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2016-12-08

造り手紹介 Mlecnik / ムレチニック

造り手:Mlecnik / ムレチニック
人:Valter Mlecnik, Klemen Mlecnik / ヴァルテル ムレチニック、クレメン ムレチニック
産地(州):スロヴェニア共和国 ヴィパーヴァ渓谷
ワイン:ANA、REBULA、MERLOT、SAUVIGNONASSE、CHARDONNAY…等
所在地:Kmetija Mlečnik, Bukovica 31,5293 Volčja Draga, Slovenija <Map>
Web:http://www.mlecnik.eu/

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フリウリ ヴェネツィア ジューリア州からイタリアとの国境を越えて、車で10分程のヴィパーヴァ渓谷にワイナリーはある。
畑では、シャルドネ、レブラ(リボッラ ジャッラ)、ソーヴィニオナス(フリウラーノ)、マルヴァジーア イストリアーナ、ピネラ、メルローを栽培し、年間約12,000本のワインを生産している。

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この地域は、まわりを山に囲まれたすり鉢状の泥灰質土壌で標高は50~120m程度、細かな気候条件の違いが見られる。社会主義国家時代に政府に没収されたヴァルテルの祖父の私有地であったブドウ畑を含む土地を徐々に買い戻し、1989年にそれまで桶売りしていたワインの自家ボトリングを始めた。当初より除草剤や殺虫剤といった薬剤や化学肥料を使用せずにブドウを栽培していたが、ヨスコ グラヴナーに出会った1993年以降は彼のブドウ栽培・醸造哲学に共鳴し、それを実践している。2005年からは厳格なビオディナミの生産者ですら使用する「ボルドー液」も使わない、ブドウ栽培を開始。
ひと株ごとの収量の制限、野生酵母による醗酵、温度管理・空気調節や清澄作業を行わずに醸造し、二酸化硫黄の使用も瓶詰め時にごく少量のみと、彼らの祖先が残した伝統と自然への最大限の敬意を持って、よりブドウそのものの個性やテロワールを反映した自然なワイン造りを目指している。

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Chardonnay

彼らのシャルドネは、我々がこのブドウに持つイメージを大きく壊してくれる。マセレーションにより得られたタンニンとブドウの複雑味、シャルドネの個性以上にワインとしての旨みの強さに驚かされる。約2年間大樽にて熟成(年によっては使い古した小樽も使用。)。ノンフィルターでボトリング。

Merlot

新たに買い足した畑とレンタルしている畑で造り始めたメルロー。2003年からワインとして仕込める収量となったがこの年は醸造的に難しくリリース出来なかったため、2004年が初めてのヴィンテージとなった。フリウリのメルローに比べると、少し繊細で柔らかい印象だが、その奥行き、余韻は美しく素晴らしい仕上がりとなった。

Ana

シャルドネ、ソーヴィニオナス、マルヴァジーア、レブーラ、(年によってはピネラ)で造られる、ヴァルテルのお祖母ちゃんの名を冠したワイン。

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(新)造り手紹介 Mlecnik / ムレチニック

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【新入荷】2020年9月その1(Trinchero、Camillo Donati, Fonterenza, Valter Mlecnik)

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ヴィナイオータ かわら版 ~佐藤編 その参~

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【ほぼ毎】ヴァルテル ムレチニック、バルバカルロ (2016年11月)

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造り手からのオッティマーナ感想文 ムレチニック

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2024-03-19

【新入荷】オータのアツアツ新入荷&2024年3月その2(Laserra,Vodopivec,Mlecnik,Il Cavallino,Pacina,De Fermo,Cantina del Barone,Cantina de’ll Angelo,Il Cancelliere)

最近、人から言葉を求められることが多くなったオータです。度々触れていますが、わたくし、国語の成績が良かったためしがなく、とりわけ「作者は何が言いたかったのでしょうか」といった読解力を問う文章題が苦手で…。それなのに、学生時代から30年の時を経て、その超苦手だったはずの意味、理由、意図、想いなどを読み ... 続きを読む

2023-11-30

【新入荷】2023年11月その2(Possa, Camillo Donati, De Fermo, Mlecnik)

ご報告がギリギリになってしまいましたが、大人の本気の学芸会、ヴィナイオッティマーナやっちゃいます! 2011年、震災に心を痛めた造り手たちは、義捐ワイン(詳しくはこちらを!●https://vinaiota.com/blog/otablog/12236?fbclid=IwAR23s74xUfmZTQ ... 続きを読む

2023-07-19

【新入荷】2023年6月その2(La Visciola,L’Acino,Francesco Brezza,Nicolini,Gravner,Mlecnik,Cristiano Guttarolo)

ラツィオ州のラ ヴィーショラが買いブドウのチェサネーゼで造るワイン、ヴィチナーレ2018が終売、そして2017年の自社畑のチェサネーゼもクリュによっては残り数十本となったので、新ヴィンテージ、ヴィチナーレ2019、クリュものヴィニャーリ, ユ クアルト , ユ ラッターロ,モッツァッタは2018を ... 続きを読む

2023-05-25

(新)造り手紹介 Mlecnik / ムレチニック

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2023-05-25

ヴィナイオッティマーナ2022【造り手セミナー】ムレチニック

①セミナー動画 (質問コーナー|2:35~) ヴィナイオッティマーナ2022 P3 DAY2に行われたセミナーのまとめになります。今回来日したのは、スロヴェニア ヴィパーヴァ渓谷にあるヴォルチャ・ドラガにあるムレチニックより当主ヴァルテルの妻イネスと息子のクレメン。以前までスロヴェニアは社会主義 ... 続きを読む

2022-12-27

【新入荷】2022年12月その1(Mlecnik,Vodopivec,Trinchero,Casa Coste Piane,Borgatta)

スロヴェニアの巨人ヴァルテル ムレチニックのシャルドネ2014とメルロー2010が終売間近ということで、シャルドネは2013、メルローは2種類ある2011ヴィンテージをリリースします!ヴォドピーヴェッツとムレチニックはほぼ時を同じくして、それまでは“完熟の向こう側”を追求していたところから、完熟以 ... 続きを読む

2022-09-08

【新入荷】2022年8月その2(Radikon,Gravner,Pierpaolo Pecorari,Mlecnik,Cascina Roccalini)

8月新入荷第2弾ですが、ほぼオール フリウリ(スロヴェニア含む…)!な、ごっついラインナップです! まずはラディコン!Sシリーズ シヴィ、スラトニック、RSの2020年もの、オスラーヴィエ、ヤーコット、リボッラの2017ヴィンテージ、メルロー2006(再入荷)、ピニョーリの2009(再入 ... 続きを読む

2021-03-03

【新入荷】2021年3月その1 (La Biancara, Luigi Tecce, Mlecnik, Gravner, Cantina Giardino, Nicolini)

2月中に通関が切れてしまいそうなコンテナーがなんと6つもあり、資金繰り的に戦々恐々としているオータです。なにしろ各造り手へのオーダーは適当(常に多め…)ですし、各コンテナーの内容や出港のタイミングなどは、フォワーダーに完全に一任している(もちろん最終的なOKを出すのは僕なのですがR ... 続きを読む

2020-09-08

【新入荷】2020年9月その1(Trinchero、Camillo Donati, Fonterenza, Valter Mlecnik)

「おいしさ」の起源 その1

「おいしさ」というと、その質や範囲、範疇などが人により千差万別な、嗜好性のあるものだという認識が一般的だと思います。

食の好み(何をおいしいと感じるか)は、その瞬間の我々の体調や精神状態、そしてTPO、外的情報などにも影響を受けるものではありますが、その基礎は、生まれ育った場所の文化&社会的背景や家庭環境など、自ら選択する余地のない要素によって形成されるものなのかと。その国、その土地、その家庭独特の食文化や食習慣を端緒として、個々人が持つ好奇心や先入観のあるなし(謙虚さ?)などが触媒的役割を果たしながら、時間と経験を重ねてようやく輪郭を成すものなのだとオータは考えています。

(さらに…)

2020-07-07

【新入荷】2020年7月その1(Valter Mlecnik、Bartolo Mascarello、La Biancara、Fonterenza、La Collina)

ヴィナイオータが取引する造り手で、「~や~なんかで出費がかさんでもう大変…。だからワイン売らないと!近々アイテムごとの本数なんかも詳しく書いたオファーのメール送るから、ちょっと待っててね!」と言ってから、何か月も音沙汰のなくなるところが2軒あります。1軒は、ウンブリアのパオロ ベア、もう1軒はス ... 続きを読む

2019-10-08

ヴィナイオータ かわら版 ~佐藤編 その参~

佐藤の“飲んでもらいたい”ワイン紹介!! Merlot 2009 (Mlecnik) いつもお世話になっております。つくば本社の佐藤です。 ワインの紹介をさせていただきます! 3回目となるかわら版で私がみなさまにご紹介したいワインは、“スロヴェニアの心優しき巨人”ことムレチニックの「メルロー200 ... 続きを読む

2019-03-14

【新入荷】2019年3月 その2(L’Acino、Valter Mlecnik、Domaine des Miroirs)

詳細は何も決まっていませんが、6月に来日が予定されている、食べることと(ナチュラルワインを)飲むことと、オラが故郷カラーブリアが好き過ぎてワイン造りを始めてしまったディーノ率いるラーチノからは、マントニコで造る白マントニコスの2015年と、圧搾したマリオッコのモストで造るロゼワイン、アソール20 ... 続きを読む

2017-10-28

【新入荷】2017年10月 その5 (Valter Mlecnik、De Bartoli)

身長的にもワイン自体の風格的にもスロヴェニア最高峰と言っても過言ではない造り手、ヴァルテル ムレチニック(2m!)からようやくワインが届きました!!!なんとバックヴィンテージものも入ってきておりまして、内容はといいますと… (写真左から) アナ2010:ヴァルテル祖母の名を冠した、シャルドネ(7 ... 続きを読む

2017-08-31

スタッフ佐藤の造り手訪問記 その10 ムレチニック

ブレッサンを後にし、フリウリから車で30分ほど、スロヴェニアの巨人こと、ヴァルテル率いるムレチニックへ。 広大な自宅のすぐ前に畑はあります。 シャルドネの畑は草生栽培で、土に近い所にブドウがなるように、主にグイヨ仕立て。 リボッラジャッラにはアルベレッロも採用しています。 5haある白ブドウの ... 続きを読む

2016-10-28

【ほぼ毎】ヴァルテル ムレチニック、バルバカルロ (2016年11月)

入荷と同時に瞬殺してしまうような造り手と比べて、クオリティ、個性、テンションなど、あらゆる点において遜色があるわけではないのに、イマイチ注目され切っていない造り手がヴィナイオータにもいたりします。一旦世に放たれれば、地味どころかド派手なはずなのに、ヴィナイオータのラインナップという超個性派集団の中 ... 続きを読む

2015-10-28

【新入荷】2015年11月その1(Valter Mlecnik,Francesco Brezza)

ヴァルテル ムレチニックと息子のクレメン(2011年なので若い!、、というかヒゲがない!) 以前にも書いたと思うのですが、去年の春、ラ ビアンカーラのアンジョリーノがリーダーとして主催するサロン、ヴィッラ ファヴォリータで、とある僕のアイデアが採用されました。140生産者が参加するサロンで、1-2 ... 続きを読む

2015-04-10

造り手からのオッティマーナ感想文 ムレチニック

僕自身の忙しさもあり、ほったらかしだった造り手からのオッティマーナ感想文ですが、4造り手から届いていますので、訳に取り掛かりたいと思います!!いまだ5造り手からは感想文そのものも頂けていませんが、なんとか4/22からの僕のヨーロッパ出張までに全て終わらせたいと思います!! イベントとしてのオッティマ ... 続きを読む

2014-10-16

【新入荷】2014年10月その2&3(Borgatta,Vinicola Savese,Casa Coste Piane,Valter Mlecnik)

ボルガッタのエミリーオ(左)とビアンカーラのアンジョリーノ(右) 我が家&事務所は純木造建築なのですが、嵐の度に不具合が見つかります。窓枠の下や梁と壁の間から雨水が吹きこんだり、2011年の地震で若干ひびが入っていたのか、今回の台風では事務所の壁(半地下構造となっています)から浸水したり…。そんな ... 続きを読む

2013-11-13

【新入荷】2013年11月 (La Castellada、Bordino Cinzia、A Maccia、Nicolini、Folicello、Valter Mlecnik)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。 届いてすぐにラ カステッラーダのワインを全て試飲してみたのですが、どれも最高です!! 彼らのワイン自体が以前に比べると外向的になったこと、現地在庫の05(トータル5000本以上買いました!)を駆逐するために06の引き取りを1年遅らせたことの両方 ... 続きを読む

2012-10-19

【新入荷】2012年10月その2 (La Castellada、Il Colle、Valter Mlecnik) 

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。                     65時間後には機上の人なオータです! 10月2回目の入荷ですが、40フィートのコンテナーが同時に2本届くという、ヴィナイオータ的に前代未聞のことが起こっています! 前回の入荷の影響もあり、倉庫もパンパンだ ... 続きを読む

2012-02-02

【新入荷】2012年2月その1(Francesco Brezza、La Castellada、Valter Mlecnik、Pacina、Monastero di Vitorchiano、La Calabretta)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。 1月は入荷がありませんでしたが、2月は寒さを吹き飛ばせそうな強烈なワインが目白押しです!!!!!! 造り手からの期待感(悲壮感?)の込められたオファーに応える為、そして圧倒的なコストパフォーマンスを実現するために、ヴィナイオータ的企業努力をして ... 続きを読む

2010-09-15

【新入荷】2010年9月 (La Castellada、Radikon、ROGASKA、Valter Mlecnik、La Biancara、Daniele Piccinin、Il Colle)

日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。9月の新入荷商品のご案内をお送り致します。ご覧になっていただければ分かると思いますが、かなーり濃いラインナップとなっております。 ラ・カステッラーダ、ラディコン、ムレチニックが同時に入荷するだなんて…仕入れ担当は何やっているのでしょうか(僕なんで ... 続きを読む

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