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2024-10-11

ヴィナイオータかわら版~葉山編 その四~

皆さまこんにちは!だだ商店 だだ食堂スタッフの葉山です。

先日つくば市内で行われたワインインポーター3社の合同試飲会【LIVE WINE】、 関係者・ご来場者の皆様、お付き合い頂き誠に有難うございました!

葡萄酒蔵ゆはらさん、be a good friendさん、ヴィナイオータのつくばに拠点を構えるインポーター3社と、Via the bioさん(チーズ)、Panezzaさん(パン)、pomme de terreさん(野菜、今回はたっぷり野菜を使ったお惣菜)のつまめる・買えるブースがある夢の様なコラボレーション。つくばの美味しい魅力をギュッと詰めこんだ会だったと改めて振り返っております。バタバタしていたスタッフが言うのもなんですが、皆さんにワインをお注ぎ出来たこと、素敵な出店者さんたちとお話出来たこと、とても楽しかったです!『美味しかった!』が1番の誉め言葉でした!大体のものはインターネットで手に入る時代ですが、これが良い!!!!!と思っている人の話を面とむかって聴く機会であったり、同じ液体を酌み交わしたり、そんな機会がとても大事な事で、世界は広く、美しい景色があるんだなとしみじみ感じました。

弊社としては、今後も都内、その他各地での試飲会を予定しておりますし、今冬には生産者が来日する一大イベント「ヴィナイオッティマーナ」(詳しくはこちらをご覧ください)もありますので、各地で、そして我がホームつくばで、皆様とお会いできる日を楽しみにしております!

それでは、本題のかわら版に移りたいと思います!当番が回ってきた時、割とすぐに「よし、Ar.Pe.Peについて書こう」と思い立ち、VT違いの2本を用意。それはそれは美味しく飲み進めてしまい、やばい、文章にまとめるより先に液体が無くなる…。同じワイン、もう1本開ける…??なんて考えも過った後、ふと、今ご紹介するならこちらじゃないか???と、とある生産者が思い浮かびました。トスカーナ州シエナ県のモンタルチーノにいるサンタ マリーアです。最近なんだかよく目が合いまして。

店頭にいても外飲みに出かけても、名声高く人気を感じる造り手という印象のサンタ マリーアは、御夫婦で、御年73~4歳とのこと!2017年のヴィナイオッティマーナ大阪会場で初めて会った際、優しいお人柄に更にやられてしまったのですが、ふと、『え?造ってる人(Marino Colleoni/マリーノコッレオーニ)、ラベルのライオンにそっくりちゃう…???』、『あれ、モチーフのライオンって、名前のColleoni(leone=ライオン)に関連してたりする??!!』と密かに衝撃を受けたのですが、あの愛らしいライオンラベルを見る度に、ふわふわ白いお髭の顔を強く思い出しては中の味わいを想像して、愛着増し増しで過ごしてきました。また、元da dadaスタッフ(現Santa Maria勤務)菅原さんが半年ほど前に来筑された際、直接現地のお話しを聞いたりなどして思いを募らせていたところまさかの今年のOttimanaで再び来日してくれる!!!!!!!!!(会える!!!!!!! )そうした縁もあり、是非この機会に飲んで頂き、限られた枠ではありますがオッティマーナにご参加頂ける方にはフルスイングの状態で挑んで頂ければ!との思いと、ご参加でない方へも、好きな生産者のご紹介が改めて出来ればと、とにかく色々な思いから、今回のかわら版に至りました。(弊社HPで造り手紹介の詳細をご覧いただけます)

元プログラマーだったマリーノ。定年後に憧れの地であった銘醸地モンタルチーノに土地を購入、1993年から居住を始め、当初は予定になかったワイン生産を2000年からスタートさせます。 50歳頃から始めた今までのキャリアとは全く違う農業・ワイン醸造での賜物が、遥か遠い日本に届き、人々の心を揺さぶっているなんて。凄いぞ…。

最近、ビアンコ アンソニカ 2015、ロザート 2015、ブルネッロ ディ モンタルチーノ サンタ マリーア 2015を、別々のタイミングですが立て続けに頂く機会がありました(いずれも現行は完売中)。 同じ2015年とはいえ、ビアンコはかたい静けさを守り、ロザートはおおらかで明るい開放感、ブルネッロに関しては、スムーズな飲み心地で、ピュアで落ち着きを感じつつも、開いてくるとじわじわと旨味が広がり素晴らしい佇まい。 甲乙つけられませんが、やっぱり彼のブルネッロを飲まずしてサンタ マリーアの魅力は伝わるまい、と思いました。

私が今回オススメするのは、ブルネッロ ディ モンタルチーノ サンタ マリーア リゼルヴァ 2017。ワイナリーに隣接する畑「サンタ マリーア」で獲れたサンジョヴェーゼから造られたものを、大樽にて5年熟成させたリゼルヴァタイプです。この2017年は、ブルネッロを全量リゼルヴァとしてリリースした様ですが、今飲んでもめちゃめちゃに美味しい!たっぷりとした果実味でいてピュアさがあり、余韻にはタバコの香りやブルネッロらしい複雑さ、どこをとっても大満足な1本でした。これは一体全体20年後にはどうなってしまっているのでしょうか???頑張って、何本か取っておきたいです。(余談ですが、ブルネッロ リゼルヴァの魅力をお伝えするのに、弊社で現在オンリストしているフォンテレンツァの現行2012年のブルネッロを共に飲み比べされるのもひじょおおおに面白いかと思います! フォンテレンツァの方はしみじみ美味しいと思っておりますが、熟成して開いたその美しさたるや、こちらも衝撃を受けて頂けるのではと思います。)

菅さんのお話だと、昨年2023年度は、4~5月頃に雨がずーっと降り続いたらしく、雨が降っていることによって何かを防除するものすら撒く事が出来ず、そのままカビが蔓延。それが葉にうつり、実にうつり、葡萄が傷んでしまった故、サンタ マリーアの収穫はほぼ無かったそう。買い葡萄でつくっている白と、赤2種が少量出来たのみで、自社畑の葡萄も買い葡萄に混ぜたので、この年はブルネッロもロッソも無しということに…。今までになかったという壊滅的なタイミングだった様です。

今年の2024年はどうだったのでしょうか。コッレオーニ夫妻とお話が出来るその日にむけて、ワインとじっくり向き合いたいと思います。

皆さまからも清き1本の御注文、どうか宜しくお願いいたします!!!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=125

 

 

【かわら版 葉山の飲んでもらいたいワイン!!】
銘柄:Brunello di Montalcino Santa Maria Riserva 2017 /ブルネッロ ディ モンタルチーノ サンタ マリーア リゼルヴァ
造り手:Santa Maria(Colleoni) / サンタ マリーア(コッレオーニ)
地域:イタリア トスカーナ
希望小売価格 (税抜) : 18,000円

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