【ピリオド3 DAY1|2024/11/24(日)】参加造り手&飲食店

<ヴィナイオッティマーナ2024 ~ピリオド3~>

【開催日時】
DAY1:2024年11月24日(日) 10:00~16:45

【会場】
だだ商店 だだ食堂(茨城県つくば市流星台56-3)

【タイムテーブル】
9:25- 無料送迎バス①便つくば駅発 ※1※2
9:30- 受付開始
9:50- 無料送迎バス②便つくば駅発 ※1※2※3
10:00- 開場
10:45- 造り手セミナー①<Stefano Legnani 
11:15- 造り手セミナー②<Cascina Roccalini
12:00-15:30 大食堂
16:10- フィナーレ
16:45- つくば駅行き無料送迎バス①便発車 (①便が戻り次第②便発車)※2

※1 無料送迎バス乗車をご希望の方は、TXつくば駅[A3]出口を出てすぐ目の前のロータリー(有料駐車場)の「[C] つくタク乗降場」にお越しください。
※2 送迎は27人乗りマイクロバスになります。定員になりましたら次の便までお待ちください。
※3 9:50出発の便に間に合わないお客様は、恐れ入りますが別の交通手段でお越しください。

-参加造り手-

 

Bodega Cauzon/ボデガ カウゾン (スペイン アンダルシア州)

造り手:ラモン サアヴェドラ

2024年1月に来日してくれたバランコ オスクーロとともに2023年から取引が始まったスペインの造り手。バランコ オスクーロのワインは、以前に飲んだことがあったのですが、ボデガ カウゾンは全くもって飲んだことがない…。ですが、このスペインの2造り手を紹介してくれた人からオファーがあった際、ラモン的に在庫があったのがテンプラニーリョで造るカウゾン ティント1種類だったこともありブラインド買い(=試飲もしないで買う事)を決意、ふとした機会にフルヴィオ ブレッサンにカウゾンと取引を始める由を話したところ「ラモン サアヴェドラ…俺のマブダチだ!」と一言。この瞬間、オータはブラインド買いが間違いじゃなかったことを確信しました(笑)。

バルセロナで料理人として15年働いたラモン、都会での生活に疲れ1999年に故郷コルテス イ グラエナに帰り、一家が所有する畑のブドウでワインを造ることに。バランコ オスクーロの創始者マヌエルに師事し、発足当初からナチュラルワインを志向、今現在畑は全部で6haほどで、海抜1100-1200mに位置します。大陸性気候の土地で、年間降雨量は250mm程度と極めて少なく(というわけで、必要と判断した際には、灌漑を行います)、夏は最高気温45℃、冬は最低気温-10℃にも達するそう。そんなエクストリームな環境から、本人の明るくおおらかで気さくな印象とは裏腹に、非常に繊細なワインを造っています。

 

Cascina Roccalini/カシーナ ロッカリーニ (イタリア ピエモンテ州)

造り手:パオロ ヴェリオ

ブドウ畑が10haなら、森も10ha…。“次代のブルゴーニュ”と目されているからか、ややバブルが膨らんでいる感のある生産地域のバローロとバルバレスコ、世界的にも引きが強くなったこともあり、生産量を増やすべく森(=もともとブドウ畑として利用してこなかった場所…それにはそれなりの意味があるはずで…)が切り拓かれ、どこもかしこもブドウ畑に…。

今年の7月に訪問した際、「(造り手が、)そんな現状を嘆いたり、広場とかに集まって抗議行動みたいなことしているくらいなら、森を買っちゃえばいんじゃね?って思うのって俺だけなのかな?俺と違って、みんな金持っているだろうに…(笑)。俺は俺の理想とする環境を守りたかったから、兄弟や親戚が相続後に切り売りする前に俺1人で全ての土地を買ったんだ。当然、銀行にはアホみたいな借金をする事になったけど、今はめっちゃハッピーだよ。」とパオロは言っていました。

偉大なワインは偉大なブドウから生まれ、偉大なブドウは偉大な畑から、そして偉大な畑には畑そのものが備える優位性だけでなく自然との調和の取れた環境が必須…。2016年から取引を始めたのですが、2017年の第3回オッティマーナはヴェリオ家で所有してきた地所をパオロ一人で所有するために奔走していた時期で来られず、第4回&5回はブドウの植樹に追われ断念※したパオロですが、懸念材料を一通り払しょくできた今回は来日してくれることに!

パオロ自身が赤ワインしか造らないこともありますし、パオロの親友でありヴィナイオータを代表する造り手でもあるエツィオ チェッルーティが飛行機に乗れない&白ワインを色々造っているということもあり、パオロにはエツィオの代役もやってもらうことに…(笑)。というわけで、彼のいるブースは、ロッカリーニ&チェッルーティブースということに!

※ブドウを植える許可は、(許可が)下りてから期限内に植えないと失効してしまうのです…。自然や造り手の都合に全く沿っていない乱暴なルールですよね…。

 

Massa Vecchia/マッサ ヴェッキア (イタリア トスカーナ州)

造り手:ヴァスコ スフォンドリーニ

皆さんお待ちかね、マッサ ヴェッキアがとうとう日本に来ちゃいます(感涙)!!!来日するのは前当主フランチェスカ スフォンドリーニの弟、ヴァスコになります。フランチェスカの在籍時には参画していなかったのですが、フランチェスカがマッサ ヴェッキアを去り、旧当主のファブリーツィオがマッサ ヴェッキアに出戻ってきた時からワイナリー仕事を妹トスカとともに手伝うことに。

天才農民にして天才醸造家のファブリーツィオは、エツィオ チェッルーティ同様に飛行機に乗れないため来日は叶わず…。(いつかコンテナー船でワインとともに日本に来ようかな…なんて言ってます(笑))

もっと割り当てを増やしてもらうため(笑)にも、マッサ ヴェッキアがどれだけ日本で愛されているのかを見せつけてやってください!!!!

 

Stefano Legnani/ステーファノ レニャーニ(イタリア リグーリア州)

造り手:ステーファノ レニャーニ

ステーファノはもともと、複数の事務所を持ち、多くのスタッフを抱え、クライアントが困っていれば早朝の飛行機でクライアントの元まで駆けつけ午後の便で事務所に戻る生活をするような“デキる”保険屋さんでした。出張に出ては近くの星付きのレストランへと通い、地元のスローフード協会にも所属して伝統的な食文化に造詣を深める、いわゆる食通だったわけですが、ラ ビアンカーラやラディコンのワインに衝撃を受け、彼らのもとに通うように。彼らとの時間を過ごすうちに、造り手の人生(生き方、人生哲学、自然観など…)そのものが ワインの中に表現されることに思い至り、そういった人生に憧れを抱き、ステーファノも自分自身を投影したものとしてのブドウ栽培&ワイン醸造を始めることに。

今現在は、奥さんであるモニカの一家が所有する1haの区画にヴェルメンティーノを植え、そのブドウでポンテ ディ トイを、そして信用のおける農家から買い付けたブドウでバンブー ロードという名前のワインを生産しています。2回目の来日のステーファノは、“カンパ~イ!”(という行為)が大好き。ですので、彼とたくさん乾杯してあげてくださいね~!

-参加飲食店-

笑空(えそら/ 広島 尾道 ) : 店主 原田 明佳

なんだか優しい空気が抜ける街、尾道。
風情ある商店街から一本路地に入った町家の並びに笑空はあります。予約制となった今でも地元の方々で賑い、酒と肴で小さな幸せを過ごした締めに、サクッとそばをすすって「またね 」がこの店の日常です。

普段は店主おひとりでの営業ということもあり、当日お蕎麦のご用意は叶いませんが、原田さん渾身の “蕎麦前しごと” でみなさまの胃袋を鷲掴みの予定です!!

酒井商会(さかいしょうかい/ 東京 渋谷) : 店主 酒井 英彰

前回開催時、東京開催の打上げを担って下さった酒井商会(打上会場は姉妹店の創和堂)さん。名物料理の数々にすっかり魅了された生産者たち、あまりに高ぶってしまって酒量もとんでもないことに(6-70人が大騒ぎしてスミマセン苦笑)!!

「 次回は(オッティマーナの本イベントで)ぜひ!! 」そんな別れ際の約束を果たしてくださいました!! ( 感涙!! )

「和を仕立てる」
その仕事ぶりがとにかく格好いい職人集団、素晴らしいプレゼンテーションでカウンター越しに会話を添え、そこには人の輪が生れる。酒井商会は今回どんなお料理を届けてくださるでしょうか、お楽しみに!!!!!!!

Colz(こるつ / 北海道 函館) : 店主 佐藤 雄也

函館の街で20年、雄大な自然と共にあり続けた佐藤さん。
作りたいお皿の為の素材選びではなく、近隣にある素晴らしい素材ありきのお料理構成。聞いている分には「そんなの、当たり前では??」と思われるかもしれませんが、そう出来ることではありません。

ヴィナイオッティマーナでは2014年開催振りにご一緒出来ることとなりました!!!佐藤シェフ、つくばでお会い出来ますのを心待ちにしております————!!!!!!!!

 

text : 太田(造り手紹介)、加藤(飲食店紹介)

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