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2023-06-16

(新)造り手紹介 Trinchero / トリンケーロ

造り手:Trinchero / トリンケーロ
人:Ezio Trinchero / エツィオ トリンケーロ
産地(州):ピエモンテ
ワイン:Barbera d’Asti Vigna del Noce、Nobius、Palme、Sogno di Bacco、A-iuto!、A-yuzuki!…
所在地:Vianoce, 56 – 14041 Agliano Terme, AT – Italia <Map>
web : https://www.trinchero.it/

アスティ県で一番初めにDOCワインの自家元詰めを行うための登記をした造り手、トリンケーロ。現当主エツィオは3代目に当たります。当初から、自然環境に最大限配慮した農業を心がけ、セラーでも人為的関与を極力避け、納得できないものはボトリングしないワイン造り&大樽での長期熟成を理想としてきました。

元々は40haもの畑を所有していましたが、もっとも条件の良い畑13haほどを残して他はすべて売却もしくは賃貸しに。残した畑のなかでも、最も重要な2区画がワイナリーに隣接した畑ヴィーニャ デル ノーチェとその隣のバルスリーナ。ノーチェは1920年代に、バルスリーナは1930年代にバルベーラが植えられた畑です。粘土質で肥沃な地質を持つアスティ地区ということもあり、施肥をしなくてもアルコール度数の高い、凝縮した果実味を持つワインができると考える彼は一切の肥料を撒かず、ボルドー液以外の化学的な薬剤に頼らない農業を行っています。

バルベーラが主要品種ですが、その他にも9種類のブドウを栽培していて、白以外は全て単一品種でリリースさせていますので、ワイナリーの規模を考えると、非常に多種類のワインを造っていると言えます。

 

●以前に掲載していた造り手紹介はこちら
造り手紹介 Trinchero / トリンケーロ(2015年11月版)

 

<ワインラインナップ>

 


●a-iuto! Bianco(ア ユート ビアンコ)
品種:シャルドネ、マルヴァジーア、アルネイス

多雨に見舞われた2005年はとても難しかったヴィンテージで、収穫時には厳しい選果を余儀なくされました。もともと少量生産だった白ワイン3種類は生産量が激減したため、単一品種でのボトリングをあきらめ3品種全てをブレンドすることにしました。

2005年はヴィナイオータ代表オータの長男・遊人(ゆうと)の生まれ年ということもあり、出来上がったワインは、“助けて!”を意味するイタリア語「A-iuto!(アユート)」と“ユートへ”を意味する「A Yuto」(【A】は、英語でのtoやinにあたる前置詞)をかけて「A-iuto! Bianco」と名付けられ、ヴィナイオータで全量引き取ることになりました。その出来に手応えとマセレーションの可能性を感じたエツィオは2006年以降もアユート ビアンコを仕込み、いまでは看板商品のひとつとなりました。

 

 

 


●Palme’ Chardonnay(パルメ シャルドネ)
品種:シャルドネ

1980年に植樹した南東の丘陵地帯、標高250m、石灰質土壌の畑。9月の第1週目に手作業で収穫、選別。除梗をせずに軽くプレスした状態で2~3日間マセレーションを行いスラヴォニア産オークで6か月間熟成。

 

 

 


●Sogno di Bacco (ソーニョディバッコ)
品種:マルヴァジーア ディ カンディア アロマティカ

1982年に植樹した南東の丘陵地帯、標高250m、石灰質の畑。9月の第1週目に手作業で収穫、選別。マセレーションの状態で約12日間醗酵させ、ステンレスタンクで12カ月熟成。

 

 

 


●Vinage (ヴィナージュ)
品種:フレイザ、グリニョリーノ、メルロー、ネッビオーロ

標高250m南東の丘陵地帯、粘土・石灰岩の畑。手作業で収穫、選別。短いマセレーションのあと皮をひき、ステンレスタンクで醗酵、熟成。

 

 

 


●Grigno(グリニョ)
品種:グリニョリーノ

1982年に植樹した南西の丘陵地帯、標高250m、石灰質の畑。9月中旬に手作業で収穫、選別。マセレーションの状態で15日間醗酵、セメントタンクに移し12カ月間熟成。

 

 

 


●Trabic(トラビック)
品種:メルロー

1980年に植樹された南東の丘陵地帯、標高250m、傾斜が20度ある畑で粘土、中混合の土壌。9月末日に手作業で収穫。マセレーションの状態で約35日間醗酵、スラヴォニア産オーク大樽で熟成。

 

 

 


● Rossopalme (ロッソパルメ)
品種:ブラケット

1980年に植樹された南東の丘陵地帯、標高250m、石灰岩土壌で傾斜が20度ある畑。9月下旬に手摘み、選別。マセレーションの状態で約20日間醗酵、セメントタンクで熟成。

 

 

 


●Runchet(ルンケット)
品種:フレイザ

1982年に植樹した標高200mの南の丘陵地帯、石灰質、砂質の広さ1haの畑。10月中旬に手作業で収穫、選別。マセレーションの状態で約40日間醗酵、スラヴォニア産オーク大樽で熟成。

 

 

 


● Nobius(ノビウス)
品種:ネッビオーロ

以前植えていたドルチェットに接ぎ木して2004年から収穫を始めたネッビオーロから造られるワイン。南東の丘陵地帯、標高250m、石灰質の畑で育てたブドウ。11月の第1週目に手作業で収穫、選別。マセレーションの状態で約35日間醗酵、スラヴォニア産オーク大樽36か月間熟成。

 

 

 


●Barslina (バルスリーナ)
品種:バルベーラ

ヴィーニャ デル ノーチェとともにワイナリーを代表する区画。一番古く植樹されたブドウは1930年代にさかのぼる3haの畑。南西の丘陵地帯、標高250m、土壌は中質粘土。10月上旬に収穫。マセレーションの状態で約35日間醗酵、スラヴォニア産オーク大樽で熟成。

 

 

 


● Vigna del noce (ヴィーニャ デル ノーチェ)
品種:バルベーラ

南西の丘陵地帯、標高250m“クルミの木の畑”の名がついた彼らの最上の畑であるヴィーニャ デル ノーチェは1929年からある古い畑で地質は中質粘土。10月の第1週目に手作業で収穫、選別。マセレーションの状態で約45日間醗酵。スラヴォニア産オーク大樽で長期熟成。これは!、という年のヴィーニャ デル ノーチェは栗樽で熟成される。オークよりも木目の細かい栗樽はゆっくりと熟成するという。

 

 

 


● Rosso del Noce(ロッソ デル ノーチェ)
品種:バルベーラ

イタリアのワイン法の改定に伴い、DOCG(DOC)の格付け取得申請の際に記載した量よりも結果的に多く生産されてしまったワインはその名前ではリリースできなくなってしまった。彼らのトップキュヴェ「ヴィーニャ デル ノーチェ」も同様にその名前でリリースできない余剰分がほぼ毎年出てしまうため、複数ヴィンテージをブレンドして「ロッソ デル ノーチェ」としてボトリングされている。

これまでに、Ⅰ(97、98、99、01)、Ⅱ(03、04、06)、Ⅲ(07、08、10、11)、4(12、15、16)がリリースされている。

 

 

 


●a-yuki! 2014(ア ユーキ)
品種:バルベーラ

2014年は太陽に恵まれなかった年という事もあり、繊細なブドウであるバルベーラにとっては非常に難しいヴィンテージ。バルベーラに関しては、他の区画は諦め、ヴィーニャ デル ノーチェのブドウのみを収穫、醸造する決断をしました。

2014年はオータ家第三子ユーキの生まれ年だったという事もあり、全量(5000リットルの大樽2樽)分をヴィナイオータが買い取ることで、ヴィーニャ デル ノーチェではなく「ア ユーキ!」という名前でリリースすることになりました(2005年は「ア ユート!」、2009年は「ア ユヅキ!」という名前でリリースされています)。

【新入荷】2024年1月その2(Daniele Piccinin,Trinchero)

【新入荷】2023年12月その3(Bressan, Francesco Brezza, Camillo Donati, Trinchero)

ヴィナイオータかわら版 ~加藤編 その六~Trinchero / Barslina 2013

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(新)造り手紹介 Trinchero / トリンケーロ

【新入荷】2023年5月その2(Camillo Donati,Lucie Colombain,Trinchero,Cascina Roccalini,Daniele Piccinin,Pierpaolo Pecorari)

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【新入荷】2022年12月その1(Mlecnik,Vodopivec,Trinchero,Casa Coste Piane,Borgatta)

ヴィナイオータかわら版 ~酒井編 その三~

【新入荷】2022年9月その1(Radikon,Gravner,Bressan,A Maccia,Daniele Portinari,Arianna Occhipinti,Trinchero)

【新入荷】2022年6月その3(Bressan,Pierpaolo Pecorari,Il Moralizzatore,Cristiano Guttarolo,La Calabretta,Montesecondo,Sanguineto,Daniele Portinari,Borgatta,Trinchero,Daniele Piccinin,De Bartoli)

【新入荷】2022年6月その2(Trinchero,Case Corini,La Biancara,Naturale,Paolo Bea)

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【新入荷】2021年1月その3(Case Corini, Trinchero, Bressan, Pierpaolo Pecorari, Brezza)

【新入荷】2020年9月その1(Trinchero、Camillo Donati, Fonterenza, Valter Mlecnik)

【新入荷】2020年7月その3(Casa Coste Piane、Daniele Portinari、Sanguineto、Trinchero、A Maccia、Stefano Berti)

【新入荷】2019年11月その1(Trinchero、La Biancara、Arianna Occhipinti)

【新入荷】2019年5月 その3(Trinchero、Sanguineto、De Bartoli、La Calabretta)

【新入荷】2019年5月 その2(Trinchero、Case Corini)

【新入荷】2018年11月 その3(Trinchero、Alberto Anguissola、Pacina)

ヴィナイオータかわら版 ~ 岸本編 その参 ~

【新入荷】2018年1月 その1 (Casa dei Tajarin、Domeine des Miroirs、Ezio Cerruti)

【新入荷】2017年8月 その4

【新入荷】2016年10月 その3

【新入荷】2016年10月 その1

【ほぼ毎】トリンケーロ、ステーファノ レニャーニ (2016年7月)

【新入荷】2016年2月その3

造り手紹介 Trinchero / トリンケーロ

【新入荷】2015年3月その2(Trinchero,Pacina,Paolo Bea)

【新入荷】2015年1月その4&2月その1(De Bartoli,Stefano Legnani,Trinchero,Ezio Cerruti,Daniele Piccinin,Monastero di Vitorchiano,Bressan,Domeine des Miroirs)

造り手からのオッティマーナ感想文 その6 トリンケーロ

造り手からのオッティマーナ感想文 その6 トリンケーロ

造り手紹介 トリンケーロ

【新入荷】2014年9月その1&2(Cantina Giardino,Il Colle,Le Boncie,Trinchero)

【新入荷】2014年3月その1(Campi di Fonterenza,Il Vei,Trinchero,La Biancara,Radikon,Massa Vecchia)

【新入荷】2014年2月その2(La Biancara,Pacina,Trinchero)

【新入荷】2013年8月 (Bartolo Mascarello、Trinchero、Massa Vecchia、Paolo Bea、Arianna Occhipinti、De Bartoli)

【新入荷】2013年2月 (Marco De Bartoli & Terzavia、Domaine des Miroir、Trinchero、Camillo Donati、La Collina)

【新入荷】2012年11月 (Bartolo Mascarello、Trinchero 、Bordino Cinzia、A Maccia、Nicolini、Campi di Fonterenza、Paolo Bea、Cantina Sociale della Planargia、Romano Levi )

【新入荷】2012年2月 その2 (Trinchero)

【新入荷】2011年10月 その2(Trinchero、Camillo Donati )

【新入荷】2011年1月(Alberto Anguissola、Trinchero、La Calabretta)

トリンケーロ-フランクとの出会い

2024-02-13

【新入荷】2024年1月その2(Daniele Piccinin,Trinchero)

【ダニエーレ ピッチニン】 ダニエーレ ピッチニンからは、完成度的に極みに達した感のあるスプマンテ、エポケー2020とローザ ペル ヴォイ2020に加え、白のスタンダードラインのビアンコ ムーニ2022が再入荷しました!3ワインとも大量入荷しましたので限定とはしませんが、前回の売れ行きは本当にとんで ... 続きを読む

2023-12-22

【新入荷】2023年12月その3(Bressan, Francesco Brezza, Camillo Donati, Trinchero)

“全球フルスイング”や、“やらないで後悔するより、やって後悔しろ”なども候補に挙がりますが、座右の銘をひとつだけ選ぶのなら、やはり“公私混同”となる気がしているオータです。ワインという、人生に愉しみや喜びをもたらすものを仕事のツール(そして自己表現のいち手段!)としていることもあり、食べるや飲むにま ... 続きを読む

2023-12-20

ヴィナイオータかわら版 ~加藤編 その六~Trinchero / Barslina 2013

皆さま、こんにちは。だだ商店だだ食堂の店長の加藤です。季節も移ろい、こっくりほくほくと美味しそうな野菜達が街のマルシェやだだ商店に並んでいます。赤ワインがより美味しく感じる今日この頃、イタリアワインの真価を発揮するのはやはりこれからの季節ではないでしょうか。近頃はおかげ様でだだ商店だだ食堂も何かとパ ... 続きを読む

2023-12-20

ヴィナイオータかわら版 ~湯浅編 その壱~Trinchero / Nobius 2013

メルマガをご覧の皆様、はじめまして!今年の6月にだだ商店だだ食堂のセラースタッフとして入社しました、湯浅高志(ゆあさたかし)と申します。はじめましてということで、まずは自己紹介、その後に「飲んでもらいたいワイン」をご紹介したいと思います。 生まれも育ちは茨城県の下妻市。そう、あの映画「下妻物語」の下 ... 続きを読む

2023-11-22

【新入荷】2023年10月その4(De Bartoli,Trinchero)・Two Metre Tallのサイダーのお話

現地6泊という強行日程でヨーロッパに行くことにしたオータです。パーチナという地所をティエッツィ家(奥さんジョヴァンナの一家)が購入してからちょうど90年になるそうで、それを記念して世界中の彼らのインポーターを招待し、1日みんなで過ごそうよ的イベントを彼らが企画、そこにオータも参加してきます。 あまり ... 続きを読む

2023-06-16

(新)造り手紹介 Trinchero / トリンケーロ

造り手:Trinchero / トリンケーロ 人:Ezio Trinchero / エツィオ トリンケーロ 産地(州):ピエモンテ ワイン:Barbera d’Asti Vigna del Noce、Nobius、Palme、Sogno di Bacco、A-iuto!、A-yuzuki ... 続きを読む

2023-05-20

【新入荷】2023年5月その2(Camillo Donati,Lucie Colombain,Trinchero,Cascina Roccalini,Daniele Piccinin,Pierpaolo Pecorari)

某ワイン関係の雑誌に掲載された記事にちょっとモノ申したいと、つい先日まで心の中で鼻息荒くしていたのですが、本メルマガを書く今この瞬間、全然ロックな気分になれず、書くのを(ほぼ)やめることにしたオータです(笑)。気分が乗らないという理由以外にも、昨今の日本の政治やメディアの世界では普通になってしまった ... 続きを読む

2023-03-31

【新入荷】2023年3月その2(Davide Spillare,A Maccia,Trinchero,Borgatta, AR.PE.PE.,Daniele Portinari,Cantine dell’Angelo,Il Cancelliere)

ヴィナイオッティマーナ2022-2023の全日程が終了し、やや脱力気味のオータです。自然を身近に感じられるロケーションで、イベント自体の時間も比較的長く、造り手の数も絞られているため試飲と造り手との交流をゆっくり楽しむことができ、全国から集った素晴らしいレストラン3軒が手掛けるその日限りのコラボラン ... 続きを読む

2022-12-27

【新入荷】2022年12月その1(Mlecnik,Vodopivec,Trinchero,Casa Coste Piane,Borgatta)

スロヴェニアの巨人ヴァルテル ムレチニックのシャルドネ2014とメルロー2010が終売間近ということで、シャルドネは2013、メルローは2種類ある2011ヴィンテージをリリースします!ヴォドピーヴェッツとムレチニックはほぼ時を同じくして、それまでは“完熟の向こう側”を追求していたところから、完熟以 ... 続きを読む

2022-10-28

ヴィナイオータかわら版 ~酒井編 その三~

皆さま、こんにちは。3度目の登場となります、農業部の酒井 かえでと申します。名前通りの分かりやすく秋生まれということもあり、やっぱりこの季節が一番好きだよなと年を重ねる度に感じています。ヴィナイオータ本社のある茨城は栗の産地ですので、この時期は栗の木からイガが落ち、道端にごろんと転がっています。 ... 続きを読む

2022-10-28

【新入荷】2022年9月その1(Radikon,Gravner,Bressan,A Maccia,Daniele Portinari,Arianna Occhipinti,Trinchero)

この夏は(去年も?)、上原ひろみちゃん(10枚以上のヴァリエーションがっ!)とレキシ(4-5枚)のTシャツだけで、ほぼほぼ過ごしてしまったオータです。オータがレキシ好きだという事を意外だと思う方がいるようなのですが、オータにはそれが意外だったり…。レキシは常にお茶らけていて、おバカな事ばかりしてるか ... 続きを読む

2022-08-02

【新入荷】2022年6月その3(Bressan,Pierpaolo Pecorari,Il Moralizzatore,Cristiano Guttarolo,La Calabretta,Montesecondo,Sanguineto,Daniele Portinari,Borgatta,Trinchero,Daniele Piccinin,De Bartoli)

本メルマガが配信される頃には、イタリアを旅している(はず!の)オータです。なにしろ2年ぶりの渡伊になりますので、今は少々緊張しております。ヴィナイオータを創業して24年になりますが、ここまで間があいたのは初めてのこと。 入国制限や国家間の紛争、マスクの内側と外側の世界、アクリル板の手前と向こう側など ... 続きを読む

2022-06-24

【新入荷】2022年6月その2(Trinchero,Case Corini,La Biancara,Naturale,Paolo Bea)

  まずはトリンケーロ!アルネイス、マルヴァジーア、シャルドネをブレンドしたワイン、アユート ビアンコの2020年と、トリンケーロのバルベーラとしては最もベーシックなものなのに、他の造り手のクリュ物ないしリゼルヴァか!っていうくらいのテンションを持つ、テッラ デル ノーチェの2016年が ... 続きを読む

2021-12-24

ヴィナイオータ かわら版 ~佐藤編 その六~

いつもお世話になっております。つくば本社の佐藤です。 昨年よりしばらくの間、本社事務所から少し離れた別事務所を拠点としておりましたが、数ヶ月前より再び本社事務所に拠点を戻しました。事務所で電話に出ると、すごく久しぶりにお話するお客様だったりして、やっぱり沢山のお客様とお話ができるのは楽しいなと思いな ... 続きを読む

2021-02-19

【新入荷】2021年2月その3 (La Castellada, De Bartoli, Trinchero, Daniele Portinari)

ラ カステッラーダと取引を開始してから20年(!!!)が経とうしてしていますが、ビアンコとリボッラを切らしたことなど未だかつて一度もなかった気が…。そんなカステッラーダから欠品アイテムが一通り届いています! ビアンコ&リボッラは2012年が再入荷、シャルドネ、フリウラーノ、ピノ グリージョは新ヴィ ... 続きを読む

2021-01-22

【新入荷】2021年1月その3(Case Corini, Trinchero, Bressan, Pierpaolo Pecorari, Brezza)

尊大なワインであればあるほど生産量も少なく、その結果として各インポーターへの割り当ても極々限られた量になる…というのが一般的な話だと思うのですが、時に偉大としかいいようのないワインがビックリするほど大量に入荷するのは、ヴィナイオータのストロングポイントだなぁなどと自己分析してみたり&# ... 続きを読む

2020-09-08

【新入荷】2020年9月その1(Trinchero、Camillo Donati, Fonterenza, Valter Mlecnik)

「おいしさ」の起源 その1

「おいしさ」というと、その質や範囲、範疇などが人により千差万別な、嗜好性のあるものだという認識が一般的だと思います。

食の好み(何をおいしいと感じるか)は、その瞬間の我々の体調や精神状態、そしてTPO、外的情報などにも影響を受けるものではありますが、その基礎は、生まれ育った場所の文化&社会的背景や家庭環境など、自ら選択する余地のない要素によって形成されるものなのかと。その国、その土地、その家庭独特の食文化や食習慣を端緒として、個々人が持つ好奇心や先入観のあるなし(謙虚さ?)などが触媒的役割を果たしながら、時間と経験を重ねてようやく輪郭を成すものなのだとオータは考えています。

(さらに…)

2020-07-28

【新入荷】2020年7月その3(Casa Coste Piane、Daniele Portinari、Sanguineto、Trinchero、A Maccia、Stefano Berti)

カーサ コステ ピアーネの、グレーラ(プロセッコ)にリースリングを少量入れ、混醸したワイン、ブリケット2017が終売間近とのことですので、シュールリー2018と新しいワイン、アンノ ドミニ2018をリリースします!ブドウの品質も最高だった上に、収量にも恵まれた2018年、泥灰土と砂岩が豊富な土壌 ... 続きを読む

2019-11-06

【新入荷】2019年11月その1(Trinchero、La Biancara、Arianna Occhipinti)

トリンケーロからは、皆さん待ちかねのアユートビアンコ2017が届きました!近年のトリンケーロのワインの持つ飲み心地たるや…。瞬殺必至です。 少量ではありますが、セラーに残っていたパルメ シャルドネ2016とソーニョ ディ バッコ2016(マルヴァジーア)も届いております。ザクザクです! 前ヴィン ... 続きを読む

2019-05-23

【新入荷】2019年5月 その3(Trinchero、Sanguineto、De Bartoli、La Calabretta)

カンティーナ ジャルディーノ御一行様を迎えに行くバスを待つ間に、本メルマガを書き始めたオータです。何しろスケジュールがびっしりのツアーですから、早々に書き上げ、自分自身を追い込まないようにしないと…。今回は撮影スタッフも帯同してのツアーですので、読めない部分が多分にあり凄くドキドキです。旅そのものは ... 続きを読む

2019-05-21

【新入荷】2019年5月 その2(Trinchero、Case Corini)

自身のワインが、他の自身のワインのライバルになっているという点で、トリンケーロほど割を食っている造り手はなかなかいないのではないでしょうか。そんなトリンケーロからは、港で長らく休ませていたワインを引き取ってきました! エツィオがこれは!と思った年にしか単体で醸造、ボトリングされることのないメルロ ... 続きを読む

2018-11-22

【新入荷】2018年11月 その3(Trinchero、Alberto Anguissola、Pacina)

ワイン会などの機会で僕が良くお話するネタの中に、“皆さんがオータにしてくる3大質問!”というものがあります。そのうちの1つが、「このワインの飲み頃っていつ頃?」だったりするのですが、当然のことながら素直に答えることなく、「吉永小百合さんは、いつが一番綺麗だったのでしょうか?」と逆質問するようにしてい ... 続きを読む

2018-09-14

ヴィナイオータかわら版 ~ 岸本編 その参 ~

スタッフの “ 飲んでもらいたい ” ワイン紹介!! 岸本(関西支部)編 その参 Vinage 2015 ヴィナージュ(Trinchero トリンケーロ) 「秋はアタシの季節。」 樹齢80年を超えるバルベーラを大切に育て、大樽での超長期熟成による伝統的なワインを造るトリンケーロ。熟成中の全ての ... 続きを読む

2018-01-15

【新入荷】2018年1月 その1 (Casa dei Tajarin、Domeine des Miroirs、Ezio Cerruti)

昨年は皆様には大変お世話になりました。オータ個人としては非常に考えさせられることの多い年でした(いつもという噂も…)。昨年得た反省点や学びを必ずや本年へと反映させ、昨日よりはマシなオータになれるよう精進していく所存ですので、どうか見限らないでくださいね(笑)。 ヴィナイオータも今年でなんと創業20 ... 続きを読む

2017-08-29

【新入荷】2017年8月 その4

2週間のイタリア出張からの帰りの飛行機の中で本ご案内を書き始めております。 それにしても暑かった…。水分が欠乏しているところで試飲を続けたからか、アルコールのまわりも早く、猛烈な眠気に襲われることがしばしば(オータは酔うとすぐ寝ちゃいます)…。とはいえ、出張のタイミングがもう少し早かったら、40度 ... 続きを読む

2016-10-20

【新入荷】2016年10月 その3

またしてもトリンケーロからワインが大量入荷です!!!! 皆さんお待ちかね、アユート!ビアンコの最新ヴィンテージ2015年が届いています。前回入荷のソーニョ ディ バッコ2014(マルヴァジーア)同様、醸し醗酵の期間を短くしたため色調はやや薄くなり、味わいも良い意味で軽くて親しみやすく、2015年と ... 続きを読む

2016-10-01

【新入荷】2016年10月 その1

ちょうどこの時期に造り手のところから旅立つワインが、日本に到着し通関切れるのが12月頃…。こんなことから、また1年が終わろうとしているんだなぁと思わされてしまうオータです。 計算してみたところ、年内にあと7コンテナー分(約9万本)のワインを倉庫に収容しなければならないようで…軽く気が遠くなる数字で ... 続きを読む

2016-07-04

【ほぼ毎】トリンケーロ、ステーファノ レニャーニ (2016年7月)

『ほぼ毎月つくり手紹介』7月は、5月より弊社直営店“da Dada”からヴィナイオータに転属となりました石橋が担当します。すでにお目にかかっている方もはじめましての方も、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 7月はピエモンテ州の「トリンケーロ」と、リグーリア州の「ステーファノ レニャーニ」です ... 続きを読む

2016-03-04

【新入荷】2016年2月その3

先日来日したデ バルトリ家の次男セバスティアーノと鎌倉の銭洗弁天に行ったのですが、「お金がもっと入ってくるように」ではなく、間違って「お金が(税金という名の下に)あまり出て行かないように」とお願いしてしまったオータです。 秋田から青森へと向かう鈍行列車(特急列車、乗り逃しました…)の中でこの文章を書 ... 続きを読む

2015-11-30

造り手紹介 Trinchero / トリンケーロ

造り手:Trinchero / トリンケーロ 人:Ezio Trinchero / エツィオ トリンケーロ 産地(州):ピエモンテ ワイン:Barbera d’Asti Vigna del Noce、Nobius、Palme、Sogno di Bacco、A-iuto!、A-yuzuki ... 続きを読む

2015-03-12

【新入荷】2015年3月その2(Trinchero,Pacina,Paolo Bea)

ヴィーニャ デル ノーチェの畑にあるクルミの木 造り手が帰国の途に就いてから1か月近く経ちますが、彼らから送られてくる感想文の訳が終わらない限り、僕のオッティマーナは終わりません(涙)。スタッフも増えて事務所のスペースが手狭になったため、自宅書斎(別名漫画部屋)へのオータPC&全資料の移動を暗に要 ... 続きを読む

2015-01-30

【新入荷】2015年1月その4&2月その1(De Bartoli,Stefano Legnani,Trinchero,Ezio Cerruti,Daniele Piccinin,Monastero di Vitorchiano,Bressan,Domeine des Miroirs)

デバルトリ兄妹の珍しい3ショット!左から長男レナート、末っ子ジュゼッピーナ、次男セバスティアーノ まだまだ新入荷は続きます!!!オッティマーナ前にあと2回、イベント後に3回分のワインが控えておりまして、当然のことながら、ツアーの最中に文章を書くことはできませんから、始まる前までに書き溜めておかねば ... 続きを読む

2015-01-06

造り手からのオッティマーナ感想文 その6 トリンケーロ

自分で訳すのがこっぱずかしいお手紙第2弾は、エツィオ トリンケーロからです!!! ヒサト、オマエ=ヴィナイオータとご理解ください 俺たちの付き合いもなんだかんだで15年近くにもなるから、ヒサトの仕事ぶりも概ね知っているつもりではいたけど、今回他の造り手達や沢山の日本人とあちこちのイベントで一緒に過ご ... 続きを読む

2015-01-06

造り手からのオッティマーナ感想文 その6 トリンケーロ

自分で訳すのがこっぱずかしいお手紙第2弾は、エツィオ トリンケーロからです!!! ヒサト、オマエ=ヴィナイオータとご理解ください 俺たちの付き合いもなんだかんだで15年近くにもなるから、ヒサトの仕事ぶりも概ね知っているつもりではいたけど、今回他の造り手達や沢山の日本人とあちこちのイベントで一緒に過ご ... 続きを読む

2014-11-22

造り手紹介 トリンケーロ

ようやくオオトリにまで来ました!!でも、もう8時間で造り手達が来日です…。 このツアーが終わったら、2月のオッティマーナ赤2015まで2か月…また新たに造り手紹介文を書き始めないと…ひえええ。 今回紹介するのは、トリンケーロです!!!根拠はありませんが、サクサク書ける気がしたので取って置きました(笑 ... 続きを読む

2014-09-04

【新入荷】2014年9月その1&2(Cantina Giardino,Il Colle,Le Boncie,Trinchero)

カンティーナ ジャルディーノのアントニオと奥さんのダニエラ 今年は、ほぼ全イタリア的に雨の多い年で、今夏も気温の高い日があまりなかったようで、収量的にもブドウの品質的にも難しい年になりそうです。ヴェネト州は雹害も激しく、弊社の造り手ですと、ダヴィデ スピッラレとラ ビアンカーラは甚大な被害を被りま ... 続きを読む

2014-03-06

【新入荷】2014年3月その1(Campi di Fonterenza,Il Vei,Trinchero,La Biancara,Radikon,Massa Vecchia)

トリンケーロのエツィオ(左)とバルトロ マスカレッロのマリアテレーザ 頭の混乱ぶりと机の上の混沌が常にシンクロするオータです。聖徳太子の爪の垢が欲しい今日この頃…。 ここから3週連続で入荷の予定です!実現の可否は倉庫のスペース次第…皆様の清き1本が必要です!とはいえ、内容的にもNo!と言いづらいも ... 続きを読む

2014-02-19

【新入荷】2014年2月その2(La Biancara,Pacina,Trinchero)

パーチナのステーファノ 食べ続けることを実現するためには、体力が必要で、残念なことにその体力が日に日に落ちていることを自覚しているオータです・・・。フードファイターは確かにファイターなんだなぁ…。 突然ですが、出張中の名古屋から緊急新入荷情報です!!! 切らしておりました、ラ ビアンカーラのマシエ ... 続きを読む

2013-08-01

【新入荷】2013年8月 (Bartolo Mascarello、Trinchero、Massa Vecchia、Paolo Bea、Arianna Occhipinti、De Bartoli)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。 7月は京都での完熟キャバレーに始まり、デ バルトリ社のレナートとの4日間で東北3都市+東京での6仕事(試飲会&セミナー2回、食事会4回)、レナートが故国の途についた日には、お客様のところで敬愛する竹鶴酒造の石川杜氏とのイベント(しかもダブルヘッ ... 続きを読む

2013-02-12

【新入荷】2013年2月 (Marco De Bartoli & Terzavia、Domaine des Miroir、Trinchero、Camillo Donati、La Collina)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。 2008年の夏から今の家(兼事務所&倉庫)に住んでいまして、我が家の暖房は基本薪ストーブだけなのですが、薪ストーブ初心者でした当時のオータ、使う薪の量、ちゃんと燃える薪にするのにはある程度乾燥させる必要があることなどなど、いろいろよく分かって ... 続きを読む

2012-11-13

【新入荷】2012年11月 (Bartolo Mascarello、Trinchero 、Bordino Cinzia、A Maccia、Nicolini、Campi di Fonterenza、Paolo Bea、Cantina Sociale della Planargia、Romano Levi )

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。                    10/19にイタリアから帰国しましたオータです! 今回もイタリア10州&2か国(それぞれ1カ所ずつです)、39生産者を巡る、ハードですが非常に有意義な旅でした。 初めて訪ねに行ったというような生産者は一軒も ... 続きを読む

2012-02-10

【新入荷】2012年2月 その2 (Trinchero)

(2012年2月その1に続き) そしてそしてそして、入庫が1週間ほど遅れますが、オオトリも凄いです! トリンケーロからはアユート ロッソが届きました!! 去年の春にセラーでワインをいろいろ試飲していた時のこと、「そう言えば、お前に飲んでもらいたいワインがあるんだけど」とエツィオ。 飲んでみると、普 ... 続きを読む

2011-10-11

【新入荷】2011年10月 その2(Trinchero、Camillo Donati )

トリンケーロからは、バルベーラ スーペリオーレ(白ラベル)、バルスリーナ、ヴィーニャ デル ノーチェの2004年が入りました。 白ラベルは、03のような気難しさの全くない、もう既に完璧と言って良い味わいを持ったワインなのに対し、2つのクリュものはこの春飲んだ段階では、輝かしい未来が約束されているの ... 続きを読む

2011-01-13

【新入荷】2011年1月(Alberto Anguissola、Trinchero、La Calabretta)

今年もまた格別のご愛顧をいただきありがとうございました。 こういう社会情勢の中、2010年はいろいろと考えさせられる年でした。その教訓を糧に、来年は“伝える”ということを大きなテーマとして掲げ、スタッフ一同仕事に邁進していきたいと考えております。 変わらぬご愛顧の程宜しくお願いいたします。 年内に ... 続きを読む

2007-09-22

トリンケーロ-フランクとの出会い

2001年に取り扱いが始まった造り手の1人がトリンケーロだ。 2001年のヴィニータリーでは、アンジョリーノ、ラディコン、ラ・カステッラーダ、ムレチニック、ダーリオ・プリンチッチが共同で借りているブースで、あるベルギー人と初遭遇した。アンジョリーノからは、ワインに関するハンパない見識、天才的なテイ ... 続きを読む

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