4世代に受け継がれてきたワイナリー。
その中でもバルトロ マスカレッロは、ランゲ地方のみならずイタリアワイン界の中でもカリスマ的な個性を放つ一人。バローロの造り手として頑なまでの伝統主義者で、父から引き継いだ職人の仕事をそのスタイルを変えることなく、可能な限り改良を加え洗練を与えてきました。
厳選されたブドウ、長期間のマセレーションと大樽による熟成を経た彼のバローロは、「(年数を)もたなければバローロでない。」という言葉通り、長期熟成に耐えうる酒躯を持つに至っています。

誤解を恐れず言わせていただきますが、バルトロ本人が造っていた時代のバローロと、娘のマリアテレーザが造るバローロ、僕的にはマリアテレーザのほうがワインとしての高みに達している気がしてます。ヴィンテージごとの個性をある程度把握しての比較だとしても、タイムマシンでもない限り、平たく比較できないことは承知の上で、前々から思っていました。
バルトロのワインは洗練されすぎているのに対し、テレーザのワインはエレガントであると同時に、ふくよかさというかブドウの強さ(ルスティックさともいえるかもしれません)も内包しているというかなんと言うか・・・。バルトロは清澄をしっかり行っていたようなのですが、テレーザは年によっては全くしないようで、それも原因のひとつなのではと僕は思っています。
偉大な先代をもった2代目は先代の恩恵にあずかれる事もあれば、その呪縛にから逃れることが難しかったり・・・、なんてことはどの世界でもあることだと思います。これは2代目、本人だけの問題ではなく、周りの人間の見方にも問題があったりするようです。
何年前かのヴィーニヴェーリでのこと、ラディコンがお客さんと話をしていたところ、その年参加しなかったマスカレッロの話になったらしく、お客さんが、”いなくても良かったんじゃないの。先代バルトロの頃の比べれば・・・”などと言えば、スタンコは、”お前、何にも分かっちゃいないな。バルトロよりも娘テレーザのほうがなんぼか攻めてるよ”と憤慨しながら言っていたようです。
ラディコン以外にも、トリンケーロ、チェッルーティも同意見だったようで、ちょっとうれしかったなぁ。
美味しんぼの中のエピソードで、てんぷら屋を継いだばかりの2代目が、常連のお客さんから”先代と比べるとちょっと・・・。もう少し頑張れ”的事を言われてしまうが、山岡さん的には遜色ないてんぷらを揚げているという話があります。山岡さんはその2代目がすんごい美味しいぬか漬けを作っている事を知って、そのぬか漬けをきっかけに常連の人に2代目もちゃんと仕事をしていることを認めてもらう・・・というオチだったのですが、今考えてみても含蓄があるというか。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

偉大な先代と並び立つためには先代以上の仕事をしないといけない。伝統を受け継ぐ、ということが先人のやってきたことを盲従してやり続けるだけだとしたら、それは単に”守り”に入っているだけで、やがて閉塞してゆくだけなのだと思います。先人がやっていたことを一つ一つ疑問に思い、検証し、より良い解決方法があると思うのなら、軌道修正もする、これが正しい伝統の受け継ぎ方なんじゃないでしょうか。
13年前に訪ねた、某有名な改革派と呼ばれているバローロの造り手の家の額に、”伝統とは成功を収めた革新のことである”という文章が飾ってあったのを今でも良く覚えています。革新派が使っても伝統派が使ってもしっくりする、面白い言葉ですよね。
ただ僕的には、その革新を実現するために多大なる投資(人件費以外の)が必要なのだとしたら、僕の考える伝統からはかけ離れていくかと。

【新入荷】2024年6月その2(Radikon,Barbacarlo,Bartolo Mascarello)

【新入荷】2023年7月その1(La Biancara,Bartolo Mascarello,Cappellano)

(新) 造り手紹介 Bartolo Mascarello / バルトロ マスカレッロ

【新入荷】2022年9月その2(Bartolo Mascarello,Cappellano,Canonica,Barbacarlo)

【新入荷】2021年7月その1(Bartolo Mascarello,Fonterenza,Cascina Roccalini,Ezio Cerruti,L'Acino)

【新入荷】2020年7月その1(Valter Mlecnik、Bartolo Mascarello、La Biancara、Fonterenza、La Collina)

【新入荷】2019年6月 その3(Paolo Bea、Bartolo Mascarello、Cinque Camini)

【新入荷】2018年6月 その3(Bartolo Mascarello、De Bartoli)

【新入荷】2017年6月 その4

造り手紹介 Bartolo Mascarello / バルトロ マスカレッロ

【新入荷】2016年7月 その1

【新入荷】2015年6月その1&2&3(Il Vei,Radikon,Borgatta,Aldo Bianco,Bartolo Mascarello)

【新入荷】2014年8月その1&2(Il Vei,Frank Cornelissen,Camillo Donati,Folicello,La Collina,Vevey,Bartolo Mascarello)

【新入荷】2013年8月 (Bartolo Mascarello、Trinchero、Massa Vecchia、Paolo Bea、Arianna Occhipinti、De Bartoli)

【新入荷】2013年6月 (Bartolo Mascarello、Villabellini、La Biancara、Daniele Portinari、Camillo Donati、Santa Maria、Il Cancelliere)

【新入荷】2013年1月 (Accomasso、Bartolo Mascarello、Davide Spillare、Possa、Il Vei、Santa Maria、Sanguineto、Panevino)

【新入荷】2012年11月 (Bartolo Mascarello、Trinchero 、Bordino Cinzia、A Maccia、Nicolini、Campi di Fonterenza、Paolo Bea、Cantina Sociale della Planargia、Romano Levi )

【新入荷】2011年11月 その3(Bartolo Mascarello、La Castellada、Campi di Fonterenza)

【新入荷】2011年2月(Podere Il Santo、Accomasso、Bartolo Mascarello、Francesco Brezza、Monastero di Vitorchiano)

2024-06-18

【新入荷】2024年6月その2(Radikon,Barbacarlo,Bartolo Mascarello)

【ラディコン】 ラディコンからは、Sシリーズの2022ヴィンテージ、2019ヴィンテージのブルーラベルの白、リゼルヴァ的存在のリボッラ3781の2009ヴィンテージ、ピニョーロで造るピニョーリの2013ヴィンテージとメルロー2009が入荷です! 末っ子イヴァーナも本格的にワイナリー仕事に参画するよ ... 続きを読む

2023-09-01

【新入荷】2023年7月その1(La Biancara,Bartolo Mascarello,Cappellano)

我らがアンジョリーノ率いるラ ビアンカーラからは、サッサイア2021(750ml,マグナム)、そしてピーコのクリュもの2021(ファルデオ、モンテ ディ メッツォ、タイバーネ)が届きました!そして、イタリアを代表する甘口ワインと言っても過言ではないパッシート ディ モンテ ソーリオの2013ヴィ ... 続きを読む

2023-07-24

(新) 造り手紹介 Bartolo Mascarello / バルトロ マスカレッロ

造り手:Bartolo Mascarello / バルトロ マスカレッロ 人:Maria Teresa Mascarello / マリア テレーザ マスカレッロ 産地(州):ピエモンテ ワイン: Barolo, Barbera d’Alba, Dolcetto d’Alba, ... 続きを読む

2022-10-28

【新入荷】2022年9月その2(Bartolo Mascarello,Cappellano,Canonica,Barbacarlo)

9月その2は、バローロの造り手3つとバルバカルロという超重量級の内容です! まずは前回イタリア訪問時には、当主マリア テレーザがコロナ感染で直接会うことが叶わなかった(窓越しに2分ほど話しました!)バルトロ マスカレッロからは、ドルチェット2020、バルベーラとフレイザ2019、そしてバローロ2 ... 続きを読む

2021-07-28

【新入荷】2021年7月その1(Bartolo Mascarello,Fonterenza,Cascina Roccalini,Ezio Cerruti,L’Acino)

クラシック バローロ界の大御所中の大御所、バルトロ マスカレッロからも新ヴィンテージのワインが届きました!価格は相も変わらずうなぎ上りなわけですが、世界的な市場価格はリリース直後にもかかわらず、弊社が設定するいわゆる上代を軽く凌駕(2倍以上!)するものになっています…。少々虚しい気持ちにもなります ... 続きを読む

2020-07-07

【新入荷】2020年7月その1(Valter Mlecnik、Bartolo Mascarello、La Biancara、Fonterenza、La Collina)

ヴィナイオータが取引する造り手で、「~や~なんかで出費がかさんでもう大変…。だからワイン売らないと!近々アイテムごとの本数なんかも詳しく書いたオファーのメール送るから、ちょっと待っててね!」と言ってから、何か月も音沙汰のなくなるところが2軒あります。1軒は、ウンブリアのパオロ ベア、もう1軒はス ... 続きを読む

2019-06-21

【新入荷】2019年6月 その3(Paolo Bea、Bartolo Mascarello、Cinque Camini)

久しぶりに風邪をひいてしまい頭の切れも悪く(まあ普段も大したことないですが…)、そして根が不器用なのにもかかわらず最近は抱えている案件の質や数も多岐に渡る上に、周りで生や死について深く考えさせられるエピソードが連続して起きていることなどもあり、様々な思い、想念、考えなどが頭の中を渦巻いていて、収拾が ... 続きを読む

2018-06-25

【新入荷】2018年6月 その3(Bartolo Mascarello、De Bartoli)

未だ熟成中の100年物のワインがある場所など、ここ以外にあるのでしょうか?な、オータ認定ワイン世界遺産ワイナリー、シチリアのデ バルトリからも色々届いております! スタンダードラインのルーチド、ソーレ エ ヴェント、ヴィーニャ ヴェルデ、ピエトラネーラの2016年とロッソ ディ マルコ2015年 ... 続きを読む

2017-06-23

【新入荷】2017年6月 その4

パルマの鬼グルメ、オッターヴィオから分けてもらった商品も数々の困難を乗り越えて入荷してきました。まずはニコリーニ!3-4年置いただけでどれだけ表現力が変わるのか、現行と比べていただければ明らかかと!色々入ってきているのですが、古いヴィンテージからリリースすることにしまして、売り切れ次第次ヴィンテー ... 続きを読む

2016-11-29

造り手紹介 Bartolo Mascarello / バルトロ マスカレッロ

造り手:Bartolo Mascarello / バルトロ マスカレッロ 人:Maria Teresa / マリア テレーザ 産地(州):ピエモンテ ワイン: Barolo, Barbera d’Alba, Dolcetto d’Alba, Langhe Freisa 所在地 ... 続きを読む

2016-07-02

【新入荷】2016年7月 その1

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。 今年の夏は草刈りに身を捧げると決めているオータです。 作物が植わっていない場所の草刈りは、植わっている場所の草刈りとはモティベーションの面で大きな差があるのですが、近い将来に“とある環境”を創出するためには必要な事なのだと自分に言い聞かせながら ... 続きを読む

2015-06-03

【新入荷】2015年6月その1&2&3(Il Vei,Radikon,Borgatta,Aldo Bianco,Bartolo Mascarello)

バルトロ マスカレッロのマリアテレーザ 不在中の案内文を2本書くということは、冒頭の挨拶文も2本書くということで…これって結構大変ですね(笑)。書いている瞬間には、ホットな話題だとしても、その文章が日の目を見るのが1か月以上後なわけで…とはいえ、イタリア出張中に書くことなど絶対不可能なので、今書い ... 続きを読む

2014-08-09

【新入荷】2014年8月その1&2(Il Vei,Frank Cornelissen,Camillo Donati,Folicello,La Collina,Vevey,Bartolo Mascarello)

ラ コッリーナのエネア 各業界に半沢直樹のような人間が2~3人位いたら、それだけで世の中結構素敵なことになるんじゃないかと新作を読みながら思うオータです。 弊社倉庫に最近、“Via Barbacarlo(ヴィア バルバカルロ)”、バルバカルロ ストリートとでも呼ぶべき場所ができました。その通路に入 ... 続きを読む

2013-08-01

【新入荷】2013年8月 (Bartolo Mascarello、Trinchero、Massa Vecchia、Paolo Bea、Arianna Occhipinti、De Bartoli)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。 7月は京都での完熟キャバレーに始まり、デ バルトリ社のレナートとの4日間で東北3都市+東京での6仕事(試飲会&セミナー2回、食事会4回)、レナートが故国の途についた日には、お客様のところで敬愛する竹鶴酒造の石川杜氏とのイベント(しかもダブルヘッ ... 続きを読む

2013-06-19

【新入荷】2013年6月 (Bartolo Mascarello、Villabellini、La Biancara、Daniele Portinari、Camillo Donati、Santa Maria、Il Cancelliere)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。 周りからはそう見えないかもしれませんが、石橋を叩きつつ渡っているつもりのオータです。 本格的夏到来前にワインを港に集めてしまおうと画策しておりまして、どの造り手からいつ頃、何本…などという仕事を帰国後ずーっとやっているのですが、未だ終わりが見え ... 続きを読む

2013-01-15

【新入荷】2013年1月 (Accomasso、Bartolo Mascarello、Davide Spillare、Possa、Il Vei、Santa Maria、Sanguineto、Panevino)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。                      2012年も大変お世話になりました!!! ヴィナイオータ的には、去年末のヴィナイオッティマーナの余波を受け続けているうちに、気が付いたら年末…そんな感じの1年でした。 ラディコンが来日したのも今年の出来 ... 続きを読む

2012-11-13

【新入荷】2012年11月 (Bartolo Mascarello、Trinchero 、Bordino Cinzia、A Maccia、Nicolini、Campi di Fonterenza、Paolo Bea、Cantina Sociale della Planargia、Romano Levi )

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。                    10/19にイタリアから帰国しましたオータです! 今回もイタリア10州&2か国(それぞれ1カ所ずつです)、39生産者を巡る、ハードですが非常に有意義な旅でした。 初めて訪ねに行ったというような生産者は一軒も ... 続きを読む

2011-11-22

【新入荷】2011年11月 その3(Bartolo Mascarello、La Castellada、Campi di Fonterenza)

双子ちゃんこと、カンピ ディ フォンテレンツァからは初リリースの白ワインが届きました! 彼女達は、ワイナリー南東部のモンテ アミアータというゾーンにオリーヴ畑を持っていて、オイルも生産しているのですが、そのゾーンで、樹齢70年を超えるアルベレッロ仕立ての、マルヴァジーア、2種類のトレッビアーノ(ラ ... 続きを読む

2011-02-10

【新入荷】2011年2月(Podere Il Santo、Accomasso、Bartolo Mascarello、Francesco Brezza、Monastero di Vitorchiano)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。 2月の新入荷商品のご案内をお送り致します。 ようやく入荷しました。アッコマッソのワイン!!! なぜだかボトリングしようとしている時期に体調を崩すことが多いロレンツォ爺、待たせただけありまして、いろいろ分けてくれました。 ドルチェット2007(ダ ... 続きを読む

関連記事